いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

広島に原爆投下・長崎に原爆投下したアメリカ

2010年08月06日 07時44分24秒 | 兎に角書きたいの!
 8月6日広島に、8月9日長崎にアメリカによって原子爆弾が投下された。アメリカは戦後一貫して「原爆投下によって戦争が早期に終結し、数百万人の生命が救われた」と主張している。これが米国の”公式歴史”として定着している。

 しかし、原爆使用は「無差別大量殺りく兵器」によるもので人道上絶対に許されるものではない。この道徳的反逆は絶対に許されない。

 広島市の平和記念公園にある原爆慰霊碑には、「安らかに眠って下さい 過ちは 繰り返しませぬから」と刻まれている。批判のある文章文意である。

 今朝の産経新聞に「くろぐろと水満ちて水に合える死者満ちてわがとこしえの川」。広島原爆から3日後、歌人の竹山広は長崎市内の病院で被爆した。今年3月90歳でなくなるまで原爆を詠み続け…」とある。5月16日朝日新聞、毎日新聞で竹山氏を報じている。

 竹山氏の真髄は次の歌で表現されるだろう。

 「アメリカに一発の核を落さんか考え考え燃ゆる枯菊」

そして「自分たちの世界戦略のため、脅かしに核を使っている。そんな陰険なやり方より、正直な気持ちを出した方がいい。テロは非難されるべきだが、憎まれる仕打ちをしてきたんだとアメリカは考えない。だから嫌いだ」と。

 そしてこうも詠んでいる「おそろしきことぞ思ほゆ原爆ののちなほわれに戦意ありにき」

 朝の歌・産経新聞・平成19年9月2日掲載「ピカドン」
     62年もたったというのに
     幼い兄は
     幼い弟は
     助けてやれなかったと
     老いた兄は
     顔を歪めて泣く

     歳月が
     なんぼ年をとろうと
     彼方に去ろうと
     心は
     褪せもせず
     忘れもしない

     惨たらしいピカドンに
     人は泣く
             神戸市西区・山本福敏(63)氏詠む。

                          合掌
  
 
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