ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

停電、断水、そしてピアノは。。。

2018-03-12 | 日記

(昨日の続きです)

やっとの思いで帰宅し、恐る恐るドアを開けました。

リビングに入ると、細めの本棚が倒れかけていました。

棚の中の半分は床に散らばり、小さな花瓶も落ちていました。

食器棚の食器は、大きく動いていましたが、
全ての扉が閉まっていましたので、辛うじて割れずにすみました。

レッスン室のピアノは。。。

レッスン室のピアノは、ストッパーをしていたにもかかわらず、
東の方へ15センチ程動いていました。

そして、その横にあったガラス戸付きの本棚は、西の方へ10センチ程動いていました。

あともう少し揺れが大きかったら、ピアノと本棚がぶつかり、大変なことになったことでしょう。

私は改めて事の大きさに気が付き、しばらく呆然としていました。

 

我に返り、電気を付けると、電気は通じているようでした。

中学からの帰り道、全ての信号機が停電していましたので心配していたのですが、
私の家は、停電にはならなかったようです。

ただ、水は一滴も出ませんでした。 断水になったのです。

幸いなことに、水は大量に備蓄してありましたので、飲料には困りませんでした。

不便だったのは、トイレとお風呂だけでした。

それでも、次の日に水が出た時は、嬉しくて手を叩いたのを覚えています。

 

そんな中、友人から電話がありました。

放射能を含んだ風がこちらに流れているようだから、今から関西の実家に戻ります~とのことでした。

事態は、それ程までに深刻なのでしょう。

聞くところによると、知り合いだけでも数家族が、関西や九州へ避難したようです。

レッスン生の中にも、遠くへ避難した家族がありました。

 

私は一週間、レッスンをお休みしました。

息子達も、1週間は学校がお休みになりました。

そして、2週目には登校が可能になりましたので、私も、レッスンを再開しました。

しかし「ガソリンが無いので、レッスンに伺えません。」と云う連絡が入ったこともありました。

一旦空になったスーパーの棚は、なかなか元通りにはならず、
節電の為なのでしょう、結構長い期間、スーパーの中は薄暗いままでした。 

 

以上、思い出すままに書いてみました。

忘れかけていた事もありましたが、決して忘れてはいけない事だと思います。

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