なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事64~
2月14日までの1週間の陽性率は3.2%(前週4.3%)、
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週間陽性率が3%台に落ちるのは2020年11月1日以来、
新規感染者数も1カ月前の30%以下に減りました、
感染拡大は、ある程度落ち着いた状態と云えると思います、
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陽性率の減少傾向は緩やかになりますが、
それでも来週には2.7~3.0%程度まで下落すると予測します、
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次は、いつ非常事態宣言を解除するのか?が焦点ですが、
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概念論で云うと、
どこまで我慢できるのか?
長ければ長いほど感染再拡大を遅らせることが出来ます、
経済との兼ね合い、政治家の判断力が問われます、
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数字で云うと、2020年秋頃の落ち着いた時期での陽性率は2.7%が底、
そこから9週間で感染再拡大に転じました、
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この例に倣うと、2.7%くらいで解除するなら、
5月の連休の頃にまたもや感染が拡がるかもしれません、
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きっちり押さえ込むなら1%台に落ちるまで腰を据えられるか?
ワクチン接種も始まるので、その効果がどれほど出るのか?
難しい判断です、
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ここでは数字をまとめていませんが、重症者病床の稼働率も重要な指標です、
ただ、これは今後、政府自治体、医療機関の連携で病床を増やすことが出来ます、
そこはそこでしっかり対応していくことが必須、
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問題はやはりCOVID-19の感染力です、
このまま終息する事はない、
という前提で、どこで経済との折り合いを付けるのか?
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もう少し我慢するのか?
ワクチン接種開始の効果は?
今週末からの議論に注目です、
(各日までの1週間の平均陽性率)
陽性率 検査数 陽性者数
6月21日 0.5% 73911 435人
6月28日 1.3% 39103 526人
7月5日 2.6% 43392 1132人
7月12日 3.4% 57911 1980人
7月19日 3.8% 81922 3140人
7月26日 5.9% 80286 4742人
8月2日 6.0% 121121 7304人
8月9日 6.1% 164877 10094人
8月16日 4.5% 176032 7931人
8月23日 4.9% 143766 7033人
8月30日 4.4% 124531 5517人
9月 6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日 2.7% 132914 3573人
10月18日 2.8% 134620 3744人
10月25日 2.8% 139830 3878人
11月 1日 3.1% 147810 4612人
11月 8日 4.2% 140243 5940人
11月15日 5.5% 173776 9591人
11月22日 6.2% 217199 13502人
11月29日 6.1% 236143 14474人
12月6日 6.1% 251480 15445人
12月13日 5.9% 292670 17189人
12月20日 5.6% 330070 18593人
12月27日 6.1% 348965 21432人
1月 3日 10.8% 218184 23642人 ※年末年始で検査数が減少
1月10日 8.6% 460951 39821人 ※1/8首都圏 緊急事態宣言
1月17日 9.2% 450028 41521人 ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
1月24日 7.2% 536485 38365人
1月31日 5.7% 454648 26081人
2月 7日 4.3% 389517 16693人
2月14日 3.2% 349441 11037人
※厚労省発表日報から集計
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◆災害避難と感染拡大防止
13日に東北地方で大きな地震が発生しました、
コロナ禍での大きな災害というあらたな局面です、
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死者が出なかったのは不幸中の幸い、
それでも災害避難と感染拡大防止という、
相反する状況に対応しなければなりません、
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災害はこれからもやって来ます、
災害時の感染拡大防止策、このノウハウも今後蓄積していかなければなりません、
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専門家のコメントでは、
『原則はまず避難、非難してから感染予防』、
という順番で考えて良いそうです、
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◆そして、またもやデマが!!
