Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

家でもアバター / Double Breasted

2010-04-13 | Jazz
 3Dテレビの宣伝を見掛けるようになって来ました。メガネかけて見るのでしょうか。家族とかでみんなが特殊なメガネかけて、飛び出して見える画像に対して一斉にのけぞっている図を想像すると可笑しいですね。



軽い花粉症なので杉花粉も終息と聞きやれやれと思った後から、目に違和感を覚えました。すると今度は檜花粉との事です。今年一月七日に書いた話もそうですが、奈良等で出掛ける寺社・仏閣の建造物は檜が中心なので、桧皮葺等でお世話になっている手前しばらく我慢するしかありません。

本日は南から暖かい空気が入って、大変いい陽気になりました。そして明後日はまた昨日並に10℃くらい下がるとの事。当分は気象状況に一喜一憂しそうです。

画像はダブル・ブレステッドのブレザー。
一頃デザイナーの服が流行った時に、ダブル・ブレステッドなのにノッチド・ラペルのジャケットやコートが作られたことがありました。その後も順列組み合わせ的発想で目先を変えようと考えたのか、他にもそういう商品を見た事があります。

もちろん伝統的なスタイルを標榜する方々には言うまでもありませんが、本来ダブル・ブレステッドの上着の場合ベントなしかサイド・ベンツなのに、上記と同じ発想からなのかセンター・ベントで作ってしまった商品を見た事もありました。
しかし、後で聞くと顧客の方が賢明で違和感を指摘する声もあり、その商品は売れ行きが芳しくなかったそうです。魅力が上回ってエクボに、とはならなかったんですね。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最初のMade in England

2010-04-12 | Rock
 ポーランドの大統領をはじめとする政府高官を乗せた専用機が墜落したのは、四月十日の事でした。
それで思い出したのは、子供の頃に聞いた話です。
イングランドのマンチェスター・ユナイテッドがヨーロッパを移動中に、やはり搭乗機が事故にあいチーム存続の危機に直面したそうです。それ以来航空機での移動は分散して搭乗するようになったと聞いたように思います。



その頃たまに放送されたオールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッドの試合は、スタンドとフィールドが一体化して深いグリーンと濡れたような赤、映像自体も濡れたような独特の色合いに見えました。思えばその辺がイギリスの最初のイメージかも知れません。

その頃の選手はアレックス・ステップニー、ブライアン・キッド、ジョージ・ベスト、ボビー・チャールトン、そして子供心にも忘れられない容貌とプレー・スタイルのデニス・ローなどが在籍していました。
ボビー・チャールトンはその頃イングランド代表の要で、ジョージ・ベストは北アイルランド代表ですがサッカー以外で話題になる事も多い選手でした。

その後Made in Englandを意識するのは暫くたってからですが、最初は靴だったでしょうか。やはり紳士服の始祖という漠然としたイメージもありましたので、並行してタイ・シャツと試して行きました。メーカーによる優劣はあるものの、シャツだけはもっと細かい視点と感性で作られている製品が他所にあったので、まもなく英国製は着なくなってしまいました。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜は満開、靴は穴開き

2010-04-10 | Rock
 今日は顔が緩むくらい暖かかったですね。
電車に乗ったら、向かいの三十歳代サラリーマンの靴に2cm弱の穴がありました。不況の余波はこんな所にもと思いましたが、どうなんでしょう。
昔雑誌のインタビューに答えたイギリス人が、手入れの行き届いてない靴を履いた人を見たら「何か特殊な考えを持った人か、神経の行き届かない人だと思われるでしょう」と言っていた記憶があります。
穴だったらどうでしょうか。えっ、論外?ごもっとも。



また今日は、家の辺りの桜が文字どおり満開の状態になり、薄青い空に映えて年に一度のゴージャスな景色をつくってます。写真を撮る人や、写生をする方を見掛けました。
その脇で、鶯の鳴き声もようやくそれらしくなってきました。

今日は画像を作ろうかと思って結局やめましたが、今日作っていたらきっと一足飛びに盛夏っぽくなっていたかも知れません。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新種野菜

