病院を辞めましたが、まだ、スタッフからメールをもらったり、会って話をする機会があったりで、病棟の情報が入ってきます。
今日は、私が辞めるときに一番気になっていた患者さんがお亡くなりになりになったそうです。
メールをもらった時に、そのメールを何度も何度も読み返し…。
やっぱり、涙が止まりませんでした。
その患者さんの旦那さんとはいろいろとお話をさせてもらう機会が、緩和ケア病棟に来られる前からありました。
最後までお手伝いをさせていただきたいと思っていましたが、私の方が時間切れでした。
今回、辞めるにあたって、病棟の患者さんやご家族には辞めることを伝えずに辞めてしまいました。
本当はご挨拶をさせていただくのがよかったのにと思いつつ、「あれ?そういえば姿をみないね」という感じでいいわと思い、ご挨拶をせずに辞めてきてしまいました。
けれど、この患者さんの旦那さんだけはとても気がかりだったので、ご挨拶をしながらも、たくさん、お話をさせていただいた経緯があります。
今日、患者さんは旅立たれました。
スタッフからのメールの内容によると、医師も病棟に泊まり込み、お手伝いをしたようだったので、きっと、(予測はしてましたが)とてもディープなお付き合いをさせていただいたのではないかと推測しています。
旦那さんから、「ポンさんに最後までいてもらいたかった」というメッセージをいただいて、とめどなく涙がでました。
ああ、ちゃんとお手伝いをしたかった。
そばにいさせていただきたかった。
仕方のないことがたくさん溢れているのですが、それでも自分を責めずにはいられない気持ちになってしまいました。
ごめんなさいという言葉はそぐわないような気もしていますが、何ともいえない気持ちが体に充満して、溢れだしています。
今日は、この患者さんと、その旦那さんとの出会いに必死に感謝しながら、患者さんとご家族に「本当にお疲れ様でした」という気持ちを込めて、一日を終わろうと思います。
本当にありがとうございました。
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