生きる事は 辛抱の連続である。
あきらめず「辛抱」して生きよう、
雪の下で春を待つ草花の様に、
「辛抱」を「心棒」にかえて……。
知り合いで30代の少林寺のお坊さんが掲げた今月の言葉である。私達は「言葉」で勇気ずけられたり悲しんだり友達になったりとこの世に生物が誕生して最初のものは言葉だと言われている。昨日、こんな詩にお目にかかった。
言わない
のどから飛び
出しそうな言葉を
ぐっと 我慢し
飲み込んだ そして
心の中とは反対の
ことを話した
……
81歳になる男性が詠った詩である。言葉には年齢を問わずその人の品格によってその人それぞれの性質、個性が現れる。私も心して注意しているが、「ありがとう」と言う言葉は、何事に対しても私の口からは自然に出てきている。