なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事99~全国の陽性率は2.4%、ワクチン接種完了は60.9%、第6波への備え、経口薬がいよいよ目前に!?
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【今週のまとめ】
先週の全国の陽性率は2.4%、半年ぶりの低水準、
ワクチン2回完了は全国民の60.9%、
緊急事態宣言解除で人流復活も底を打つ感染拡大、
いよいよ経口薬が登場!?
第6波は必ず来ます、新内閣で医療体制の抜本的な改革を!!
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◆陽性率は2.4%、半年ぶりの低水準です
陽性率は2.4%、底を打ちました、
この安全水域レベルを何週間維持できるかが焦点です、
第5波までの流行の谷間は徐々に短くなってきています、
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でも、なぜかは正確には分らないにせよ、感染は急激に減衰しています、
(酒類販売規制・ワクチン進捗・感染基本動作・人流抑制などが考えられますが、詳細なメカニズムは未解明)
このまま安全水域を進めると良いのですが、
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陽性率 検査数 新規陽性者数
3月21日 2.3% 375025 8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日 3.0% 364712 11211人
4月4日 4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日 5.4% 381306 20536人
4月18日 5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日 6.0% 539640 32585人 ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日 6.4% 542061 34811人
5月9日 7.8% 457873 35802人 ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日 6.8% 658101 44961人 ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日 5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日 4.6% 589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日 3.1% 602455 18649人
6月13日 2.9% 467753 13499人
6月20日 2.5% 411848 10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日 2.6% 405628 10457人 ※小池知事休養中
7月4日 2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日 3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日 4.1% 474414 19742人
7月25日 7.0% 386623 27234人 ※東京五輪開幕
8月1日 10.5% 580346 61157人 ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日 14.1% 646433 90958人 ※五輪閉幕
8月15日 16.6% 672232 111601人 ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日 18.3% 814829 149057人 ※パラリンピック開幕
8月29日 16.8% 931891 156931人
9月5日 13.4% 915614 122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日 9.3% 805362 75093人
9月19日 5.8% 711092 41053人
9月26日 3.8% 499717 19240人 ※緊急事態宣言解除の見込み
10月3日 2.4% 492203 11699人 ※9月30日ですべての規制解除
(厚労省HP日報から算出)
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東京の感染者も10月4日(月)は87人まで減ってきました、
底の打ち方が低いです、
やはりワクチン接種が進んだことが大きいのかもしれません、
これからは陽性率の再反発を注意深く見守りたいです、
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◆ワクチン接種、2回目接種完了者が全国民の60.9%
2回目完了が全世代で60.6%(先週55.8%)、高齢者で89.4%(先週88.8%)、
(首相官邸HPから転載)
(8月15日まで) 1029万回
(8月22日まで) 840万回
(8月30日まで) 911万回
(9月6日まで) 827万回
(9月13日まで) 862万回
(9月17日まで) 557万回 ※14~17日の5日分のみ、連休のため発表が遅れています
(9月24日まで) 668万回 ※7日間の数字
(10月4日まで) 1089万回 ※8日間の数字
8日間の数字ですが、今週も接種がしっかり進んでいます、
予約無し接種や子供への接種など、多様な接種が進んでいます、
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世界のワクチン接種状況を観ると、
(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)
日本は米国、さらにドイツを抜き、フランス、英国に迫る勢いです、
大きな成果です、
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◆10代への感染拡大は?
先々週(9月26日まで)、
先週(10月4日まで)
まだ4日間のデータですが、新学期が始まっても10代の大きな感染拡大は起こっていないようです、
まずは安心、
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◆なぜ減少に転じたのか?分らないけど、とにかく減りました
一時は制御不能とまで表現された第5波がなぜ減少に転じたのか?
やはり、理由はよく分らないようです、
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概ね、以下の要因が複合的に働いた?というのが現状の見解です、
・感染防止の基本動作(マスク・消毒・3密回避)、
・緊急事態宣言(人流抑制・飲食店規制)
・天候要因(長雨による外出減少・気温低下による室内開放など)
・ワクチン接種の進捗(これは唯一有効エビデンス有り)
・第5波の強烈さに対しての恐怖心での自粛
もしくは『COVID-19の生存戦略』か?
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◆第6波は必ず来ます
『COVID-19の生存戦略』が正しいかどうかは別にしても、第6波は必ず来ます、
その前提で、次の一手を考える時期です、
(もし、このままコロナ禍が終息するならそれはそれで大歓迎ですが)
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第4波から第5波の再拡大への期間を参考にすると、10月20日頃までが底の期間、
それ以降は陽性率が再び上昇に転じ、11月中頃からは再び感染拡大期に入る可能性があります、
この第6波に備えて、より強固な医療体制をこの6~7週間で構築することが肝要です、
岸田さんもそこはしっかりと発言されているので期待しましょう、
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次の騎兵隊、特効薬が出来るまでは、
医療の受け皿を強化して、感染拡大期でもすべての感染者が適切な治療を受けられる、
医療難民を生み出さない(岸田氏弁)態勢作りが必要です、
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高市さんがロックダウン法について言及されていましたが、日本では難しいと考えます、
コロナのこと96でも書いたように、中国のような独裁国家でないと効果的なロックダウンの実現は難しいです、
欧州などの自由主義国家はロックダウンでの封じ込めには失敗しています、
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共存戦略=経済とコロナ対策の両輪で前に進むしかないのが実情です、
そのための医療体制の確立、
先週のコロナのこと98で書いた各自治体の諸施策と、国が主導する新たな枠組みの医療体制の構築、
これが功を奏することを期待します、
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◆いよいよ経口薬の実用化が見えてきました
ウイズコロナ、COVID-19との共存、
これこそ我々が選択すべき戦略であることは間違いないと考えます、
現状の戦力でCOVID-19を根絶するのは不可能でしょう、
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しかし、『COVID-19がインフルエンザ並の(日常の)疫病になる』道筋は見えてきています、
すなわち、2つの現状戦力、
① 基本的な感染予防対策(3密回避・マスク着用・手指の消毒)と酒販規制、
② ワクチン接種の進捗、
これに加えて“COVID-19がインフルエンザ並の日常の疫病になる”ための3つ目の大きな戦力が特効薬、もしくは効果的な経口薬です、
つまり、COVID-19が『薬を飲めば治る』病気になれば、今ほどの社会的規制は不要になる可能性があります、
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米国メルク社の経口薬(モルヌピラビル)は自宅でも服用できる飲み薬、
感染初期の軽症者が1日2回・5日間服用することで重症化を防ぐ効果が期待されています、
まさしく『COVID-19治療の日常化』です、
日本はこれの調達作業に入りました、
上手くすれば年内にも特例承認⇒2022年初頭にはCOVID-19の飲み薬が処方される世界が来るかもしれません、
塩野義製薬の「S-217622」も2022年3月の実用化に向けて治験が進んでいます、
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『COVID-19との共存戦略』とは『COVID-19治療の日常化』、
すなわち、医者に行って飲み薬をもらい重症化を防ぎ、
中等症以上の人はあまねく、漏れなく医療機関の手厚い治療が受けられる、
これが2022年の日本のCOVID-19対策のイメージでしょう、
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新しい首相、新しい大臣に変わる政権、ぜひぜひ、来年2022年末には、
『COVID-19治療の日常化に成功、COVID-19との闘いに終止符を打ちます!!』
という発表をしてほしいものです、
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