今日は3月11日。
東日本大震災から7年が経ちました。
あの日のことは、今でも鮮明に覚えています。
あの日は、中1の次男の参観日で、私は中学校の校舎の中に居ました。
教室の後ろは、保護者の方で満員でしたので、私は廊下から中の様子を参観していました。
すると、急に大きな揺れが来ました。
それは大きな横揺れで、まるでブランコに乗っている様でした。
私は初め、何が起こったのか分かりませんでした。
横に居た保護者の方が「地震ですね。」と言ったので、初めて、その情況を理解しました。
揺れはどんどん大きくなったので、私は、廊下に在った掲示板につかまりました。
「剣道部員募集!」と書いてあったのを覚えています。
しかし、その掲示板は非常に不安定で、私を支えてはくれませんでした。
私は、なんとか両足で踏ん張りました。
教室のスピーカーから
「地震です。すみやかに校庭に避難しましょう。」と放送がありました。
私達は静かに、本当に静かに、校庭へ避難しました。
校庭へ避難して暫くしたら、第2震が来ました。
外に居た所為でしょうか、大地が動くのを直に感じました。
参観日でしたので、校庭には、保護者の車が沢山停めてありました。
その車が、ゆらゆらと動くのを見た時は、本当に怖くて、身震いしました。
校舎を見上げると、4階の教室の窓は、一部が割れていました。
中学生の女の子達の中には、泣いている子もいました。
男の子達は興奮して、妙に騒いでしました。
揺れが落ち着き、暫くして、私は次男と帰宅することにしました。
私はその日、自転車で来ていたので、次男と一緒に県道に出ました。
ところが、県道の信号は停電の為、機能していませんでした。
横断歩道の前後では、車は全て徐行運転、
そして歩行者は、様子を見ながら慎重に渡らなければなりませんでした。
(続きます)