いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

敵艦見ゆ!と友愛政治!

2009年05月28日 08時10分10秒 | 兎に角書きたいの!
 「敵艦見ゆとの警報に接し連合艦隊は直ちに出動之を撃沈滅せんとす、本日天気晴朗なれども波たかし」(東郷平八郎)

 この史上の名文が打電されてから約半日後、明治38(1905)年5月27日午後2時5分過ぎ、日本海海戦が開始された。最初の一撃は、「圧倒的」といわれたロシア艦隊の旗艦。

 翌日までの戦闘で、ロシア側はこの旗艦をはじめ19隻が撃沈され、捕獲・自沈・他国に抑留された艦船は計15隻。壊滅的打撃を被った。
 この結果をもたらしたのは「東郷ターン」かとも言われている。日本側の損害は水雷艇3隻のみ。世界の海戦史上に残る連合艦隊の完勝だった。……

 昨日、15時から「党首討論」麻生太郎・鳩山由紀夫の国会中継が行われた。民主党代表鳩山由紀夫氏の言葉にはガッカリした。抽象論である。理念を持つべきだとして「友愛政治」を語るが友愛の何たるかは全く無しの言葉遊び。

 東郷平八郎連合艦隊長官のこの言葉をよく噛みしめてもらいたい。
海戦に先立ち、明治天皇のご下問に対して「誓って敵艦隊を殲滅し、もって宸襟(御心)を安んじ奉ります」と切腹以上の覚悟を持って言葉をだされた。

 民主党も政権をとるつもりならば安っぽい言葉遊びは止めて真の議論を戦わし日本の行くべき道をそしてビジョンを持って取り組んで欲しい。

 麻生太郎氏に対し「答弁をお願いします」などと発言するようでは論戦内容もしれたもの、だから空虚な抽象論でしか質問!いや本来は議論なのだが!言霊を持って議論して欲しい!

 小沢一郎が代表で鳩山由紀夫氏が幹事長のときなんと言ったか!
「小沢代表が辞任した場合は私も責任を持って辞任する」と言いながら、小沢代表は責任を取って辞任するのではなく選挙対策の為に辞任するのである。従って私には責任がないから代表に就任するというような内容を語った。

 そして「日本列島は日本人だけの所有物じゃない!」と断言した人である。このような人が討論ではなく質問している感覚で党首討論に挑んでいる。その状態を見ただけでも如何に責任の伴なわない言葉を発しているかは明瞭である。

 最後に一つ確認をしておきたい「答弁ではなくこれは討論ですから」と麻生太郎総理大臣は鳩山由紀代表に釘を刺した。我々は二大政党政治を望んでいる。揚げ足を取るのではなく実のある「党首討論」をお願いしたい。

 また「友愛政治」なるものを外交にも国防にも適用しようとしているのか。友愛では分からない。だから私には鳩山代表の言葉は抽象的で言葉遊びをしているとしか考えられないのである。
 民主党代表の言動を今後とも注意深く見守っていく。二大政党を願う私としては!

今後の論戦に当たっては、テーマを決めて本来の論戦を願いたい。例えば、対馬の問題、科学立国の方策、リニアモーターカーへの道筋、北朝鮮との外交基本、日米同盟のあり方、被爆に対する外国への発言、国会議員の定数削減、教育50年のビジョン(アメリカは日本を変革する為に50年かけての教育制度をひいてきた)、海外援助のあり方(日本は外国との関係で最も安易な金銭外交をとり最初は感謝されるけど何も残らない)などなどテーマは無尽蔵である。

 折角の日本の代表による論戦なのだからその論戦により何かを得る或いは刺激となるような論戦を期待したい。今回は、言いっぱなしの度合いが強く野党は政権党に対し政策で論戦に挑んで欲しい。それが「党首討論」だと私は考えている。揚げ足取りではなく!
コメント
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