【先週のまとめ】
先週の陽性率は先々週39.1%⇒先週35.2%とやっと減少局面へ、
しかし先は長そうです、反転横ばいするエリアも、
死者数もやっと減少局面へ、
「まん延防止等特別措置」は全面解除か?
10代以下の感染拡大が止まりませんが、COVID-19との共存時期に来ました、
、
◆感染者数は減少局面へ、しかし長引きそうです
先週の陽性率は35.2%、検査数微減・陽性者数ともすこし減少、
でも、陽性率35.2%はまだまだ市中感染リスクが高い事を示しています、
減少局面と観て良いと思いますが、先は長そうです、
減少スピードが遅い、(一時的な)反転増加しているエリアもあります、
ある程度まで落ちても、そこから根絶までは時間が掛かりそうです、
、
3月13日までの全国の感染者数推移、
(NHKニュースサイトから転載)
7日間毎の全国の陽性者数の推移
(~1月2日) 2777人
(~1月9日) 2万3168人
(~1月16日) 9万5498人
(~1月23日) 26万8284人
(~1月30日) 46万3354人
(~2月6日) 62万3128人
(~2月13日) 62万4240人
(~2月20日) 57万9928人
(~2月27日) 47万3461人
(~3月6日) 45万2763人
(~3月13日) 38万2278人
、
直近の都道府県別10万人当りの感染者数はこちら、
(NHKニュースサイトから転載)
東京・大阪・神奈川が並びましたね、
沖縄は少し順位を下げ、
宮城は相変わらず少ないです、
、
先週までの陽性率、
陽性率 検査数 新規陽性者数
2021年
7月18日 4.1% 474414 19742人
7月25日 7.0% 386623 27234人 ※東京五輪開幕
8月1日 10.5% 580346 61157人 ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日 14.1% 646433 90958人 ※五輪閉幕
8月15日 16.6% 672232 111601人 ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日 18.3% 814829 149057人 ※パラリンピック開幕
8月29日 16.8% 931891 156931人
9月5日 13.4% 915614 122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日 9.3% 805362 75093人
9月19日 5.8% 711092 41053人
9月26日 3.8% 499717 19240人 ※緊急事態宣言解除の見込み
10月3日 2.4% 492203 11699人 ※9月30日ですべての規制解除
10月10日 1.5% 411006 6311人
10月17日 1.0% 396772 3914人 ※陽性者数が激減
10月24日 0.7% 327349 2384人
10月31日 1.6% 368684 5918人
11月7日 0.4% 319680 1427人
11月14日 0.4% 361803 1283人
11月21日 0.3% 336036 1013人
11月28日 0.2% 310456 729人 ※世界でオミクロン株が拡大!!
12月5日 0.2% 337907 766人 ※オミクロン株国内でも3例確認
12月12日 0.3% 337968 761人
12月19日 0.3% 336563 1088人 ※オミクロン株、国内で50例以上
12月26日 0.5% 324927 1738人 ※国内でオミクロン株市中感染始まる、モルヌピラビル国内承認
2022年
1月2日 1.1% 251123 2777人 ※第6波の入口か?
1月9日 5.4% 429162 2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日 13.6% 702929 9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8% 1228371 26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4% 1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日 39.6% 1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896 62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194 57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543 47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日 39.1% 1155304 45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325 38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
(厚労省HP日報から算出)
、
◆死者数もやっと減少局面へ
感染者数と同様、急激な減少は望めない状況、
COVID-19との共存戦略構築の時期と考えます、それは後述、
(NHKニュースサイトから転載)
、
◆この1週間のワクチン追加接種(3回目)状況
11日(金)現在のワクチン接種状況、
(首相官邸HPから転載)
この7日間の全接種回数は692.8万回、
うち3回目接種が672.5万回、
先週より少し減って700万回@1日100万回を切ってしまいましたね、
次の世代(10代・若年層も)の接種促進策が必要です、
全接種回数/3回目接種
2月
(~4日) 279.1万回/267.1万回
(~10日) 408.3万回/387.7万回 ※6日間の数字
(~18日) 624.1万回/603.9万回 ※8日間の数字
(~25日) 617.8万回/596.1万回 ※7日間の数字
3月
(~6日) 730.1万回/709.0万回 ※7日間の数字
(~13日) 692.8万回/672.5万回 ※7日間の数字
、
◆日本の3回目接種率は28.26%
日本の3回目接種は28.26%、
やっと米国と並びました、
ロシアは戦争を止めて3回目接種を急ぐべしです、
(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)
、
◆10代の感染止まらず、ターゲットに有効な抑止策がないのが減少スピードを鈍らせているのか?
