森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

自然体

2006年10月07日 09時18分02秒 | 過去ログ
昨日は、岡山で3時間講義を行い、2時間かけて小倉に。
小倉で3時間講義を行う。

教え子の北九州湯川病院の村上君と会う。
大学院、今後のこと、診療報酬のことなどについて話し合う。

全国研修会で脳卒中の機能予後に関する講演があったようだが、その抄録に3ヶ月すれば杖歩行自立しますよ、というコンプライアンスの正当性を説いていた。

この逆もあると思わなければならない。
3ヶ月しても歩けませんよ。
ひいては、それはプラトー宣告であり、機能回復でなく、維持に努めようという視点になるし、医療から介護へと向かうシステムになる。
医療保険から介護保険へである。
リハビリ難民への道である。
根拠ある治療とはそういうことなのか??



今、180日宣告で論議しているが、どこか矛盾していないだろうか?



私の母はいまだに意識不明である。
血栓溶解のリスクは0.?パーセントといわれたが、それで・・・になったのかは闇の中であり、逆に0.?パーセントだろうかかけるのが家族だろう。

形ばかりの説明と同意書の山で、素人の家族は、とてもこの事務的な制度にはついていけないだろう。

それに、個人情報保護ばかりを強調する事務のもの! 一度、家族の気持ちになってみたらどうなんだ。


さて、飛行機で福岡から東京に向かおう。




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1 コメント

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Unknown (sakko)
2006-10-09 00:51:07
医療点数については,いろいろあるようですね.

でも,先生の言われる通りだと思います.

医療は誰のために,介護は誰のためにあるのでしょうか?

訳のわからない書類が次から次へと・・・・

作っているのは,私なんですが.

治療を受けるのも,リハビリ継続を決めるのも,

本人や家族であることを大幅に忘れている様な気がします.



乱文で失礼致しました.
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