2010-04-09 | Soul
 昨日七時過ぎに帰って来る頃には、かなり凍えましたね。サブー・マルティネス。
ニュースで、気温が上がらず野菜の生育に障害となり、価格も高騰気味だと言っています。
最近新しい野菜が色々あるので、それほど青物がないという実感がありません。
例えば、香川のミニセルリー、チンゲンなばなというチンゲンサイと菜の花をかけ合わせたようなのや、三浦半島で作っているレディーサラダというのをご存じでしょうか。
全体は小さい大根状の姿で、表面は今回のポケット・スクェアのヘムに似た赤カブのようなラディッシュのような色で中は白です。
例えばスライスして、ほぐした帆立貝柱を合わせ、塩コショウ・マヨネーズ様のもので和えるとすぐ一品出来上がりました。



アパレルでは新種やハイ・ブリッドはあるでしょうか。
新しい物というのは、古い物の中からしか生まれないというパラドックスを打ち破った例をまだ知らないので、やはり温故知新で勉強を重ねる以外にはないようです。
その気になりさえすれば、そう多くないにしても本物と呼べる物もありますし、お持ちの方に見せていただく事も出来ます。
良い物に巡り会って、良い趣味を養えると良いと思います。



冷蔵庫に一本だけレディーサラダが残っていました。
昨年初めて見ましたが、何時から市場に出たのかは分かりません。
隣はホット・ケーキに使うセットでバターは普通の二百グラムのパッケージ。
サイズはそこから推測してみてください。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春風駘蕩

2010-04-08 | Soul
 火曜日は19℃だったかと思えば、昨日は10℃ちょっとと極端ですが、振幅を繰り返しつつ暖かくなってくれるのでしょう。
このシーズンもちろん桜だけでなく、向かいの家には鮮やかなかいどうが満開で、黄色い花では狼狽じゃなかったろうばいその後おうばい、今はれんぎょうがあちこちで咲いています。



ウィリアム王子結婚報道がありましたが、近くは王子の両親の事件、遡ればエドワード八世・後のウィンザー公などの話を思い出すと、その分野で活躍するのは伝統のようです。

エルンスト・ルビッチ監督の「ウィンダミア夫人の扇」等、有閑階級の出来事を描いた作品は色々ありますが、他にやることがないとシンプルにその分野になって来るのが解かり易くて面白いですね。

そう言えば、先日春風亭小朝が徹子の部屋に出演して、以前担当していた番組で毎回百歳くらいの人に取材していた話をしていました。
それによると、大抵の人は「人は生まれ変わったりしないし、あの世も天国も地獄もない」と答えたそうです。
家内にその話をすると、そのくらいの歳の人たちなら見て来たのかな、と言います。
なるほど人によって可能性ありそうです。

また、百歳くらいの人でもたいてい変な妄想を抱いている事が解かったという話がおかしかったですね。
その言によれば、有閑階級だけじゃありませんでした。のどかな話です。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俺のとは違うなぁ

2010-04-07 | Others
 昨日七時近くにJRに乗ると、隣に座った妙齢のお嬢さんがガサゴソと何か出したと思ったら、臭いと視野に入った感じでは黒く大きいおにぎりを食べ始めました。お腹がすいちゃったんですね。「オっ、オニギリは美味しいんだなぁ」とまでは言ってなかったです。



昨日は求人の閲覧の後A・マキシマンさんの所へ寄って、困った日本人の話題で盛り上がると瞬く間に一時間半くらい経ってしまいました。
マキシマンさんはマカフェリでなくマーティンを持っている多趣味の人で、この日の話題は自転車でした。その前に話題の乗り物は、スティーヴ・マックィーンみたいに乗りたいと語っていたバイク。
この日も帰り際に、もっと頻繁に寄りなさいと私の無聊を気遣ってくださる優しい人です。

そう言えば、最近周りで第何次目かの自転車ブームなのか、新しく自転車を買ったという人が何人もいます。あっ、あれはママちゃり三人掛けでした、失礼しました。

今日から、横山秀夫原作「臨場」の続きが始まるそうです。
何年か前原作を読んだ時のイメージでは主人公は寺島進さんみたいな感じでしたが、主演の内野さんも少し前の坂本龍馬がとても面白かったので、見慣れればモーマンタイのノー・プロブレーマですね。



かなり特殊なタイなので、「俺のとは大分違うなぁ」という感じだと思います。色だけ参考にしてください。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はしご / 皆さーん、散歩してますかー。

2010-04-06 | Soul
  先週この画像を作って数日後、これとほとんど同じカッコで出掛け夕方に紳士の巣窟に立ち寄ると、中目黒に美味しいコーヒーを飲ませてくれる店があるので行きましょうとお誘いをいただきました。



