テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

コロナウイルスの事③:正念場です!!日本でなぜオーバーシュートが発生していないのか?理由は分からないそうです!?~今日のお店はお休みします。

2020年03月26日 | コロナウイルス2020

さて、今週もまだ軽い話題を書く気が起こりません、

やはりコロナの件で恐縮ですが、状況が刻々と動いているので書いておきたいです、

過去記事リンク、

その①:『致死率1%を前向きに』『医療現場の崩壊だけは避けたい』はこちら ⇒

その②:『長期化は避けられない』『マクロ戦略は封じ込め』『ミクロではきめ細かい対応を』 ⇒

あ、先に書くと、オリンピック延期については、ま、至極当然の対応だと思います、

これから先が大変、果たして上手に延期できるのか?

政府、官僚、スポーツ関係者、民間(電通とか^^)の力を集結しないと実現できない難しいプロジェクトです、

さらに昨晩、小池東京都知事から“感染爆発 重大局面”であることである認識の発表、

この週末の不要不急の外出自粛の要望がありました、

あとに書いていますが、今までの日本はひょとすると“とてもラッキーだった”だけかもしれません、

それだけにオーバーシュートが突然始まる可能性があるということだと思います、

さて、感染拡大がある程度抑えられている日本、

『ぎりぎりのところで踏ん張っている』という専門家のコメントが云い得て妙です(こんな表現で良いのか?^^)

で、専門家委員会のクラスター対策について、こちらのサイトが興味深いので紹介しておきます、弁護士の方が書いておられる素人サイトです、

専門家会議の「クラスター対策」の解説 ――新型コロナウイルスに対処する最後の希望

なにやら、映画『STAR WARS』シリーズのサブタイトルのようですが^^)

このサイトでワタシ的に一番興味深いのは、この部分です、、、

“日本ではなぜ欧米のようなオーバーシュートが発生していないのか?その理由は・・・実は専門家でも分からない!”というセンテンス、

そうなんだ!!こうしてギリギリのところで持ちこたえている理由は専門家でも分からないんだ!!

学校一斉休校とかイベント自粛の施策の効果だけでは説明できないそうです、

単に“今まではラッキーだった”という可能性もあります、

このサイトでは可能性として、日本人がもともと持っている清潔な習慣

“手洗いやマスク着用率の高さ”

“握手やハグをしない習慣”などが影響しているかもしれないと推測、

なるほどなあ、やはり個人一人ひとりの行動が感染に大きく影響しているのかもしれません、

先週末の3連休、体感的には人手が増えたという感じでした、

みなさん、そろそろ自粛疲れが出て来ています、そりゃそうだ、

が、専門家が引き続き自粛を呼びかけるのは、

“なぜオーバーシュートが日本で発生しないか”分かっていない以上、気を緩めるとオーバーシュートが発生するかもしれない、という危機感からです、科学的には真っ当な意見、

まさしく、ここが正念場です!

ここで日本でもオーバーシュートが発生するのか?このまま、踏みとどまることが出来るのか?

そのためにはもっともリスクの高い環境=3つの要素が重なる空間=閉鎖された、密集密度の高い、個人間の距離が近い空間に長時間いないこと、が大切になって来ます、

それに、ひょっとするとこれが効果的かもしれない個人の感染予防行動=手洗い、マスクの励行、ハグはしない(したことないわ^^)

これを続けるしかないのです、

しかし、先週書いたようにこの感染予防対策と経済活動維持とは両立しない、

身体的、精神的、社会的にも限界がある、ストレス充満、ここが難関、隘路、

そこで政府は新学期からの学校再開、イベント開催容認の方向を打ち出していますが、、、これがまたフワフワした曖昧なものでした、

学校再開のガイドラインは一定の具体性がありますが、

学校で感染者が発生した場合の対応は現場に丸投です、

感染者が発生した場合の対応のガイドラインを3月24日付けの文科省通達から引用すると、

(以下原文のまま抜粋引用)
児童生徒等又は教職員の感染が判明した場合には,都道府県等の衛生主管部局と当
該感染者の症状の有無,学校内における活動の態様,接触者の多寡,地域における感
染拡大の状況,感染経路の明否等を確認しつつ,これらの点を総合的に考慮し,臨時
休業の必要性について都道府県等の衛生主管部局と十分相談の上,実施の有無,規模
及び期間について判断すること。
(抜粋引用ここまで)

イタイな~、これは単なる官僚の作文です、

全部入りってやつです、お好み焼きか!?ラーメンか!?いや、ホンマに、

あれもこれも確認して、あちこちに相談して、で後は勝手に判断してね、という文章です、

そりゃ、これらが必要なことは理解しますが、政府としてはもっとシンプルな感染時対応を打ち出すべきでしょう、

ここらが今の政府の弱点ですね、官僚はもう首相の顔色しか見ていない、

国民の安全を真剣に考えてないのとちゃうかと思ってしまう、

台湾の対応なんかはとてもシンプルだそうです、

感染者が1人出たら学級閉鎖、2人出たら学校閉鎖、

こういうシンプルでスピードをもって行動できるようなガイドラインを示すのが官僚の仕事、政府の役割でしょう、

イベントの実施についても同じように曖昧模糊なガイドライン、後は現場で判断してね、な調子です、

なので、先日のさいたまアリーナのような事態を招く、あれでクラスターが発生したらどうするんだろう?ね、

法的強制力はないにしても、イベントの参加人数、人的密集密度、空間条件、滞在時間などを具体的に示して大規模閉鎖空間密集イベントは規制すべきだと思います、

逆に云えば、開催可能なイベントの条件を示すことで、今本当に困っているアーティストのみなさんに少しでも希望を届けるのが官僚の仕事、政府の役割だと思います、

でも、一旦オーバーシュートが起こってしまえば、

欧米並みの規制=外出禁止・都市封鎖となります、

そうならないために、まずはこのまま“ぎりぎりのところで持ちこたえる”ことが肝要、

そのために、一番大事なのは一人ひとりの行動、

手洗い、マスク、リスクの高い環境を作らない、ということになるのです、はい、

今日は、ここまで、、、って授業か^^)ふ~~、

あ~、はやく終わって欲しい、