自分の記憶する限り、自分が小学生時代にテレビに出演した記憶は2度あります。
1度目はあいまいな記憶ですが、多分1975(昭和50)年、小学4年生の頃
中央自動車道が瑞浪から中津川まで開通し、同年秋には恵那山トンネルが開通して「高速道路(正式には違うよね)で岐阜県から長野県まで行けてしまう」ようになった頃です。
その1年前には化石博物館が開館していて、よくテレビ局が取材をしに来ていました。
博物館の建物のすぐ南側には、例の小説「化石山」の舞台の一つ、建設関係の人や中国人俘虜の方々が秘密で掘り進めていた洞窟の跡地の一本があり、その壁面には多くの化石が見られることから、
「化石のトンネル」として公開されていました。化石博物館開館から数か月後のことだったと記憶しています。
私はいつも一緒に遊ぶ仲間3人で、その日はなぜかその博物館近くで遊んでいました。いつもの遊び場所とは離れているし、まだ明世小学校はあそこにはなかったし、理由は覚えていません。
突然知らないおじさん(2,3人いたか?)から声をかけられました。
「NHKです。ニュースの映像を撮っているのだけど、僕たち、協力してくれないかな?」
今だったら間違いなく「不審者で通報」レベルです。しかし訳も分からないまま、「なんか面白そうなことかな?」と、のこのこついていきました。
案内されたのは、その「化石のトンネル」です。
「洞窟の中を探検して歩くようにしてください。『ここ』と私が言ったところで、壁の化石を指さすしぐさなどしてくださいね。」
という指示でした。言われた通り、一発アドリブ芝居で、私たち3人は、実際には何度も入ったことのあるトンネルを、初心者のごとく指さしながら進んでいきました。
15分ほどの撮影を終えた後、担当さんは、「この映像は、NHK子どもニュースで流します。楽しみに待っていてくださいね。」と言って帰って行かれました。
肖像権もプライバシーも、契約書も何もないおおらかな時代でしたね。
当然浮かれていた私たちはあちこちに言いふらし、毎日夕方6時の「こどもニュース」を食い入るように見ていました。しかし、なかなかその映像、ニュースは流れません。
問い合わせ方も分かりません。何しろ、自宅含め、近所にようやく電話が開通したぐらいの時代ですから。気長に待ちました。
でもそのうち飽きて、見るのを忘れる日も多くなってきました。1か月以上たったころだったでしょうか、
「見たよ、テレビで」とクラスメイト。見逃したのです。
ビデオなどまだ全く普及していなかったこの時代、愕然としました。「もう二度と見られないのだ」と。でも、「近いうちに再放送があるみたいだよ」とも教えてくれました。
果たして数日後(だったかな?)無事テレビでその映像を見ることができました。
ニュースのアナウンスに載せ、自分たちの後ろ姿や、指差しが映りましたが、顔はほとんど映っていなかったと記憶しています。
その時間、1分程度。考えてみれば、ニュースのメインは化石なのですから。「こんなものか」というのが正直な感想でした。
特に誰かからうらやましがられることもなかったですし。それは一緒に写った他の友人たちも同じだったようで、まあよく「ちびまる子ちゃん」に出てきそうなエピソードでした。
2度目の出演が、表題の「どんぐり音楽会」です。
もちろんこちらは自分が希望して出演した番組です。
1978(昭和53)年2月1日収録 同2月19日(日) CBCテレビ「どんぐり音楽会」(朝9:00~9:30)放映
いろんなことを鮮明に覚えております…と言いたいところですが、歳のせいでしょうか、あれこれ忘れ始めています。
極めて私的なことではありますが、この場を借りて、覚えていることを記していきたいと思っています。自分のために。
1度目はあいまいな記憶ですが、多分1975(昭和50)年、小学4年生の頃
中央自動車道が瑞浪から中津川まで開通し、同年秋には恵那山トンネルが開通して「高速道路(正式には違うよね)で岐阜県から長野県まで行けてしまう」ようになった頃です。
その1年前には化石博物館が開館していて、よくテレビ局が取材をしに来ていました。
博物館の建物のすぐ南側には、例の小説「化石山」の舞台の一つ、建設関係の人や中国人俘虜の方々が秘密で掘り進めていた洞窟の跡地の一本があり、その壁面には多くの化石が見られることから、
「化石のトンネル」として公開されていました。化石博物館開館から数か月後のことだったと記憶しています。
私はいつも一緒に遊ぶ仲間3人で、その日はなぜかその博物館近くで遊んでいました。いつもの遊び場所とは離れているし、まだ明世小学校はあそこにはなかったし、理由は覚えていません。
突然知らないおじさん(2,3人いたか?)から声をかけられました。
「NHKです。ニュースの映像を撮っているのだけど、僕たち、協力してくれないかな?」
今だったら間違いなく「不審者で通報」レベルです。しかし訳も分からないまま、「なんか面白そうなことかな?」と、のこのこついていきました。
案内されたのは、その「化石のトンネル」です。
「洞窟の中を探検して歩くようにしてください。『ここ』と私が言ったところで、壁の化石を指さすしぐさなどしてくださいね。」
という指示でした。言われた通り、一発アドリブ芝居で、私たち3人は、実際には何度も入ったことのあるトンネルを、初心者のごとく指さしながら進んでいきました。
15分ほどの撮影を終えた後、担当さんは、「この映像は、NHK子どもニュースで流します。楽しみに待っていてくださいね。」と言って帰って行かれました。
肖像権もプライバシーも、契約書も何もないおおらかな時代でしたね。
当然浮かれていた私たちはあちこちに言いふらし、毎日夕方6時の「こどもニュース」を食い入るように見ていました。しかし、なかなかその映像、ニュースは流れません。
問い合わせ方も分かりません。何しろ、自宅含め、近所にようやく電話が開通したぐらいの時代ですから。気長に待ちました。
でもそのうち飽きて、見るのを忘れる日も多くなってきました。1か月以上たったころだったでしょうか、
「見たよ、テレビで」とクラスメイト。見逃したのです。
ビデオなどまだ全く普及していなかったこの時代、愕然としました。「もう二度と見られないのだ」と。でも、「近いうちに再放送があるみたいだよ」とも教えてくれました。
果たして数日後(だったかな?)無事テレビでその映像を見ることができました。
ニュースのアナウンスに載せ、自分たちの後ろ姿や、指差しが映りましたが、顔はほとんど映っていなかったと記憶しています。
その時間、1分程度。考えてみれば、ニュースのメインは化石なのですから。「こんなものか」というのが正直な感想でした。
特に誰かからうらやましがられることもなかったですし。それは一緒に写った他の友人たちも同じだったようで、まあよく「ちびまる子ちゃん」に出てきそうなエピソードでした。
2度目の出演が、表題の「どんぐり音楽会」です。
もちろんこちらは自分が希望して出演した番組です。
1978(昭和53)年2月1日収録 同2月19日(日) CBCテレビ「どんぐり音楽会」(朝9:00~9:30)放映
いろんなことを鮮明に覚えております…と言いたいところですが、歳のせいでしょうか、あれこれ忘れ始めています。
極めて私的なことではありますが、この場を借りて、覚えていることを記していきたいと思っています。自分のために。
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