昨日は、ルイ君(4年生)のレッスンでした。
昨日、ルイ君は玄関に入って靴を脱ぐなり、その場で寝転んでしまいました。
こんな事は初めてです。
「あれあれ? どうしたのかな?」と言うと、
「すみません、車の中で寝ちゃったみたいで
今、無理矢理起こしたのですが、まだ眠いみたいです。」
と、お母様が答えてくださいました。
ルイ君のお家は、車で30分程の所に有ります。
昨日は暖かかったので、ドライブの途中で、つい眠ってしまったのでしょう。
「ルイ君、さあピアノのレッスンをするよ~
」と、誘ってみたのですが、
ルイ君は「無理です。」と言うばかりで、寝転んだままです。
そこで私は
「ルイ君は、今度、何年生になるのかなぁ?」と聞いてみました。
すると、ルイ君は、「5年生。」と答えてくれました。
「5年生かぁ 凄いね~
5年生は、大きなお兄さんだね。」と言うと
「はい。」と頷いてくれました。
そこで私は
「もうすぐ5年生になる人は誰ですか~?」と大きな声で聞いてみました。
するとルイ君は、スクッと立ち上がって手を挙げて
「はい 僕です
」と大きな声で答えました。
それからは、普段通り、楽しくて穏やかなレッスンが出来ました
この年頃の子どもは、学年が上がることが嬉しくてしょうがないのです。
ですので、そのあたりの自尊心を満たしてあげると、大抵の場合は上手くいきます。
ルイ君も、“もうすぐ5年生だから、しっかりしなくっちゃ”と思ったのでしょう。
健気で可愛いルイ君なのでした