blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

マシはマシ

2023-03-07 20:48:03 | 日記
例月の振り返りをすっ飛ばしてしまうほど、ここ2週は新しい環境に慣れるのに必死だった。
3週目に入った今もそれは変わらないが、以前の現場と比較して明らかにヒマなのと、曲がりなりにも会話があるだけ気分的にはラクである。
それでも3週も経てば最初は見えなかったものがだんだんと見えてくる。
所属する人間についてもそうだし、会社としての今の現場の位置づけのようなものもそうだ。

2つの現場に共通して高齢化が進んでいるので、年齢的な制約から今年限りで終了、もしくはいられてあと2年か3年という人が合わせて3人くらいいる。
今はそういったベテラン勢が中心になって現場を回しているものの、やがてはその人たちもいなくなる。
時間的に急を要するのは今の現場なので、私が急遽移った理由もそこにある。

せっかく現場が2つあるから、1つしか知らないよりはどちらも知っていた方が得である。
以前の現場では、1年あまりの間にさんざん大暴れして誰も近寄ってこなくなったため、半分以上は「厄介払い」的に追い出されたのだとは思うが、どちらの事情も知るとかどちらの現場の作業もできるとかになって損なことは何一つないし、以前の現場はロクな会話もなく暗い雰囲気だったため個人的にはちょうどよかったと言える。

今の現場は何でも話せる雰囲気なのは大変けっこうなことなのだが、会話の中身がお世辞にも品があるとは言えないものも多く、中にはただただウンザリというしかないものもある。
あらかた誰でも知っていそうなことを自分だけの知識のように吹聴するとか、個人の感想に過ぎない事柄を延々と演説するとか、およそ聞くに堪えないので無視するのが一番である。
今までもさんざん出会ってきた「心に穴があいた人」はどこに行ってもいて、手段は違っても本人たちはその穴を埋めるのに必死で周りのことがまったく見えていない。
汗が出るほど熱弁したところで聞いている方には何の影響もないどころか、貴重な休憩・待機時間を不快にさせていることに彼らが気づくことはない。

私という人間のついでにかどうかは知らないが、以前の現場に置ききれなくなりあぶれてしまった製品が大量に今の現場に押し付けられてしまっている。
あくまで管理者氏の考え方ではあるが、私から見て以前の現場が主で今の現場が従のような扱いになっているように見える。
わずかな距離とはいえ、現場どうしは少し離れているのでこちらには偉い人はほとんど来ないからこの点でもラクではある。
私が以前の現場にいた時は今の現場にちょくちょく顔を出していたという管理者氏も、私が移ってきてからは全くと言っていいほど来なくなった。
それはそうだ、何を言っても腹の内を見抜いてその場でひっくり返してくる人間(=私)がいるところに行くのは気が進まないだろう。

モノは一流ヒトは三流と言わざるを得ない会社にあって、アタマを抱えるような事態は毎日のように起きるしこれからも起きるだろう。
しかし、地場優良企業様の正社員様はいわゆる「上級国民」であろうから、私のような下級国民より仕事ができなかったところであまり深刻には考えない。
非正規社員と言い合いになり力ずくで突き飛ばしてケガを負わせてもクビや左遷になるどころか何の処分もされない「正社員天国」ではそれこそ毎日がウンザリの連続であろう。
さりとてまだまだ現役で働きたいし働かなくてはならない身、どこかで折り合いをつけるよりない。
あまり過大な期待をしたところで裏切られるだけなので、これからもあくまで自分が納得いくように日々の仕事に励んでいきたい。

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