という訳で昨日あいにくの雨でしたが、白井さんと待ち合わせhitoさんの案内でその店に行くと、枯木も山の賑わいで加わっただけなのに予期せぬ歓待を受け、美味しいコーヒーを堪能しました。店の人たちも親切で居心地が良いので、思いのほか長居してしまいました。

翌日ふつうに仕事だというhitoさんと別れ横浜方面に向かうと、白井さんが懇意にしている人達が新しくイタリア料理店を開いたとの事で、義理堅い白井さんは是非行ってあげたいと仰います。もちろん否やはなく横浜駅で降りて捜したまではよかったのですが、なかなか見つからず諦めかけた頃目の前に新しそうな店がありました。

そこが正解だった証拠に、店の方が外まで迎えに来てくれた時にはほっとしましたね。
この日の歩数は、えーっと4649歩。皆様にお世話になった日でした。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誉めて育てる

2010-04-05 | Others
 昨日は弘明寺から大岡川沿いにずっと日ノ出町方面まで歩いて桜を楽しみました。
予報より雲があつかったらしく一度も青空はのぞかなかったので、青空を背景に桜が映えるところは見ることが出来ませんでしたが、パラっと来たくらいで本格的に降られなかったので92点なんつって(無断使用)。



弘明寺でスタート早々「おっ、いい顔してるね」と、知らないおじさんが声を掛けてくれましたが、なぜか顔中真っ赤なメイクで仮装のお仲間共々既に出来上がっていたようなので、ちゃんと見えていない様子でした。

それにしても何時までも寒いですね。四月だから春らしいカッコとも思いますが、今シーズンは無理をせずにその日の陽気に応じた物を着るようにしました。
明日だけは何故か十℃くらい上がるそうですが、翻弄されまくっています。

という訳で昨日も、飲食店の夜の営業を待ちきれなかったように寒い花見を切り上げ、歩いている時沿道にアンチョビの文字を見つけて、我慢しきれなくなった木戸君のリクエストを満たすべく然るべき店へ直行しました。

そこで常田富士男さんみたいに昔話で盛り上がっていると、知らない間に店のおばちゃんが背後で私の帽子を矯めつ眇めつしながら、いいわねーと誉めてくれるのでした。花見の酔っ払いより信憑性がありそうなので、素直に礼を言って店を後にしたそーな。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Duane Allman

2010-04-04 | Rock
 最近は日曜日休みにさせていただいてますが、今回は何となく画像を四つ作ったので、そのままアップしました。
今日の一皿は二枚組のDuane Allman AnthologyⅡ。昨年スタート直後の話に出た高校の同級生、ロッカー岩崎君が貸してくれたうちの一枚がこれです。

Duane Allmanは二十四歳で亡くなっていますが、プレー同様風貌も、とてもそうは見えません。



先日、英国のメーカーからアンケートをもらったので質についての具体的な改善点を答えたところ、「現在また将来にわたって、品質向上は我々の目指すところであります、云々」という社長さんの返事が返ってきました。

本来何を合わせようが自由なコーディネートと違って、品質の方は様々な所で勉強させてもらい具体的に目に見える解かりやすい基準が出来上がってくるので、ハードルが上がらざるを得ません。

例えばシャツならカットや素材以外にも、(素材にもよりけりですが)ステッチは一インチに18より25に近づけた方が表情が美しくなりますし、微妙なラインを描く襟型の違いも作り手の美意識が反映される所です。

あらゆるアイテムにわたって存在するそうした商品は、やはり熱意や熟練そして適度な集中力をはらって作られている事が、それ自体から感じられるように思います。



今回のタイはプリントで、クリームのベースにくすんだ朱の細かい柄が並んでいます。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

All That shines ain't gold

2010-04-03 | Rock
 今日の一皿はDelaney&Bonnieの Motel Shotです。今はCD化されているので、いくらでも聴くことが出来ますが、私が聴きたいと思った頃は既になかなか見つかりませんでした。
そうすると聴きたい欲求と、内容に対する妄想が膨らんで、化学変化を起こします。その後実際の盤を聴いてみると、膨らんだイメージは実際の内容をはるかに凌いで肥大化していた、という経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