今回の地震でもいくつかのデマ・フェイクニュースが流され、
驚くほどの拡散を見せました、
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「外国人が井戸に毒を投げ込んだ」という、
意図的に世間を欺きたい悪質なツイートも相当拡散したそうです、
もちろんこのデマは1923年の関東大震災で発生したデマの模倣です、
100年前と変わらないデマの発生、ホントに腹立たしい、
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「千葉で工場地帯が爆発」は勘違いによるモノ、それでも拡散、
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「人工地震」などというバカバカしいネタも拡散されました、
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異常事態に人々を扇動する悪質なデマ、
こういうデマはCOVID-19のワクチン接種でもたくさん拡散されています、
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◆ワクチン接種に関するデマ
前回も書きましたが、、、
ワクチン接種に関する最も壮大で荒唐無稽なデマは『人口削減陰謀説』です、
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過剰な人口を減らすためにコロナを捏造、
ワクチンに不妊効果を混ぜ込み、世界中で接種させる陰謀である、
というデマです、、、
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これははっきりと断言します、陰謀説はデマです、
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でも、先日、
『コロナ陰謀説を信じているのでワクチンは接種しません』と真面目に答えられた方に出会いました、
心底驚きました、デマは人の心を蝕むのです、
会話にもならないのでスルーしましたが、、、
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◆日本でワクチン接種を望まない人は20%~程度
調査ではいろんな数字が出ていますが、
日本国内では「20%~40%くらいの人」がワクチン接種を受けない、もしくは躊躇しているという状態のようです、
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日本ではワクチン接種は努力義務とされていますが、
個人の権利でもあるので、意見が分かれるのは当然として、
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このワクチン拒絶反応は国によって相当の開きがあります、
(2020年12月の調査:世界経済フォーラム実施)
同意率が高いのはインド87%、中国85%、英国79%
低いのは米国64%、フランス54%、
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日本はどちらかというとやや低位で69%、ま、そんな感じですかね、
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それぞれのお国の事情が影響しています、
日本の場合は過去のワクチン禍の影響も指摘されていますが、
ここにはデマも関与しています、
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◆コロナワクチンの安全性は?
ワクチン接種をためらう大きな要因の一つが安全性です、
これまでの情報を元にあえてハッキリと書くと、
超特急で造られたワクチンですが、
現状では安全性は相当高いレベルで確保されていると思います、
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2020年10月に発表された日本国内の「インフルエンザワクチン」による重篤な副反応の発生率、
接種回数約5650万回(推計)/重篤な副反応数333件/死亡6人
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米国でのコロナワクチン接種での「アナフィラキシー」と呼ばれる重篤な副反応は、
20万回に1人との報告があります、
(全員その後快復)
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上記、日本国内でのインフルエンザワクチンの場合、重篤な副反応発症の割合は17万回に1人、
ほぼ同等のリスクと云って良いです、
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頭痛や発熱・倦怠感などの軽微な副反応は約半数で見られるようですが、
いずれも生活に支障がない程度とされています、
日本に入ってくるコロナワクチンの安全性はなんとか担保されています、
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◆そんなワクチンにもデマが
ワクチンに関するデマで多く見るのが、
『ワクチンを接種した直後に死亡した例』です、
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ネットでも散見されます、
たしかに、ワクチン接種直後に死亡された方もいらっしゃるでしょう、
しかし、ワクチンの副反応で死亡が確認された例は今のところゼロではないでしょうか?
(世界中の情報を確認したわけではないのですが)
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それでも、やはり『死ぬには嫌だからワクチンは打たない』という方もいらっしゃいます、
それも個人の権利なので同意するしかないです、
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科学と数学で、リスクとメリットを個人個人が計るしかないです、
コロナでの死者は全世界で240万人、日本国内で6952人(0216現在)
ワクチン接種のもっとも大きな敵は・・・デマのような気がします、
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◆国内でもやっと、17日から医療従事者にワクチン接種開始
いよいよ、明日17日(水)から国内でもワクチン接種が始まります、
今後、接種対象が拡がるにつれ、
接種現場の混乱、接種希望者のコーディネイト、優先順位などなど、
様々な課題がこれから発生します、
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なにせ初めてのこと、
一つ一つが重要な課題であり、貴重なノウハウに繋がります、
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とにかく死者数を最小限にする、一人でも多くの命を救う、
そのためにも、一人でも多くの人が賢明な判断をする必要があります、
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