『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬
本屋大賞受賞のあたりから、本屋さんで目立ってますね。
平積みになっているし、
タイトルと表紙が扇情的というか
気になりますよね〜。
帯も派手だし、出版社の「売るぜ!」という気合いを感じる笑
第二次大戦後期の独ソ戦の史実を舞台に、
寒村出身の少女狙撃兵の物語を描いた小説です。
主人公セラフィマはドイツ軍に村を殲滅され、
女性狙撃兵養成所に入り、赤軍に従軍します。
ウクライナのコサック出身の少女がいたり、
カザフ人で山岳地帯の猟師出身の少女がいたり。
ソ連の大国ゆえの「国民とは?」の出自を抱えている。
物語としては、平凡な村民だったセラフィマが
狙撃兵として80以上のスコア(殺した敵の数)を達成しつつ
その向こう側、言うなれば戦後、どう生きれば良いのだろう、と。
帰着するところに大義はないかな。
ひとりの人間のお話しですね。
その答えもまた、どうかな、と思いますが
独ソ戦のソ連側の風景は、読んでおくと良いと思います。
全体的にはバランスよく佳作なのではと思います。
本屋大賞的な読みやすい小説でした。
本屋大賞受賞のあたりから、本屋さんで目立ってますね。
平積みになっているし、
タイトルと表紙が扇情的というか
気になりますよね〜。
帯も派手だし、出版社の「売るぜ!」という気合いを感じる笑
第二次大戦後期の独ソ戦の史実を舞台に、
寒村出身の少女狙撃兵の物語を描いた小説です。
主人公セラフィマはドイツ軍に村を殲滅され、
女性狙撃兵養成所に入り、赤軍に従軍します。
ウクライナのコサック出身の少女がいたり、
カザフ人で山岳地帯の猟師出身の少女がいたり。
ソ連の大国ゆえの「国民とは?」の出自を抱えている。
物語としては、平凡な村民だったセラフィマが
狙撃兵として80以上のスコア(殺した敵の数)を達成しつつ
その向こう側、言うなれば戦後、どう生きれば良いのだろう、と。
帰着するところに大義はないかな。
ひとりの人間のお話しですね。
その答えもまた、どうかな、と思いますが
独ソ戦のソ連側の風景は、読んでおくと良いと思います。
全体的にはバランスよく佳作なのではと思います。
本屋大賞的な読みやすい小説でした。