この店、外観を観て、それだけですっかり気に入りましたわ、
エエでしょう、こりゃあ堪りませんよね、
もう、絶対に入りたくなります、、、ワタシはね、初めて見つけた時は迷いなく即入店しましたわ、
、
この辺りのお好み焼きはね、大阪のお好み焼きとは違うんですわ、
大阪は生地を焼く、という感じでしょ、
この辺りのお好み焼きはね、生地の量が極端に少ないんです、
ま、どちらかというと広島風に近い感じ、そやけどキャベツの量はあんなに多くない、
これが京都風ですかね?
、
、
またね、京都人の話題で恐縮なんですけどね、
まあ、京都人に纏わる話つうのは、面白いもんが多いんですわ、
、
どんだけ京都人は変ってんねん、変人の集まりですか?みたいな感じもしますが、
いろんな話があるということは、ま、それだけ皆さん、京都のことが気になってるんと違いますかね、
、
え!?その考え方こそが京都人のいやらしいところやて?
あらら、そうですか、そらまあ失礼しました、
いやいや、今日の話はそないに大層な話ではないんで、もうちょっと聞いてもらえます、
、
テレビの「ケンミンショー」的な話なんです、ええ、
この言葉を使いを聞いたら、その人は京都人やと思って間違いない、という話です、
、
そろそろと寒くなって来ましたよね、
この前まで『暑い暑い』云うてたのに、もうあっという間に『寒い寒い』、ですわ、、、
、
これですわ、これ、京都人のしゃべり言葉、分かります、
え!?分からへん?
えへ、
、
実は京都人はね、形容詞を2回繰り返すんですわ、
はい、間違いなく京都人は2回繰り返します、
、
暑い、寒いは、、、暑い暑い、寒い寒い、
遠い近いは、、、遠い遠い、近い近い、
この2つが一番よく使うかな、
他にもね、辛い辛い、とか、痛い痛い、とかも使いますね、
、
強調している、という事なんでしょうけど、京都人はあんまりその意識はないと思いますわ、
普通に「暑い」は「暑い暑い」、なんです、はい、頭の中でも2回がセットなんですわ、
、
え!?なんで2回繰り返すんですか?ってか、、、分かりません、
もう、この云い方が身体に染み込んでるんですわ、
ま、これだけの話なんですけどね、
、
今度、どっかで2回繰り返しを聞いたら、京都人ですか?って訊いてみてください、
相当の確率で京都人やと思います、
、
え!?今日の話は短いですね、って、
そらそうや、いつもいつも、 長い長い 話してたら、嫌われるがな、、、
、
、
【今日のお店:本多】
京都東九条のお好み焼き「本多」、
なんといってもこの外観が渋すぎますね、
、
もちろん店内も渋いです、鉄板があるテーブルが3つ、
一人だと鉄板のあるカウンターに案内されることもあります、
、
この辺り、京都市南区東九条辺りには“お好み焼き”のお店が多いです、
まさしく“ソウルフード”な感じです、
、
そして、この辺りのお好み焼き、2軒しか知りませんが、
これが大阪のお好み焼きとは別物、
生地(溶かし具合も薄い)を薄く敷いた上にキャベツ、そして肉やスジ(スジがおすすめ)、中華そば、
さらに天かす、紅生姜(焼上りに掛けるのではなく焼く前に)掛け、仕上げは玉子、
広島風のお好み焼きに似ていますけど、非なるものですね、
、
ソースは自分で塗ります、これが嬉しいですね、
ソースが足らないお好み焼きほど悲しいものはありません、
、
そして、箸は出ません、
頼めば出ると思いますが、小さなコテで切り分けて食べます、
これがまたよろしい、昔は家でも店でもこうしてました、
、
JR京都駅から徒歩15分くらいかな、
ぜひ一度、寄ってみてください、
、
、