SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

怖い病気とシンパイショーと開き直り

2015-04-11 15:04:44 | 食餌・健康
もう既に読まれた方も多いかと思いますが、先日のdog actuallyの清水さんの記事。アラバマロット

怖い話だけど、落ち着いて読んでくださいね。


「おかーさん、落ち着けって自分に対して言ってるんだよ。シンパイショーだから。」

80年代にアメリカのアラバマ州で最初に症例が出て、2012年イギリスでも初めて感染が確認された謎の病気です。
最初は皮膚の病変から始まり、1日から9日で腎臓の毛細血管が破壊されて、あっと言う間に腎不全で命を落とすという病気ですが、現在のところ原因も治療法も見つかっていません。

dog actuallyのFacebookで、同じくライターの史嶋さんが補足のコメントをつけていらしたので、それも紹介しておきますね。

(以下引用)
学会誌によると「溶血性尿毒症症候群」hemolytic-uremic syndrome、HUSに似ているそうです。つまりO-157のような菌に犬も感染するようになった可能性があります。
HUSの典型例は腸管出血性大腸菌(O-157など)中毒で、原因菌の出すベロ毒素が腎臓の毛細血管内皮細胞を破壊してそこを通過する赤血球も破壊することで溶血がおき、並行して急性腎不全となり、尿毒症を発症します。

ただ、これもあくまでも推測で確かなことはまだわかりません。バクテリアかもしれないし寄生虫かもしれない。

最初に「落ち着け」とか書いときながら、こういうのを読むと心配性の私はニコニヤの皮膚チェックをせずにはいてもたっても居られないんですねえ。
「そう言えば昨日は妙にニコの背中にフケが目立ってたけど、あれはまさか皮膚の病変の兆候じゃ!」とか
ニヤのおなかを観察したら妙に黒ずんでいるところがあったので「えーっ!」と思ったり。


「ほらね。ニコの言った通りでしょ。」


でも病変とだけ言われてもよくわからんので「あ、そうか画像検索すればいいんだ。」と探してみたらありました。
アラバマロットで現れる皮膚の病変の症例写真です。
興味のある方はクリックしてご覧ください。→こちら
※赤くて可哀想だけど、目を背けたくなるような辛い写真ではありません。

ニコのフケは先週と今週で異常に気温差があって、急な寒の戻りがあったせいだと思うし
ニヤの黒ずみにいたっては、庭の泥が付いて固まってただけでしたあはは......。


「も~そそっかしくてシンパイショーのおかーさんのせいで、お腹拭かれて迷惑だったわよ。」

迷惑どころか綺麗になったんだから良かったじゃないさ。


うちはそもそも最初に発症した国在住で、知識は持っておくべきだと思うんですが
日本ではまだ症例は確認されていないし、どうか怖がりすぎないでくださいね。

死亡率は高いけれど、発症しても回復した犬もいるということなので、やっぱり免疫力をつけておくことが一番の予防ですね。
人間の間でO-157が流行した時にも、症状の程度の決め手は腸内環境の違いだったと言いますし
日頃から腸内環境を良好に保つように気をつけておくことは大切ですね。
余計なストレスを溜め込まないように毎日充分な運動をして、質の良い食餌を摂る。


「いっぱい遊んで、おいしいごはんを食べるってことだ~♪」

そんな単純なことでもないんだけど。いや、結局そういうことかな。どうだろう。

ま、ニコニヤの保護者として、私が出来ることをしっかりやるだけと、腹を括っております。
もちろん何か変わったことがないかのチェックは今まで通りこまめにするつもりですが
アラバマロットに限らず、いつどんな怪我や病気に見舞われるかはわからない。
それを気にしすぎてビクビク暮らすのももったいないですしね。


「シンパイショーがストレスになっちゃ困るしね。」

ニコもニヤも、とりあえず今日は元気に笑っていて、私はそれが出来る限り続くように頑張る。それだけです。



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コメント (5)
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