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昨日は、午後から堺筋本町近くにある不二画廊に出かけた。
途中、地下鉄の乗り換えのついでに、ギャラリー編みにもよったが、イラストらしい小さい絵が多数並んでいて、興味がなかったし、時間的に余裕がないので、素通りして地下鉄に乗り不二画廊に行った。
不二画廊は、3月に終了し法隆寺の画廊に移転するときいていた。
DMにもファイナルエキシビジョンと記載されていた。
オーナーの話しでは、現在不二画廊と法隆寺の画廊とを同時に営業していて、それを法隆寺に絞るという事らしい。
オーナーとはよく話をするが、たまにしか不二画廊に行ってなかったので、なんとなく敷居が高かった。
展覧会は、今まで不二画廊で展覧会をやった人達のグループ展の後半だった。
全ての作品が、高い質を保っていて、不二画廊がいい作家達に愛されていたことがうかがえた。
ひとしきり、オーナーや出展作家と雑談してから、京阪電車難波橋駅にある「アートエリアBI」に行った。
始めていくギャラリーで場所が分からず、駅員の人に教えてもらった。
堺筋が通通る中の島のなにわ橋(ライオン橋)の西の地下にある、京阪難波橋駅改札口から更に西に行くと大きな広場が現れた。
そこが「アートエリアBI」(http://artarea-b1.jp/about/)だった。
広場から東の方を見ると大きな空間に作品が設置されていた。
鉄道芸術祭6 ストラクチャーの冒険(http://artarea-b1.jp/pdf/tetsugei6_A3_flyer.pdf)と題し、榎忠氏のインスタレーション、五十嵐大介氏の漫画の原画をもとにしたインスタレーション、インンビジブル・デザインズ・ラボのピアノと玉転がし装置による音によるインスタレーションを展示していた。
構造=ストラクチャーをキーワードにした展示会だが、そのコンセプトとのマッチングがうまくいっているかという問題は、別にしてそれぞれの作品は、かなり見ごたえがあった。
https://www.youtube.com/watch?v=ygri89NeuVc
作品を、ゆっくり鑑賞した後、「アートエリアBI」を後にして、西天満のOギャラリーに行った。
フジイ フランソワ展(http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/)が開かれていたが、髑髏をモチーフにした作品は日本画で、独特の霊魂観 九十九(功徳)の対象としての髑髏と土に還る自然といったキーワードをちりばめたコンセプチャルで戯画的日本画に仕上げ、その独特の世界に浸ることができ面白かった。
Oギャラリーを後にして、再び「アートエリアBI」に行った。
19時から「アートエリアBI」でラボカフェのセミナー「『見えない世界』を通じて考えるメディアの構造」が開かれていたのだ。
ゲストは、ヴァージル・ホーキンス(大阪大学大学院国際公共政策研究科 准教授)
話の内容は、報道の偏りに関連した話がテーマだった。
冒頭で冷戦終結後、多くの死者を出したのはアフリカのコンゴ民主主義共和国の紛争であるが、記事の分量からすると、フランスやヨーロッパのテロ事件が、数人からせいぜい百人レベルの死者であるのに対し、コンゴの紛争では数十万人が犠牲になっていて、これらはパレスチナ紛争や中東のテロよりはるかに大きい犠牲者数だが、日本で報道される記事の分量からすると非常に少ない。
そもそも、国際記事そのものが1-2割程度という。
これは全世界同じ傾向であるという。
地球上で、日々様々なことが起きているが、報道されていないことが山ほどあるらしい。
しかしネットでは、様々な情報が発信されているが、報道されていないのが現実である。
といったような話があり、興味深く話を聞いた。
そんな話を聞きながら私なりに考えたことがあった。
こうした話の中には、ニュース素材(事件、事故・・例火事・殺人・戦争・政治経済)の断片と報道との関係には、情報の整理(捉え方=指向性<例保守的かリベラルかとかどちらの陣営に近い意見か>、編集といった問題が含まれる。
単に、ネットで事故の場面をアップしても、それもニュースではあるが、その背景に大きな問題が隠されていることを取材により表に出す<例 バス事故の背景に過重労働の問題がある。>のが報道であり、(ニュースも報道も同じであるが、ここではあえて報道機関から出されるニュースを報道とする)そのために報道するには、ニュース素材を整理、分析、評論することが必要であり、そのためには、組織的に動く必要があり、結果的に報道機関としての組織体が必要になると思っている。
同時にニュース素材の取捨選択段階から整理編集段階で、好むと好まざるとに係わらず、個人や報道機関としての組織の指向性(様々な傾向、保守・リベラル、政治中心・娯楽中心、・・・・・)が加わることは言うまでもないし、そうした指向性を強く打ち出す報道機関(政府寄り、リベラル、スポーツ紙・・・)も多い。
こんなことを考えながら「アートエリアBI」のラボカフェを後にし、地下鉄淀屋橋駅に着いたのは、9時過ぎだった。
ラボカフェでは、無料で様々なイベントをやっている。