この話題は十人十色で、この道が好きな人と飲む時に盛り上がる話題の一つです。

結局この盤は、学生の頃アルバイト先の音楽好きで十歳上の先輩と飲んでいて、聴いた事のない盤の話をしていたら、多分あったと思うと言って翌日くらいに、「聴かないからあげる」と譲ってもらった思い出の一枚になりました。
内容は.....聞かないで、というか聴いたらわかるけど余程興味のある方しかお薦め出来ません。



今日のタイは、内閣支持率急落と共に、やや落ち着いてきた感のあるゴールドっぽいものです。意外に早かったですね。いぇ、開花じゃないですよ。

ミラノ、オーベルダン広場TINCATIの十数年前の品。
このタイを締めて歩くと、来月くらいには「あら、まだ金色っぽいネクタイしてるわ」という扱いを受ける運命にあるのでしょうか。

じゃ、明日の花見に備えて良い場所をおさえに行って来ますんで、これで...


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

散り行く花 / デイモン・ラニアン

2010-04-02 | Soul
 「月に叢雲、花に風」ではありませんが、昨日から今日の午前にかけての強風も、まだ花の咲き初めでよかったです。咲き切ってからでは目も当てられません。
統計によると満開を楽しめるのは、わずかに三日間くらいだそうです。それ以降は、天気が崩れるなどしてなし崩しに散って行くのでしょう。



少し前に、O・ヘンリーからリング・ラードナーに繋がって、もう一人加島祥造さんの訳で知ったデイモン・ラニアン(1884~1946)を出すつもりで忘れてました。

以前ジョアン・ジルベルトを送別品等によく使ったけど、リアクションは殆どなかったという話を書きました。リング・ラードナーやデイモン・ラニアンの本も一頃何かあると配ったものですが、そういえば反応あった記憶がありません。

デイモン・ラニアンもラードナーと同じく新聞記者から作家へ転じ、幾つかの作品は映画化されていてそちらでしたらご存知の方も多いかも知れません。

例えば「野郎どもと女たち」「一日だけの淑女」「ポケット一杯の幸福」など耳にされたり、原作を知らずにご覧になった方もいらっしゃると思います。後の二作は同じ話をフランク・キャプラが撮った物で、いかにもキャプラが好きそうな話です。

そう思うとキャプラの「素晴らしき哉、人生!」がラニアンの原作かと思えるくらい、両者のイメージがダブる所がありますが、そういうタイプの作品が多いのも確かです。

ラードナーに時として苦い後味の作品がありますが、ラニアンには可愛らしい話が多いのも特徴でしょうか。




今日も堅い感じになっています。出来上がってみたら壮年期のアニェッリみたいな合わせになりました。
タイは昨日と同じく無地ですが、織りの具合によっても微妙に表情が変わっています。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エイプリル・フール

2010-04-01 | Others
 今日から四月でいろいろ変わったり、中には何か新しいスタートをきったという方もいらっしゃるかと思います。
何か新年度を変に意識し過ぎて、いつもと違った感じのLPになってしまいました。



本日はまたエイプリル・フールでもありますが、ここ何年か芳しい成果が得られていません。年によっては余裕がなくて、夜になるまで忘れていたりします。まぁ、何も無理して騙したりする必要もないんですが。

四月一日に限らず、今迄で一番だまされたのは何かなと考えてみて思い出したのは、ランダムですが「スパイ大作戦」では敵役だけでなく視聴者もかなり鮮やかに騙されたのではないか、という印象があります。
記憶がかなり曖昧で、もちろんタイトルも思い出せませんが、子供心にも「上手く騙されたなぁ」と思った回がありました。少し前からデアゴスティーニのシリーズで、「スパイ大作戦」が発売されています。

次に思い出すのは、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの「スティング」でしょうか。やはり初めて観た時は気持ちよく騙された印象がありますが、さすがにこの手の話の筋は、見直した時にはインパクトが薄まっているのは致し方ありませんね。

そういえば少し前に、波平君が竿竹屋は何故儲かるかを読んで、実際にカモにされて高額の竿を売りつけられた経験を持つ主婦を前に、飲みながら解説してくれた事がありました。

失礼ながら一番おかしかったのは、その被害者の知り合いで、少し前にその人の話を聞くまで全く騙された自覚がない人がいた事です。その人もおっとりした良い人です。皆様もご注意を。



何となく四月一日を意識した合わせ?
タイの青の中にもチャコールに繋がるトーンが存在するので、比較的すんなり繋がっているかと思います。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする