上海双龍ラグビー倶楽部

上海にてラグビーを愛する者達の活動報告です。

(Vol.453)第18回 日・中・韓 ジュニア交流競技会

2010-08-27 19:50:49 | その他
★明日(28日)の予定【オチ通】「601号」は1つ前(Vol.452)です。
  (↓)(↓)(↓)



★最初に個人的命令。コヂロー君へ。最後までちゃんと読んで感想を送る様に!


いやいやいやいや、河南省は鄭州、生まれて初めて行って来ました。大きな街なんだろう
けど、空港からのタクシーは交渉(強要?)制だし、のっけから内陸部のニオイが充満!

今週初めから、表題のスポーツ交流会がここ鄭州で開かれていて、いざ、U17日本代表
の応援ッ!……と意気込んだはものの、朝、ホテルの前から乗ったタクシーに試合会場を
告げるも「????????」。実は、ラグビー協会や日本体育協会とかのHPとかでも
調べていたんだけどイマイチ要領を得ず、ひなPから「中国の現地情報」を入手してたん
よね。で、それをキッチリとメモして出掛ければ好かったんだけど……これがケチの付き
初め。2~3箇所を探し回った挙句、着いたのが河南省体育中心。


で、その隣に存在するのが鄭州体育学院で、結果的にはそこが正解だったんだけど、この
河南省体育中心が曲者だった。というのも試合会場が「サッカー場」という事だったので、
先ずは「足球場⇒」を頼りに歩きますわな、普通。ところが「足球場」とされるピッチに
人は居らず。

更に進んで陸上競技場サブグラウンドもむじん君。

「河南省体育中心」は下の写真の様な大きな競技場をメインとして、幾つかのグラウンド
がその周りに点在しているんだけど、どこもかしこもラグビーらしき雰囲気は全く無し。
でも、ここがこのスポーツ交流会のメイン会場である事は間違い無く、そんな装飾やら、
実際にメインの競技場では陸上の駆けっこなんかもやっていた。


因みにラグビーのK/O.(この日は中国vs日本)は午前9時30分=暑さ対策で試合時間を
早めているらしんだけど、鄭州はこの2~3日前頃から急に気温が下がったらしく、半袖
だと寒いくらいだった……という事はともかくメイン競技場のぐるりを2周半、一度外に
出て、鄭州体育学院の敷地に戻った=河南省体育中心に入る前に、実は鄭州体育学院の門
をくぐり、敷地内をひと通り歩き回っていたのだ=ところで10時30分。嗚呼~~鄭州
くんだりまで来て何てこった。最近どうも現実逃避気味の僕は無人のサッカー場に「中国
の国内線と同じ。何かの事情でK/O.が遅れているんだ。昨晩は雨だったしピッチの状態
が悪いのでたぶん午後に変更だろう。好かった、帰りの飛行機を夜の最終便にしといて…」
なんて思ったものだが。

そんなタイミングでひなPにSOS。すると迅速&的確なアドバイス=ひナビー=に従い
歩みを進めると、そこは30分程前に1度通ってる場所。さっきは「足球場⇒」に誘われ
一直走したけど、それでは同じ事なので、左の「校舎裏」の方へ5m~10m。ナント、
遠くにラグビーボールを蹴っている姿が見えるではないか!慌てて近付き、練習している
韓国チームの横をかすめると;

確かに、見慣れたジャパンのジャージが円陣を組んでいる!

シメた!これからだ。まぁ午後からというのは大袈裟だが、やっぱりK/O.が遅れたんだ
……と思いきや、中国チームは帰り支度;

得点ボードも片付けられ……。
←因みに、公式記録の得点は「58vs7」です。

早い話が試合は ON TIME だった訳ですね。現実に戻されました。

それにしても、何でこんな隅っこの裏庭みたいなところなんだろうか? 他にもっと好い
ピッチが有るのに。広さも上海体育学院で使うピッチくらい。芝生は結構フカフカだった
けど。U17。この世代が2016年オリンピックや2019年RWCでの主力……とか
言う事もともかく、個人的には中国代表の戦いぶりにも興味有ったんだけどなぁ~。

さて、気を取り直して、今回、鄭州まで足を運んだもう1つの……、というか主たる目的。
それは高校時代の恩師を表敬訪問する事。実は高校卒業以来約26年間、ずっとご無沙汰
をしていた。

師匠;前田先生が、選手団々長として帯同されているのだ。

憶えて頂いているだろうか? 期待と不安をない交ぜにして近付くと、果たして師匠の方
から気付いて頂いた。

感動のツーショット!


