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昨日記170504木 (壬生狂言)

2017年05月06日 14時31分36秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
最高/最低 26.1  14.6 晴後時々曇曇
この日は行楽日和だった。
毎年この時期は、お金が無くても世間の空気に流され、浮かれて出かける事が多い。
昨年は、奈良国立博物館に信貴山縁起絵巻を見に行ったし、少し前になるが下賀茂神社の流鏑馬を観に行ったこともあった。
今年は、以前から壬生狂言を観に行こうと決めていた。
壬生寺には、一度も行ったことがなく、行くルートも知らなかった。
数日前にネットで検索し、やっとルートを把握した。
その後、壬生狂言について調べたが、詳しいことは余り分からなかった。
壬生狂言の開演は1時なので、昼食は阪急四条大宮駅周辺でとることにした。

阪急四条大宮駅で下車すると、駅前にMacがあったので、そこで簡単に昼食を済ませた。
時間的には、開演ぎりぎりに入れそうだが、満員で入れないことを心配した。

駅から壬生寺まで、スマホ片手に最短コースをたどりながら速足で歩いた。
スマホが無ければ、多少道に迷ったかもしれない。
何とか入場でき、椅子席は満席で立見席となった。
想像以上の多くの人が入場していた。
場内は撮影禁止で、案内放送でも注意が行われていた。
1300年ごろから始まったというので、古い形態の芸能の形が残っていて、それが、能や狂言や歌舞伎にも影響したのではないかと、勝手に想像していたが、上演終了後に購入した簡単な解説書によると、近世に入り大衆娯楽の要素を取り入れ演目も増加したとあり、芸能のルーツの一つを見れると期待していた予想と違い多少がっかりした。
壬生狂言はパントマイムなので演技を見て誤解していたところや、意味不明の箇所がいくつかあったが、公演終了後に購入した解説を読んで、すべて氷解した。
それでも見ていて、様々なことに気付かされたことが多くあった。
演劇としては、歌舞伎とか能・狂言といった商業演劇まではいかないが、伝統芸能だけあって、予想以上に完成度が高いように思えた。
演目は、下記の通り。
炮烙 割り
紅 葉 狩
愛宕詣り 
賽の河原 
大 江 山

炮烙割りは、この時期TVのニュースでいつも目にする演目で、壬生狂言の序曲として毎回最初に上演されるが、炮烙割りの場面までの間に長いストーリーがある。
全ての演目で、衣装や面も立派で演技や驚かせるような演出も素晴らしかった。
立ち見席では端の方で非常に見にくかったが、演目が終わるたびに、椅子席の人が出ていくので、終わりの頃には舞台中央に近い席に座っていて、大満足だった。
ただ椅子席は冷えて尻が痛くなるので、簡単な座布団のようなものを持参するとよい。
雨天では、観客席の前の方は雨に濡れる。
TVのニュースでは、観客はカッパを被って見物していた。

すぐそばに、新選組関係の史跡や資料館があるが、時間が無くて見ることはできなかった。
この日は、終日壬生狂言を楽しむことが出来て、大満足の日であった。


壬生狂言 人舞う舞台に 蝶も舞い
観客と 戯れし蝶は 屋根に行き
デンガンに 蝶ヒラヒラと 甍舞台
壬生寺の 舞台の軒の 青もみじ


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