◆陽性率
先週までの陽性率は32.8%⇒34.4%⇒先々週35.5%⇒先週35.3%、完璧な感染継続期です
『減少局面は終わり、感染継続局面へ入りました、この状態が数週間~数カ月続くかもしれません』、
先週同様、上記のような状況判断です、
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フランスのように数週間後に反転拡大する可能性もあります、
(NHKニュースサイトより転載)
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国内先行組の沖縄や広島はすでに増加傾向にあります、
(NHKニュースサイトより転載)
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東京・大阪はこのまましばらく感染継続期が続いた後に増加に転じる可能性が高いです、
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◆ゼロコロナは不可能!?コロナとの共存しか道はない
フランスの3回目接種率は日本よりも高いです、それでこの状況、
(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)
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『ゼロコロナ政策』を標榜する中国、個人の自由を厳しく制限するゼロコロナ政策でも感染拡大は止まりません、
これは『ゼロコロナ政策』でも、オミクロン株や変異ウイルスの感染拡大は止められない!ということを証明しているかもしれません、(後述)
つまり、残念ながら『コロナの撲滅は出来ない!!コロナとは共存していかなければいけない!!』という可能性が高まってきた事を示唆しています、
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では、コロナとの共存のゴールは?
『COVID-19のインフルエンザ化』でしょうか?
つまり、、、
COVID-19自体をこの世界から撲滅することは出来ない以上、有効なワクチンと適格な治療薬を開発し、十分な医療体制を整えて、、、
『致死率の低い治る病気』として認知するしかない、
という考え方です、
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◆「BA.2」に続いて、またも新型「XE」も登場
COVID-19を撲滅できない要因の1つが次々と出てくる変異株です、
オミクロン株の「BA.1」よりも感染力が強い「BA.2」への置き換わりが感染継続の要因の1つと考えられていますが、
さらに感染スピードが速い「XE」も2022年4月11日に国内で初めて確認されました、
「XE」はオミクロン株の変種ではないそうです(まだ詳しく理解していません)が、
こちらのニュースが分りやすいです ⇒
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「XE」なんと「BA.1」と「BA.2」のハイブリッド(交雑種)のようです、
感染スピードは「BA.2」の12.6%UP、
ただ、重症化率はオミクロン株同様高くない、とにかく感染スピード優先のウイルスのようです、
中国でも感染を完全に押さえ込めないのも無理はない、という感じ、
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でも、ヒトの叡智も少しずつ対抗策を打ち出しています、
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◆新型のノバックスのワクチン
有効なワクチンの新戦力として、今後承認が期待されるのがノバックスの『組換えたんぱくワクチン』です、
これはファイザーやモデルナの『mRNAワクチン』が「スパイクたんぱく質」を体内で生成する遺伝子を使ったワクチンでしたが、
ノバックスのワクチンは根本的に違います、
人工的に精製した「スパイクたんぱく質」を直接身体に接種するワクチンです、
現状、有効性と、
安全性(副反応の少なさ)も確認されているとして、米ノバックス社が厚労省に承認を申請しました、
(写真はいずれもNHKニュースを撮影)
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これが切り札かどうか別として、今後、ワクチンや経口薬などノ開発が進み、インフルエンザのように『致死率の低い治る病気』化していくことが、COVID-19との付き合い方になるのではないかと考えています、
もちろん、撲滅できればそれに越したことはないのですが、、、
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◆インフルエンザによる死亡者数
ちなみに国内の“インフルエンザによる死亡者数”は、、、
こちらのサイトを参照しました、おそらく大きな誤りは無いと判断して参照します、
【インフルエンザによる死亡者数】
2018年 3325人
2019年 3575人
2020年 956人
(2020年の減少はCOVID-19感染対策の影響か?)
この2年間のCOVID-19による死亡者は延べ2万9056人、
(2022年4月18日現在)
この差がCOVID-19とインフルエンザの違いということになります、
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この差をどう埋めていくのか?が今後のCOVID-19対策の戦略のような気がします、
ゼロコロナではなくウイズコロナ、と考えざるを得ないのではないかという気持ちになってきました、
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以下はルーティンの数字の確認です、感染継続期を示す数字です、
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◆全国の感染者数、
(NHKニューサイトから転載)
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◆直近の都道府県別10万人当りの感染者数はこちら、
(NHKニュースサイトから転載)
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◆陽性率
陽性利率 検査数 陽性者数
2022年
1月2日 1.1% 251123 2777人 ※第6波の入口か?
1月9日 5.4% 429162 2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日 13.6% 702929 9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8% 1228371 26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4% 1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日 39.6% 1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896 62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194 57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543 47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日 39.1% 1155304 45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325 38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1% 999063 34万1545人
3月27日 32.8% 830541 27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日 34.4% 928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
4月10日 35.5% 952279 33万7846人 ※感染継続期、市中感染が継続的連鎖的に起こっています
4月17日 35.3% 971890 34万2665人 ※完璧な感染継続期
(厚労省HP日報から算出)
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◆死者数
(NHKニュースサイトから転載)
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◆この1週間のワクチン追加接種(3回目)状況
(首相官邸HPから転載)
全接種回数 / 3回目接種
3月
(~4日) 730.1万回/709.0万回
(~11日) 692.8万回/672.5万回
(~18日) 666.2万回/639.2万回
(~25日) 547.6万回/520.5万回
4月
(~1日) 553.2万回/513.9万回
(~8日) 401.4万回/363.4万回
(~15日) 386.3万回/354.4万回
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◆年代別感染者割合
4月17日までの東京都の年代別感染者数比率、
(NHKニュースサイトから転載)
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◆東京都の重症者病床使用率
東京都の4月17日の状況、
(東京都HPから転載)
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◆減らない感染者数の推測原因
① オミクロン株の感染減少には『一定の感染量が必要』である可能性
② 感染拡大のコアである若年層への有効な施策が打てていない
③ 「BA.2」への置き換わりによる再感染拡大
※4月19日追記 「XE」も登場
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これに対抗するヒトの叡智は『ワクチンの接種推進』と『感染拡大防止の基本動作』(マスク着用、手指の消毒・3密の回避)だけ、
そして、感染継続期の今こそウイズコロナへの戦略が必要です、
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