チームのバスに乗せて頂き宿舎に戻り、スタッフの方々とランチをご一緒させて頂いた。


因みに、競技会期間中は、競技種目単位での行動ではなく、日本出発~帰国まで全選手団
が同じ往復の飛行機(チャーター)や宿泊場所も同じで、ホテル丸ごと日本選手団の専用に
なっていた。だから食事なんかは他種目の若い選手達とも一緒になるんだけど、スタッフ
の方々は「ラグビーで使えそうな逸材は……」みたいな事をおっしゃっていた。ホントに
スカウトするしないはともかく、どの競技のスタッフも、そういう事だと思う。

午後はホテルの中庭で中国戦での課題の矯正練習。勝って課題が見付かるのは好い事。


コーチ陣からは「もっと厚みの有る攻撃をしよう!」との指示。中国戦では、ランで大外
が比較的簡単に抜けられたらしく、一次攻撃で直ぐにワイドに振ってしまう点が有った様
だが、強い相手だとそうはさせてくれない。だからFWでタテ~タテ~タテ、そしてヨコ。
そんなリズム。


それとディフェンスでは「1Cのところでガツンとタックル出来る様に」といった事も。


FWは更に、ラインアウトもちょっとミスが多かったらしく、居残りで調整。約1時間の
練習を終え、明日に備える事に。


★翌日(8/26)の韓国戦も勝利で追え、2戦全勝で優勝です。課題は克服出来たか?


その後は、先生のお部屋で、昔話や、お互いの近況報告、そして師匠直伝のラグビー論や
指導者論をお聞かせ頂いた。前田先生は当初から「新しいモノ好き」で、高校日本代表の
コーチ等でNZや英国を訪問される度に、ラグビー先進国の新しい練習方法を持ち帰り、
僕らに落とし込んで頂いた。そんなこんなの裏話も、とても興味深かった。

あれから26年。さすがにお歳を召された感じだったけど、どうしてどうして。「現場で
やってるのは、いつの間にか自分より上が居なくなったよ」とおっしゃってたけど、先生
を必要とする人がラグビー界、スポーツ界にはわんさかと居る。鄭州に来られる前もNZ
遠征から帰国して日本に2~3日滞在後の鄭州遠征との事。

計算してみると、僕が高三の時に先生は37歳。いつの間にか、その時の先生の年齢より
オッサンになってしまった訳で、何だか変な感じだけど、これは老け込んではおれないと
自省した次第だ……というか、先生の前では久し振りに高校生気分で甘える事が出来て、
とても好い時間を過ごさせて頂いた。

前田先生、有難うございました!


★帰路、空港への道すがらで頂いた、河南省の名物らしい麺条。
 



Michael.(97XX)



【追】ご期待の(?)中国国内線遅延情報。今回、往路は珍しくオンタイム。しかし復路は
   約45分の遅れ。45分なんて上出来の方だけど、鄭州ではちょっとしたエンター
   テインメントが有った…というのも、別の便の乗客なんだけど、男女のカップルが
   これまたド派手にケンカをやり出しですね。
   
   中国の場合、口での罵り合いなんかはニチジョウチャメシゴトなんだけど、さすが
   にここは少林寺を有する河南省(?)。放送出来ないスラングは勿論、蹴りやパンチ
   で数十分、かなり魅せてくれました。これは空港のサービスか(?)
   
   罵り合いを聴いていると、どうもこの2人は夫婦ではないらしく、ならば不倫(?)。
   オンナは「身分証を返せー!」とか言ってたけど、このオトコに身売りされる寸前
   だったとか(?)。

      ローカルエアポートにはドラマが有りますね。しかしイイのかな、こんな写真掲載
   して………。

爆破しそうな方は、こちらへお入り下さい。
   

   ところで、この女性、外見的にはストライクなんだけど、コヂロー、どうよ!
   
コメント (2)
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