blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

2021年を振り返って

2021-12-31 18:22:00 | 月末振り返り
今日は大晦日なので2021年を振り返る。
全体としては残念というか情けないというか、一時はどうなることかと思った時期もあった。
今でこそ元気を取り戻し仕事も順調、このブログに手を付ける余裕もあるが、それすらできなくなる危険もあった。
2022年以降、動ける体がある有り難みを感じつつ、まずは年間通して体調を崩さないことが唯一にして最大の目標だ。

2021年のあれこれについては、12月初頭に投稿した「長かった半年」に書いているがあらためて振り返っておく。
前年秋から続けていたコンビニ夜勤の仕事が年明けを過ぎても順調であったため、本年2月に長らくパラサイトしていた実家を出て魚津市内に住居を求め入居することができたまではよかった。
しかし、もともと接客が得意ではないところに深夜帯の必ずしもいいとは言えない客層への対応に心身をすり減らして、3月の半ばにはあえなく電池切れとなり、それから半年以上はいよいよ世の中に対する恐怖感も出てなかなか社会復帰することができなかった。
時間が経つうちに経済的にも疲弊し不安ばかりの状態となったところに加え、10月には常用薬と市販サプリの飲み合わせによって思わぬ副作用が出て今まで経験のない身体的苦痛にも襲われ、人生で初めて入院することになった。
のちのち聞いてみたところ、下手をすればそのままあの世行きもしくは再起不能に陥るところだったという。
よかれの思いからとは言っても、自分で調べず、また医師に相談せず常用薬に加えて市販のサプリを服用するという「凡ミス」で命を落とすなどということになっていたら、それこそこれまで支えてくれた周囲の人々への裏切りそのものであり悔やんでも悔やみ切れないことになっていた。

入院生活当初は症状もなかなか落ち着かず「病院でもしものことがあったら」という考えも頭をよぎり生きた心地はしなかった。
親族にもさんざん迷惑をかけた手前、退院したらしたですぐにでも新しい仕事を求める必要もあった。
退院後わずか1週間の体で職安に赴き、そこで紹介を受けた職場に幸運にも採用となったが、最初の勤務日までに体が果たして戻るのか不安だった。
幸いにして、11月上旬から働き始めこの年末の締めまでの間を体調を崩すことなく乗り切ることができたのは、10月時点での苦しみを思うと奇跡としか言いようがない。

この一年というスパンで振り返るなら、全くと言っていいほど社会の役に立つことはできなかったし、一時は社会福祉の支援を受けることも考えるほど追い詰められた。
しかし、働き出してからは自分でも驚くくらいに順調に毎日を過ごし、規則正しいリズムで生活する中で体のほうも従来と同じレベルに戻ってきた。
動ける体があるという一見当たり前のことをこれほど有り難く感じられるのは、生きるか死ぬかという苦しみを経験したからこそである。
体さえ動くなら仕事をして日々の糧を得ることができるのだから、お金よりも体の方が大事なのは言うまでもない。
どれだけ財産を蓄えていたって、自由に動ける体がなければ、体があっても動かす気力がなければ、生きていても虚しいだけだろう。

この大晦日の段階で、2022年以降にとりわけ大きな不安を抱えることなく向かうことができる。
終わりよければ、とはよく言うが、2021年はまさに「終わりだけはよい」年となった。
2022年は初めから終わりまでよい年であることを心から願っているし、自らを今まで以上に律してそうなるようにしていきたい。

本年は長らく更新しない時期もありながら多数のご訪問をいただきありがとうございました。
またコンスタントに更新してまいりますので宜しくお願い致します。
2022年が皆様にとって素敵な年でありますように。

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