3月6日までの東京都の年代別感染者数比率、
3月13日までの東京都の年代別感染者数比率、
(NHKニュースサイトから転載)
10代以下の割合が初めて32%に、
3人に一人が10代以下の感染者です、
感染拡大のコアはあきらかに若年層、
間に合わないと考えていた若年層へのワクチン接種、
ここまで来たら、ワクチン接種効果も関与出来るレベルになってきました、
他に積極的な若年層の感染抑制策がない以上、ワクチン接種をさらに推し進める必要があります、
、
◆東京都の重症者病床使用率37.6%に(国基準)
3月13日現在、
(重症者病床使用率)
(2月6日) 8%(都基準)41人/510床 39.8%(国基準)584人/1468床
(2月13日) 12%(都基準)61人/510床 43.8%(国基準)643人/1468床
(2月20日) 15.9%(都基準)81人/510床 48.6%(国基準)714人/1468床
(2月27日) 13.5%(都基準)69人/510床 45.4%(国基準)667人/1468床
(3月6日) 12.9%(都基準)66人/510床 42.6%(国基準)626人/1468床
(3月13日) 11.4%(都基準)58人/510床 37.6%(国基準)552人/1468床
状況は改善傾向です、
、
病床使用率から観ても、長引く減少局面を想定すると「まん延防止等特別措置」解除の方向で良いと考えます、
オミクロン株(BA・2)とは、上手に付き合っていくしかない、、、
、
◆各地の状況、長引く予感のデータ
3月13日までの各エリアの感染状況、
まずは東京、減少局面であることは間違いないが、、、
先は長そうです、
大阪は順調に減少、今のところはね、
、
先行組の沖縄は、
反転上昇からの横ばい、長引いてます、
、
これは広島、落ち切りません、
山口は高止まりのまま反転の兆しも、
ピークが低い宮城はピークからそのまま高止まりで推移、
米国、ピークが高いので激減に見えますが、減少スピードは鈍ってきました、
フランス、ここに来て反転上昇、
やはり、低位での感染拡大は長引く?見本のような動き、
、
◆感染力の強いオミクロン株(BA・2)は低位で長く感染拡大を続ける?
先週まで書いていた独酌酔言的3つの可能性、
(詳しくはコロナ120 ⇒)
(同 コロナ121 ⇒)
、
1つ目は『オミクロン株 一定感染量必要』説です、
一定量(率)の感染者まで拡がらないと感染は止まない、という仮説です、
これが一番現状にしっくりきます、
前述のフランスでも急激にある程度まで減少しましたが、横ばいから反転しようとしています、
感染力が強いので一気には減らない、ある程度の低位での感染が長く続く、
オミクロン株(BA・2)の特徴かもしれません、
、
2つ目は感染予防のコアターゲット(若年層)に有効な施策がない、という現状、
これは前述の年代別感染者比率を観ても明らかです、
、
3つ目は「BA.2」への置き換わり
先々週から目立ってきたのが、オミクロン株の「BA.2」型への置き換わりです、
オミクロン株オリジナルの「BA.1」より、さらに感染力が高いのではないかと云われている「BA.2」、
これが、1つ目の要因の原動力になっている可能性があります、
、
◆「まん延防止等特別措置」の解除は良い、低位の感染と付き合うしかない
① オミクロン株の感染減少には『一定の感染量が必要』である可能性
② 感染拡大のコアである若年層への有効な施策が打てていない
③ 「BA.2」への置き換わりによる再感染拡大
この3つの要因により『感染者減少スピードが遅い』⇒『低位の感染が長く続く』
という筋書きが予測されます、
、
この春は経済と感染防止の併走=COVID-19との共存時期と考えます、
英国やフランスが先行して行なった考え方です、
「まん延防止等特別措置」の解除を支持します、
今後は、どのようにして感染拡大を抑え、死者数を抑え、経済を回していくのか?
日本もそんな考え方での戦略立案が必要な時期に来ました、
、
もう春の陽気、2週間後には桜前線の話題、
早いな~、コロナ禍も3年目に入ります、
、
、
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます