最高/最低 14.7 5.5 晴後薄曇
朝から昼過ぎに、たまった用事や買い物を必死で済ませた。
午後からあべのハルカスで開かれている、北斎展に行った。
ハルカスの美術館は初めてだと思う。
北斎展に行く前に、まず行く価値があるかどうか何度も悩んだ。
無論バベルの塔の時と同様、無条件に価値があるのは分っている。
しかしながら、出費の枠を外すと、買わねばならないものもいろいろあり、そうした欲望の枠が外れ、赤字になる可能性があるのだ。
赤字だけならまだしも、人並みの多少貧しい生活を望むとふたたび破産しかねないと思っている。
冷暖房を使っていないのも、使っていないのではなく使えないのだ。
風呂も一週間に一度しか行けないのだ。(その代わり、ジムのシャワーで体を石鹸では洗わないが、毎回温水シャワーで汗や垢を流している。)
銭湯に毎日行くと、一回440円で、月に1万数千円かかり、これだけで大赤字の要因になる。
先週終わった歯科治療は、多少お金がかかっても外せないが、治療開始以来平均すると月1万円近くの出費となっており大きな負担となった。
12月末に近い寒さが始まっている。
家ではくオーバーズボンやフランネルのワークシャツが破れ、そうした物の買い替えは不可欠だ。
それ以外、外用のトレーニングシャツやズボンや外履き用のランニングシューズが無いので、屋外でのランニングが出来ない。
いわゆるビジネスシューズのウォーキングタイプもボロボロで、はきつぶしている状態で靴底に穴こそ開いていないが外見はヨレヨレで、それこそ高級な場所で足元に注目されると場違いの人ではと疑いの目で見られるかもしれない。
こうしたことを総合して考え、いつまでも「委縮してもしようがないので、冷静に収支計算して、当面冬物や越年準備としてトータル3-5万円程度の出費を覚悟した。
今のところ、5万円以内の出費なら、蓄えの切り崩しでそれなりにしのげる。
そう考えれば、北斎展もその中に入れようと考えた。
だが、正倉院展は交通費も入れると3千円近くの出費となる。
又、行きたい有料の催し物がいくつもあったが、行かなかった。
是非行きたかった展覧会に、ブリューゲルのバベルの塔や正倉院展もあったが、先月から出費は絞り込んでいて、行くのはやめたし、原則京都や奈良への遠出は控えた。
当然のことながら、12月までは、どうしても必要な出費は出す事にし、その代わり年明けから緊縮生活をし、冬ごもりをして、財政健全化を果たすつもりだ。
こうした貧困と芸術を考える場合、そもそも貧しいものは芸術の世界に首を突っ込む(鑑賞含む)ことが間違いなのだろうかと、つい思ってしまう。(当然そんなことは無い)
さて、北斎展では、入場券購入で長い行列があって20分程並び、その後入場券持参のうえ入場整理券発券場所に行き1時間待ちの整理券を受け取った。
仕方ないので近くのファストフードに行き、ハンバーガーとコーヒーを飲んでから入場集合場所に戻ったら、すぐにはいれた。
館内は人で、一杯だった。
北斎の版画は、初期のものと、後の者で色がかなり違うことを初めて知った。
初版で青に藍を使ったものは青の色が薄く違った印象だった。
今まで北斎の作品はいろいろ見てきたので、驚くほど感動するということはなかった。
展覧会では、前回京都国立博覧会の国宝展で、百均で買った2度の眼鏡をかけて見て回ったが、単眼鏡を使うより視野が広く明るかったので、今回も度数が2度の眼鏡を常時かけたまま見たが、大正解だった。
版画や肉筆の詳細までよく見えた。
それにしても、北斎は亡くなる間際の90歳過ぎまで作品を作り続け、高い質を維持していたのは、やはり天才としか言いようがない。
作品を振り返り検討するには、カタログが必要だが、無論2千円以上するカタログは買えない。
北斎展に行けただけでも良しだろう。
7時前に美術館を出たが、入り口には大勢の人がいて、入場していた。
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朝から昼過ぎに、たまった用事や買い物を必死で済ませた。
