12日は午前中に評価実習に関連する会議を行い、
その後、大学院博士後期課程の後期試験の会議であった。
その後、一路、村田病院に向かい、
協同医書出版社の中村編集長と会い、
ブレイン・サイエンスをコアとして、
今までの症例を中心に据えた読みものとは
大きく視点を変えて「case study」表現することを
確認した。
感じない身体でバイパス構成するではなく、
感じる身体でバイパスを構成する。
それに関する「科学」と臨床的「根拠」を示す時期に来た。
歩くために歩く訓練をするのではなく、
歩くための必要な脳機能を再編成させるための訓練を呈示する意味について、
科学を用いて言及していかなければならない。
多少、今までの私の執筆本は、
時代を創るための目的のために、
主張が強いところがあったが、
そういう私自身の仮説的主張、
あるいは、少々「擬似科学」的出張を払拭する意味でも、
次の村田病院のメンバーと創るものは、きちんと示したい。
鶴橋の「空」に行き、「ホルモン」を食し、大阪を感じる。
空に入ると、卒業生の辻口君と藤岡さんに会う。
桜橋渡辺病院の送別会のようだ。
表現者は本当の意味でのサイエンスの深さを知っていたとしても、
それを読むものは自己脳の解釈によって、
オカルト的(自己中心的)にとらえてしまう。
これはもちろん私の脳もそう(思いいれが強くなればなるほどそうなる)だし、
今のセラピストもそうだし、
研究しているセラピストもそうだ。
世界への見方は私の脳が作り出す産物である。
現象の見方も、経験により構成されるものであるが、
自らの脳が損傷されれば、世界の見方も変わるのである。
情熱は時に爆発的な仕事をしてくれるが、
時に冷静な自分を呼び起こす自分であることが、
生きていくための技術なのかもしれない。
週末は大阪を経由して岡山で講演を行う。
ここ最近、準備不足から消化不良な講演であったが、
久しぶりにまともな講演(寝不足が功を奏した?)が出来たと思う。
朝日リハの教員たちからお褒めの言葉をいただいた。
「かむ」こともなかった。
珍しいタイトルなので垂れ幕をパシャリ
脳を育てる~であったなあ~・・・
最後は、最近良く考えている視点である「現在の理学療法士は未来の理学療法士に理学療法を託す責任がある」という私の覚悟を示した。
技術伝承のみでない「教育」を目指していただきたい。
彼ら彼女らに10年後、20年後託すことが私たちの責任である。
それは確実に今より「進歩」していくことが前提なのである。
それが「医学」に埋め込まれた精神である。
「医」とはそういうものなり。
講演終了後、一息つき、
昨日は大阪の旧友と会い、
久しぶりに「Olivier Le Francois」で食事をした。
大阪の下町の、ここだけは「Paris」の空間と時間と私である。
追伸:Binkofski Fは、手の認知機能や失行研究で有名な認知行動神経科学者です。私の著書にも引用が多く出てきます。この件については、彼らの研究に詳しい私の研究室のメンバーの信迫君と河野君が対応します。
その後、大学院博士後期課程の後期試験の会議であった。
その後、一路、村田病院に向かい、
協同医書出版社の中村編集長と会い、
ブレイン・サイエンスをコアとして、
今までの症例を中心に据えた読みものとは
大きく視点を変えて「case study」表現することを
確認した。
感じない身体でバイパス構成するではなく、
感じる身体でバイパスを構成する。
それに関する「科学」と臨床的「根拠」を示す時期に来た。
歩くために歩く訓練をするのではなく、
歩くための必要な脳機能を再編成させるための訓練を呈示する意味について、
科学を用いて言及していかなければならない。
多少、今までの私の執筆本は、
時代を創るための目的のために、
主張が強いところがあったが、
そういう私自身の仮説的主張、
あるいは、少々「擬似科学」的出張を払拭する意味でも、
次の村田病院のメンバーと創るものは、きちんと示したい。
鶴橋の「空」に行き、「ホルモン」を食し、大阪を感じる。
空に入ると、卒業生の辻口君と藤岡さんに会う。
桜橋渡辺病院の送別会のようだ。
表現者は本当の意味でのサイエンスの深さを知っていたとしても、
それを読むものは自己脳の解釈によって、
オカルト的(自己中心的)にとらえてしまう。
これはもちろん私の脳もそう(思いいれが強くなればなるほどそうなる)だし、
今のセラピストもそうだし、
研究しているセラピストもそうだ。
世界への見方は私の脳が作り出す産物である。
現象の見方も、経験により構成されるものであるが、
自らの脳が損傷されれば、世界の見方も変わるのである。
情熱は時に爆発的な仕事をしてくれるが、
時に冷静な自分を呼び起こす自分であることが、
生きていくための技術なのかもしれない。
週末は大阪を経由して岡山で講演を行う。
ここ最近、準備不足から消化不良な講演であったが、
久しぶりにまともな講演(寝不足が功を奏した?)が出来たと思う。
朝日リハの教員たちからお褒めの言葉をいただいた。
「かむ」こともなかった。
珍しいタイトルなので垂れ幕をパシャリ
脳を育てる~であったなあ~・・・
最後は、最近良く考えている視点である「現在の理学療法士は未来の理学療法士に理学療法を託す責任がある」という私の覚悟を示した。
技術伝承のみでない「教育」を目指していただきたい。
彼ら彼女らに10年後、20年後託すことが私たちの責任である。
それは確実に今より「進歩」していくことが前提なのである。
それが「医学」に埋め込まれた精神である。
「医」とはそういうものなり。
講演終了後、一息つき、
昨日は大阪の旧友と会い、
久しぶりに「Olivier Le Francois」で食事をした。
大阪の下町の、ここだけは「Paris」の空間と時間と私である。
追伸:Binkofski Fは、手の認知機能や失行研究で有名な認知行動神経科学者です。私の著書にも引用が多く出てきます。この件については、彼らの研究に詳しい私の研究室のメンバーの信迫君と河野君が対応します。