昨日からの続きです。
追記
続きなんて言っといて、前日はペットフードと書き、ここではドッグフードと書くといういい加減さを発見したので
前日のタイトルを変更してドッグフードに統一しました。お恥ずかしい
昨日はドッグフードに使われている肉類の定義について書いたのですが
なんで今更そんなことを書いたかというと、フードのことを書いているいくつかのサイトなどで
あまりにもたくさん間違いが目について「これも繰り返し伝えた方がいいことの一つかしら?」と思ったから。
「ああ、おかーさんシツコイから。」
ミールや副産物について「羽やトサカ、排泄物やひづめまで入っているので危険です」なんて堂々と書いてあるところがたくさんある。
鶏の羽はフェザーミールという乾燥した粉末に加工されて、農作物の肥料として使われます。
トサカはミールまたは副産物として含まれているかもしれないけれど、トサカだけ集めて加工して犬オヤツとして売っていますよね。
別にフードに含まれていてもなんの支障もない食材です。
排泄物は「胃腸の内容物」として含まれると公式に書かれているので、多分含まれてる(笑)
でも、それだけを取り出して原料にしてるわけじゃないからねえ。
自然界の肉食獣にとっては胃腸の内容物ってごちそうなんですよね。すでに消化されているから、自分の胃にも優しいし。
角やひづめについては公式に「含まれていない」と定義されています。
そりゃ確かにね、大手企業や協会がそういう風に決めてるからと言って、頭から100%まるまる信じられるとはさすがに私も思わない。
でも公式な定義を無視して、主観中心で情報の発信しちゃいかんよね。いくら個人のサイトでもね。
「おかーさんが書いてるのも個人ブログだけどねえ。」
アメリカのけっこう有名なドッグフード情報のサイトでも、穀物が入っているとそれだけで評価をダーッと下げるところもあるんですが
犬は人間とともに暮らす過程で穀物などのデンプンも消化できるように進化してきていますからね。
アメリカの科学雑誌NATUREなどにもきちんと論文で発表されています。
かいつまんでdog actuallyでも紹介されています。
「デンプン消化能力に見られる犬とオオカミの違い」
「狩猟から農耕へ~人と共に進化させてきた、犬のでんぷん消化能力」
肉類よりも圧倒的に穀類の方が多いなんてフードは犬の体にはやっぱり不自然だけど
穀物が入っていたら機械的に「ダメなフード」なんて決めつけはナンセンスですね。
「ニコは穀類が少ないとどんどん体重が減っちゃうぞ。」
合成の酸化防止剤(BHT BHA エトキシキンなど)についても「発がん性のある恐ろしい薬品」とか「枯れ葉剤の成分のひとつ」とか
ちょっと煽りすぎじゃない?って言いたくなるような書き方か、または反対に
「ちゃんと認可されたものが規定の量だけ使われてるんだから全く心配なし」というような
ちょっとノーテンキ過ぎやしないか?と言いたくなるようなサイトもある。
フードって毎日食べるものだから、たとえ規定の量だけしか合成保存料を使っていなくても体に蓄積していくことを考えると
自分の犬にはそういうものが含まれるフードは与えたくない。
でもね、自分も昔ニコのドライフードを選ぶのに色々検索していたら、似たようなサイトに辿りついて
その度に「いや〜!怖いわー」なんて言っては、自分の頭ではほとんど考えずにブログに書いたりしていました。
「おかーさんも落ち着いてなかったのね!」
考えないでヒステリックに反応している間は、自分の中に何も残らないんですよね。
ネットに書かれている情報なんて玉石混交。どれが玉でどれが石ころか判断するためにも自分で考えることは必要です。
ショッキングな情報ほど取り扱いは慎重に、まずは落ち着いてじっくり読んで、しっかり理解する。
フードのことに限らず、ネットの情報って何でもそうですよね。
騙されないよう、また反対にデマを流さないよう、頭を冷静に保っておきたいものです。
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追記
