blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

予定通り

2018-05-25 20:46:53 | 日記
3月末からおヒマをいただいていた会社に週明けから戻る。
体も回復し、先延ばしなく戻ることがひとまずの任務だったからホッとしている。

これからの人生、会社と自宅の往復だけではダメだと、この2ヶ月はその手がかりを求めて動いてはきた。
しかしそれは現在進行途上の出来事であるし、決してお金目的の話ではなく個人的な夢のための動きであり、生活に彩りを添えることは間違い無くてもそれ以上を期待するものでもない。
やはり今、当地で身分不相応なキレイな部屋に住み、週末には近隣の名所を数多く訪ね、なじみと呼べるお店もでき、などのいろいろなことは、当然ながら会社での仕事と収入がベースにあったからだ。

今回は、明確な原因はあるとはいえ、長期離脱という事態に陥ってつらい思いもした。
当初の診断で2ヶ月という時間をもらい、何とかぶり返しなどなく順調に回復して、予定から延びることなく会社に戻ることができる。
木曜日には、お医者様及び会社の上司と話し合いを持ったが、予定通りの復帰を信じ、復帰後の仕事内容まで配慮してくれていたことには感謝の一語しかない。

今こうして職場に復帰するにあたり、たくさんの人が自分のことを思い支えようとしてくれていることに、自宅にこもる時間が多かったここまでは身勝手ながら気づくことが難しかった。
富山で同じように調子を崩し、当地にやってくることになった際には、とあるエライさんから、暗に「同様のつぶれ方はもうできないよ、もしそうなったら…」的なプレッシャーを受け、当地では絶対にそんなことになってはいけないという思いだけでがんばってきた。
2年半をほぼほぼ無休で乗り切って、何とかそのプレッシャーには打ち勝つことはできたと思った刹那に、年明けからの「一人二役」の疲れが襲ってきて倒れてしまった。
正直、転勤から2年半が経っていようと当時の富山での言葉は生きていると思ったから、困っていた私を拾ってくれた会社をいよいよ辞めなくてはいけないのかという極限の心理状態にまで追い詰められた。
しかし、実際にはそうはならず、この2ヶ月間を回復のためにしっかり使ってほしいという話で収まり、まずは予定通りの日程で帰ってこれるように気持ちを切り替えることができた。

仕事的には決まった担当を持つことからは一旦外れ、振り出しからの再スタートとなる。
振り出しからとはなるが、再度当地での仕事に参加はしていける。
もちろんこういった事態の後、倒れる前と同じ仕事にいきなり戻れるわけもない。
他人の手伝いから徐々に入っていって、体のリズムも含め、仕事仕様の自分に少しずつでも戻るように、また決して焦らず毎日わずかでもいいから役に立てればそれでいいと考えて、最初から無理をしすぎないことが大事になる。

休んでいる間は、会社員としてはもう先が見えてしまっただの上がり目はなくなっただの、どうしても内向きで暗い思考に陥りやすかった。
しかし、今こうして多くの人の思いに包まれて元の場所に帰ることができるありがたさを噛み締め、普通に会社に出られる体になれたことに感謝をしながら、誠実に勤め上げていきたいと思うのである。
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