森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

教育・研究パラダイム・シフトのために

2008年09月04日 22時37分02秒 | 過去ログ
昨日は午前中から日本福祉大の先生方が大学の研究室まで来られる。
チーム・マツバラだ。
今までの理学療法・作業療法研究は、
グローバリゼーションでなかったが、
今後は、弱いところを補うといった相補的関係、
そして、単に補完しあうという視点のみならず、
エマージェンスする関係となるよう、
日本全体で、ある事象のメカニズム研究、
そして効果研究と展開していくべきと考えた。
狭い空間・人材のみならず、
それが、日本、そして世界へと波及していくよう、
色んなところで、ネットワークができ、
シナプスを形成していってもらいたいものだ。
逆に同じ研究機関のメンバーだけで構成すると、
研究だけの話にならず、
システムの問題や、
業務の問題に話が流れるために、
専念できる利点もあるのかもしれない。

朝から夜まで本学におられ、
研究がある程度メドがたったようだ。

19時過ぎに院生の谷口君、河野君が来て、論文をチェックした。
この繰り返しから、穴が開くほど自分の論文と格闘し、
自分の身体の一部としてもらいたいものだ。

いかにわかりやすく述べるか、
それが大きな一歩になる。

本日は、朝から夕方までワークショップとしての教員研修会。
本学の問題を2つの視点からブレインストーミングすることで、
共通認識とし、目的を明確化し、そのストラテジーを考え、
効果をどのように検証するかといった、
まさに研究を計画するという手続きを、
本学の8割程度の教員と行った。
最初は抽象的な問題と思い、
気持ちが半ば中途半端であったが、
やはり、頭でっかちにならず、
このように、ブレークすることが大事だと思った。
筋肉を自らの指令で収縮させることの意味を考えた。
学生も教員も時間に追われている。
時間に追われることは、創造性を生み出す上で、
もっとも弊害かもしれない。
1~2年、ブラブラと遊学できる環境(志向)が、
学生も教員も常識化されると、
スポーツ、文化、研究開発すべてにおいてエフェクトするのではないかと思う。
欧米人が持っている空白の機関だ。


しかし、皆さん、しゃべりのプロだけあって、
プレゼンが上手い(な、、、ながい・・・)。
これだけのしゃべり能力を持っていれば、
畿央大学の授業力も良いと思った。
うちの班のリーダーにも頭が下がった。

学生はうらやましい限りだ。
それを感じるのは社会人になってからかもしれないが、
それはそれでよしとしよう。
母校とは故郷のようなものだ。

教員研修会の後は、院生の川崎君が粘り強くデータを観察した。


大城先生の論文がPhysical Therapyに掲載されたようだ。
これまた頭が下がる思いである。
「行為の解体」の講義を今度聴講させていただきたい。


そのような先輩を見て、感じることで、
自らを省みて、モチベーションがあがることは、
実に楽しく、幸福を感じる。

今日はyoutubeで なつかしの映像
そして、鳴瀬と櫻井のバトルを見ると、これまた幸福を感じた。