続きなんて言っといて、前日はペットフードと書き、ここではドッグフードと書くといういい加減さを発見したので
前日のタイトルを変更してドッグフードに統一しました。お恥ずかしい
昨日はドッグフードに使われている肉類の定義について書いたのですが
なんで今更そんなことを書いたかというと、フードのことを書いているいくつかのサイトなどで
あまりにもたくさん間違いが目について「これも繰り返し伝えた方がいいことの一つかしら?」と思ったから。
「ああ、おかーさんシツコイから。」
ミールや副産物について「羽やトサカ、排泄物やひづめまで入っているので危険です」なんて堂々と書いてあるところがたくさんある。
鶏の羽はフェザーミールという乾燥した粉末に加工されて、農作物の肥料として使われます。
トサカはミールまたは副産物として含まれているかもしれないけれど、トサカだけ集めて加工して犬オヤツとして売っていますよね。
別にフードに含まれていてもなんの支障もない食材です。
排泄物は「胃腸の内容物」として含まれると公式に書かれているので、多分含まれてる(笑)
でも、それだけを取り出して原料にしてるわけじゃないからねえ。
自然界の肉食獣にとっては胃腸の内容物ってごちそうなんですよね。すでに消化されているから、自分の胃にも優しいし。
角やひづめについては公式に「含まれていない」と定義されています。
そりゃ確かにね、大手企業や協会がそういう風に決めてるからと言って、頭から100%まるまる信じられるとはさすがに私も思わない。
でも公式な定義を無視して、主観中心で情報の発信しちゃいかんよね。いくら個人のサイトでもね。
「おかーさんが書いてるのも個人ブログだけどねえ。」
アメリカのけっこう有名なドッグフード情報のサイトでも、穀物が入っているとそれだけで評価をダーッと下げるところもあるんですが
犬は人間とともに暮らす過程で穀物などのデンプンも消化できるように進化してきていますからね。
アメリカの科学雑誌NATUREなどにもきちんと論文で発表されています。
かいつまんでdog actuallyでも紹介されています。
「デンプン消化能力に見られる犬とオオカミの違い」
「狩猟から農耕へ~人と共に進化させてきた、犬のでんぷん消化能力」
肉類よりも圧倒的に穀類の方が多いなんてフードは犬の体にはやっぱり不自然だけど
穀物が入っていたら機械的に「ダメなフード」なんて決めつけはナンセンスですね。
「ニコは穀類が少ないとどんどん体重が減っちゃうぞ。」
合成の酸化防止剤(BHT BHA エトキシキンなど)についても「発がん性のある恐ろしい薬品」とか「枯れ葉剤の成分のひとつ」とか
ちょっと煽りすぎじゃない?って言いたくなるような書き方か、または反対に
「ちゃんと認可されたものが規定の量だけ使われてるんだから全く心配なし」というような
ちょっとノーテンキ過ぎやしないか?と言いたくなるようなサイトもある。
フードって毎日食べるものだから、たとえ規定の量だけしか合成保存料を使っていなくても体に蓄積していくことを考えると
自分の犬にはそういうものが含まれるフードは与えたくない。
でもね、自分も昔ニコのドライフードを選ぶのに色々検索していたら、似たようなサイトに辿りついて
その度に「いや〜!怖いわー」なんて言っては、自分の頭ではほとんど考えずにブログに書いたりしていました。
「おかーさんも落ち着いてなかったのね!」
考えないでヒステリックに反応している間は、自分の中に何も残らないんですよね。
ネットに書かれている情報なんて玉石混交。どれが玉でどれが石ころか判断するためにも自分で考えることは必要です。
ショッキングな情報ほど取り扱いは慎重に、まずは落ち着いてじっくり読んで、しっかり理解する。
フードのことに限らず、ネットの情報って何でもそうですよね。
騙されないよう、また反対にデマを流さないよう、頭を冷静に保っておきたいものです。
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