美人薄命という言葉をよく聞く。
いいヤツほど早く死ぬ、とも言う。
死ぬ原因はそれぞれ、病気であったり不慮の事故や災害であったり、あるいは「殺すなら誰でも」と思っていた人間にたまたま引っかかる、またあるいは「考え事をしていた」運転手が乗るトラックにやはりたまたま当たられる、などである。
徳島県で起きた追突事故では、30歳の男性と15歳の女子高校生というまだまだ未来にあふれていたはずの命が奪われた。
人はいつかは死ぬとは言え、志半ばの年齢で天に召される事例を見るたび、なぜこの人が死ななくてはいけなかったのか、と切ない気持ちになる。
ニュースで関係者の声を聞くたび、周囲でもそれこそなくてはならないような貴重な人に限って犠牲者になっている。
現世に生きる我々からすれば不条理以外の何物でもない。
私の親族にも急病によって若くして亡くなった人間がいるし、若くはなかったが家屋の屋根から転落して亡くなった人間もいる。
長らく寝たきりなどなら周囲もある程度の覚悟やあきらめも抱えながらということはあるが、急病や事故は周囲に何の覚悟もないから悲しみは倍加する。
他人の事例の時と思うことは同じだ。
「なぜこの人に限って、こんなに早く、こんな形で」である。
この先、私より下の世代が私より早くこの世を去る場面など絶対に見たくはないし、もちろんまだ両親はじめ上の世代が健在である今、私自身が早くに現世を去って上の世代を悲しませることにも絶対になりたくない。
万が一そういうことが起これば、現世に生きる人間は当然悲しいし悔しいし残念だ。
ただ、その万が一が起きた時、気持ちをなんとか落ち着ける手立てとなるならば、こう思い込むしかない。
亡くなった方は「神様が選んで自分の手元に置きたくなった」人なのだと。
そうでも考えないことには、あまたの「天才」や国民的大スター、あるいは社会になくてはならない大切な人などが比較的早くに亡くなることの説明がつかない。
現世でも必要なものは、天の上でも必要とされるのだと思うより、才能にあふれた者、社会に貢献してきた人ほど夭折してしまう意味を理解できない。
もし現世が今以上に争いが絶えず、薄汚い策謀が横行し、嫉妬や憎悪にあふれた醜い足の引っ張り合いばかりの姿になっていくなら、神様は「いいヤツ」をどんどん現世から引っこ抜いていってしまう。
やがて残った悪いヤツが、果てなき争いの末に地球を何も住めない死の星に変えてしまうのかもしれない。
人並みの人生などもう不可能になった私には、せめてせめてお天道さまに笑われないように、いつ死んでも悔いはないと言えるように生きるより他にできることはない。
現世に未練タラタラで死んでしまっては、何となく天に上がっていきにくい気がするのである。
いいヤツほど早く死ぬ、とも言う。
死ぬ原因はそれぞれ、病気であったり不慮の事故や災害であったり、あるいは「殺すなら誰でも」と思っていた人間にたまたま引っかかる、またあるいは「考え事をしていた」運転手が乗るトラックにやはりたまたま当たられる、などである。
徳島県で起きた追突事故では、30歳の男性と15歳の女子高校生というまだまだ未来にあふれていたはずの命が奪われた。
人はいつかは死ぬとは言え、志半ばの年齢で天に召される事例を見るたび、なぜこの人が死ななくてはいけなかったのか、と切ない気持ちになる。
ニュースで関係者の声を聞くたび、周囲でもそれこそなくてはならないような貴重な人に限って犠牲者になっている。
現世に生きる我々からすれば不条理以外の何物でもない。
私の親族にも急病によって若くして亡くなった人間がいるし、若くはなかったが家屋の屋根から転落して亡くなった人間もいる。
長らく寝たきりなどなら周囲もある程度の覚悟やあきらめも抱えながらということはあるが、急病や事故は周囲に何の覚悟もないから悲しみは倍加する。
他人の事例の時と思うことは同じだ。
「なぜこの人に限って、こんなに早く、こんな形で」である。
この先、私より下の世代が私より早くこの世を去る場面など絶対に見たくはないし、もちろんまだ両親はじめ上の世代が健在である今、私自身が早くに現世を去って上の世代を悲しませることにも絶対になりたくない。
万が一そういうことが起これば、現世に生きる人間は当然悲しいし悔しいし残念だ。
ただ、その万が一が起きた時、気持ちをなんとか落ち着ける手立てとなるならば、こう思い込むしかない。
亡くなった方は「神様が選んで自分の手元に置きたくなった」人なのだと。
そうでも考えないことには、あまたの「天才」や国民的大スター、あるいは社会になくてはならない大切な人などが比較的早くに亡くなることの説明がつかない。
現世でも必要なものは、天の上でも必要とされるのだと思うより、才能にあふれた者、社会に貢献してきた人ほど夭折してしまう意味を理解できない。
もし現世が今以上に争いが絶えず、薄汚い策謀が横行し、嫉妬や憎悪にあふれた醜い足の引っ張り合いばかりの姿になっていくなら、神様は「いいヤツ」をどんどん現世から引っこ抜いていってしまう。
やがて残った悪いヤツが、果てなき争いの末に地球を何も住めない死の星に変えてしまうのかもしれない。
人並みの人生などもう不可能になった私には、せめてせめてお天道さまに笑われないように、いつ死んでも悔いはないと言えるように生きるより他にできることはない。
現世に未練タラタラで死んでしまっては、何となく天に上がっていきにくい気がするのである。