テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

え!?サバ缶がなくなった!ってどういうこと?~今日のお店:立呑の暖簾をくぐって座って呑む!?堺東の「高砂屋」。

2019年02月22日 | 世の中

ここら辺りも昭和の商店街がまだ元気ですね、

はい、裏通りには酒場もぎょうさんあります、



今日は、、、立ち呑みもエエですけど、

5人もいますから座りの店にしましょか、



ここがエエんと違いますか、お、ちょうど空いていますわ、

ほな、入りましょか、

でね、またしょうもない話ですけどちょっと聞いてもらえますか、



いやね、この前、ある立ち吞み屋さんでね、聞いたんですがね、

そこのお母さんが云うんです、

最近は「サバ缶」が入らなくなったのよ~、って、



え!?サバ缶って、あのサバ缶でしょう、

缶詰の代表選手、安くて美味しい、栄養もあるし美容にもエエ、

いろんな料理に使えて、手軽で美味しい、

DHAとかでアタマも良くなる、血もサラサラになる、

ワタシの場合は手遅れかもしれませんが、



あのサバ缶が無くなった?

そうなのよ~、値段も上がって、

前に店で出していた安いサバ缶はもうなかなか入らない、



知りませんでした、いつの間にそんなことになっていたんですか!?



で、先日スーパーでこの話を思い出して缶詰の棚を覗いてみたら、、、

ホンマにサバ缶なかったです!ビックリしました、



なんと、サバ缶なんか、って云ったら怒られるかもしれませんけど、

サバって安くて美味しい、いつでも食べられる魚かと思い込んでいました、



サバ缶品薄の原因はいろんなことが重なっているらしいのですが、



まずはサバ缶人気急上昇、

価格、お手軽料理、栄養、健康、美容、万能の缶詰みたいになってしまった、

TVでも紹介!マツコデラックスでもやったらしい、そら売れるわ、



気候温暖化で日本近海の鯖漁獲量が減っているのもホンマらしいです、

さらにEUの漁船も北太平洋でサバ漁を開始!?

災害備蓄食としても優秀なので大量に買い占められている!?



とまあ、いろんなことが重なって品薄値上がり傾向にあるみたいです、

なんとまあ、、、



かたや大量の食品廃棄、ロスをしながらのこの有様、



今日の世界が明日あるとは限らない、

いつまでも食料が潤沢にあるとは限らない、

なにやら20世紀のSF映画が現実になってきたような、、、怖い、、、



いやはや、油断大敵、好事魔多し、一寸先は闇、青天の霹靂も曇天も♪、、、

チキンラーメンでも食べよ、





【今日のお店:堺東の酒場「高砂屋」】


南海電車高野線「堺東」駅の西側には大きな商店街と路地裏エリアが拡がっています、

おそらく“闇市”からの商業エリアかと思われます、



アーケードの商店街から1本南側の路地に入るとすぐにあるのが「高砂屋」、



暖簾には“立呑”の2文字が堂々と染め抜かれていますが、

現在はオール椅子ありの座り呑み酒場です、



家族経営かな、早い時間はお姉さんが一人で切り盛り、

アルモンデ呑み始めます、







焼き物、炒め物、揚げ物などは大将が来てからになります、

云うても、大将も夕方には姿を現します、





あれこれ料理への思い入れ、今日の仕入れのエエのん、おススメ料理、

〆にはこれ食べて帰って!



で、来てくれてありがとう!と笑顔で送り出してもらいます、



酒場らしい雰囲気もありながらの、ほのぼの感もあり、

堺東で座って呑むならここがエエかな~、