午後からあべのハルカスで開かれている、北斎展に行った。
ハルカスの美術館は初めてだと思う。
北斎展に行く前に、まず行く価値があるかどうか何度も悩んだ。
無論バベルの塔の時と同様、無条件に価値があるのは分っている。
しかしながら、出費の枠を外すと、買わねばならないものもいろいろあり、そうした欲望の枠が外れ、赤字になる可能性があるのだ。
赤字だけならまだしも、人並みの多少貧しい生活を望むとふたたび破産しかねないと思っている。
冷暖房を使っていないのも、使っていないのではなく使えないのだ。
風呂も一週間に一度しか行けないのだ。(その代わり、ジムのシャワーで体を石鹸では洗わないが、毎回温水シャワーで汗や垢を流している。)
銭湯に毎日行くと、一回440円で、月に1万数千円かかり、これだけで大赤字の要因になる。
先週終わった歯科治療は、多少お金がかかっても外せないが、治療開始以来平均すると月1万円近くの出費となっており大きな負担となった。
12月末に近い寒さが始まっている。
家ではくオーバーズボンやフランネルのワークシャツが破れ、そうした物の買い替えは不可欠だ。
それ以外、外用のトレーニングシャツやズボンや外履き用のランニングシューズが無いので、屋外でのランニングが出来ない。
いわゆるビジネスシューズのウォーキングタイプもボロボロで、はきつぶしている状態で靴底に穴こそ開いていないが外見はヨレヨレで、それこそ高級な場所で足元に注目されると場違いの人ではと疑いの目で見られるかもしれない。
こうしたことを総合して考え、いつまでも「委縮してもしようがないので、冷静に収支計算して、当面冬物や越年準備としてトータル3-5万円程度の出費を覚悟した。
今のところ、5万円以内の出費なら、蓄えの切り崩しでそれなりにしのげる。
そう考えれば、北斎展もその中に入れようと考えた。
だが、正倉院展は交通費も入れると3千円近くの出費となる。
又、行きたい有料の催し物がいくつもあったが、行かなかった。
是非行きたかった展覧会に、ブリューゲルのバベルの塔や正倉院展もあったが、先月から出費は絞り込んでいて、行くのはやめたし、原則京都や奈良への遠出は控えた。
当然のことながら、12月までは、どうしても必要な出費は出す事にし、その代わり年明けから緊縮生活をし、冬ごもりをして、財政健全化を果たすつもりだ。
こうした貧困と芸術を考える場合、そもそも貧しいものは芸術の世界に首を突っ込む(鑑賞含む)ことが間違いなのだろうかと、つい思ってしまう。(当然そんなことは無い)
さて、北斎展では、入場券購入で長い行列があって20分程並び、その後入場券持参のうえ入場整理券発券場所に行き1時間待ちの整理券を受け取った。
仕方ないので近くのファストフードに行き、ハンバーガーとコーヒーを飲んでから入場集合場所に戻ったら、すぐにはいれた。
館内は人で、一杯だった。
北斎の版画は、初期のものと、後の者で色がかなり違うことを初めて知った。
初版で青に藍を使ったものは青の色が薄く違った印象だった。
今まで北斎の作品はいろいろ見てきたので、驚くほど感動するということはなかった。
展覧会では、前回京都国立博覧会の国宝展で、百均で買った2度の眼鏡をかけて見て回ったが、単眼鏡を使うより視野が広く明るかったので、今回も度数が2度の眼鏡を常時かけたまま見たが、大正解だった。
版画や肉筆の詳細までよく見えた。
それにしても、北斎は亡くなる間際の90歳過ぎまで作品を作り続け、高い質を維持していたのは、やはり天才としか言いようがない。
作品を振り返り検討するには、カタログが必要だが、無論2千円以上するカタログは買えない。
北斎展に行けただけでも良しだろう。
7時前に美術館を出たが、入り口には大勢の人がいて、入場していた。
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