「アートエリアBI」イベントスケジュールhttp://artarea-b1.jp/schedule/
昨日は、午後から堺筋本町近くにある不二画廊に出かけた。
途中、地下鉄の乗り換えのついでに、ギャラリー編みにもよったが、イラストらしい小さい絵が多数並んでいて、興味がなかったし、時間的に余裕がないので、素通りして地下鉄に乗り不二画廊に行った。
不二画廊は、3月に終了し法隆寺の画廊に移転するときいていた。
DMにもファイナルエキシビジョンと記載されていた。
オーナーの話しでは、現在不二画廊と法隆寺の画廊とを同時に営業していて、それを法隆寺に絞るという事らしい。
オーナーとはよく話をするが、たまにしか不二画廊に行ってなかったので、なんとなく敷居が高かった。
展覧会は、今まで不二画廊で展覧会をやった人達のグループ展の後半だった。
全ての作品が、高い質を保っていて、不二画廊がいい作家達に愛されていたことがうかがえた。
ひとしきり、オーナーや出展作家と雑談してから、京阪電車難波橋駅にある「アートエリアBI」に行った。
始めていくギャラリーで場所が分からず、駅員の人に教えてもらった。
堺筋が通通る中の島のなにわ橋(ライオン橋)の西の地下にある、京阪難波橋駅改札口から更に西に行くと大きな広場が現れた。
そこが「アートエリアBI」(http://artarea-b1.jp/about/)だった。
広場から東の方を見ると大きな空間に作品が設置されていた。
鉄道芸術祭6 ストラクチャーの冒険(http://artarea-b1.jp/pdf/tetsugei6_A3_flyer.pdf)と題し、榎忠氏のインスタレーション、五十嵐大介氏の漫画の原画をもとにしたインスタレーション、インンビジブル・デザインズ・ラボのピアノと玉転がし装置による音によるインスタレーションを展示していた。
構造=ストラクチャーをキーワードにした展示会だが、そのコンセプトとのマッチングがうまくいっているかという問題は、別にしてそれぞれの作品は、かなり見ごたえがあった。
https://www.youtube.com/watch?v=ygri89NeuVc
作品を、ゆっくり鑑賞した後、「アートエリアBI」を後にして、西天満のOギャラリーに行った。
フジイ フランソワ展(http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/)が開かれていたが、髑髏をモチーフにした作品は日本画で、独特の霊魂観 九十九(功徳)の対象としての髑髏と土に還る自然といったキーワードをちりばめたコンセプチャルで戯画的日本画に仕上げ、その独特の世界に浸ることができ面白かった。
Oギャラリーを後にして、再び「アートエリアBI」に行った。
19時から「アートエリアBI」でラボカフェのセミナー「『見えない世界』を通じて考えるメディアの構造」が開かれていたのだ。
ゲストは、ヴァージル・ホーキンス(大阪大学大学院国際公共政策研究科 准教授)
話の内容は、報道の偏りに関連した話がテーマだった。
冒頭で冷戦終結後、多くの死者を出したのはアフリカのコンゴ民主主義共和国の紛争であるが、記事の分量からすると、フランスやヨーロッパのテロ事件が、数人からせいぜい百人レベルの死者であるのに対し、コンゴの紛争では数十万人が犠牲になっていて、これらはパレスチナ紛争や中東のテロよりはるかに大きい犠牲者数だが、日本で報道される記事の分量からすると非常に少ない。
そもそも、国際記事そのものが1-2割程度という。
これは全世界同じ傾向であるという。
地球上で、日々様々なことが起きているが、報道されていないことが山ほどあるらしい。
しかしネットでは、様々な情報が発信されているが、報道されていないのが現実である。
といったような話があり、興味深く話を聞いた。
そんな話を聞きながら私なりに考えたことがあった。
こうした話の中には、ニュース素材(事件、事故・・例火事・殺人・戦争・政治経済)の断片と報道との関係には、情報の整理(捉え方=指向性<例保守的かリベラルかとかどちらの陣営に近い意見か>、編集といった問題が含まれる。
単に、ネットで事故の場面をアップしても、それもニュースではあるが、その背景に大きな問題が隠されていることを取材により表に出す<例 バス事故の背景に過重労働の問題がある。>のが報道であり、(ニュースも報道も同じであるが、ここではあえて報道機関から出されるニュースを報道とする)そのために報道するには、ニュース素材を整理、分析、評論することが必要であり、そのためには、組織的に動く必要があり、結果的に報道機関としての組織体が必要になると思っている。
同時にニュース素材の取捨選択段階から整理編集段階で、好むと好まざるとに係わらず、個人や報道機関としての組織の指向性(様々な傾向、保守・リベラル、政治中心・娯楽中心、・・・・・)が加わることは言うまでもないし、そうした指向性を強く打ち出す報道機関(政府寄り、リベラル、スポーツ紙・・・)も多い。
こんなことを考えながら「アートエリアBI」のラボカフェを後にし、地下鉄淀屋橋駅に着いたのは、9時過ぎだった。
ラボカフェでは、無料で様々なイベントをやっている。
「アートエリアBI」イベントスケジュールhttp://artarea-b1.jp/schedule/