blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

まる1ヶ月で

2018-11-28 17:35:55 | 日記
前の会社を去った形式的な日付と同じ日に今の職場に行くことが決まったことは過去に書いた。
一つの会社を辞めてから無職はわずか2週間で終わり、新たな環境に飛び込んでから時間としては今日でほぼ1ヶ月が経ったところである。

この間は、当たり前だが右も左も分からず、初心者が多い職場にあっても容赦なく罵声が飛んでくるし、その状況が今後急に変わることもないだろう。
しかし、その中でも今のところは何とか逃げることなく出勤し、少しはやれる仕事もできた。
それでも、スンナリした流れならうまくいくが、そうならないと漏れが出たりする。
焦る時期ではないとはいえ、一日の中でノーミスで終われることはないのが実情だ。

あまり詳しく書くと問題があるのでボヤッとした表現にはなるが、私に本来期待されている仕事について、先週末にチャンスをもらって取り組んだ。
ゆっくりやればいいと言われても初心者だからゆっくりとしかできない中で、一日の中で徐々にハードルが上がって行くのには参ったが、致命的なミスはなかったようだ。
しかし、忙しい週明けには週末にできたことがまるでできず、野球の投手で言えば一死も取れずにKOということになった。
今まで経験のない特殊な技能とは言っても、やはりひとたびリズムが狂うと修正がきかないレベルであることを痛感し、気持ち的にはかなり大きくショックを受けることになった。

正直、それ以後はショックをかなり引きずった状態で、本来業務にはさわれず別の仕事をこなした。
練習不足のまま実戦の場に出したことは上も分かってはいたようだが、当の私はもう本来業務には当面さわれないかもしれないと思い、自分が情けなくなり、手すきの時間には実家のことなどを思い出して涙があふれてくる有様で、傷の少ない今のうちに方向転換も、などとまで考えるほど気持ちが弱り切ってしまった。

しかし今朝は、今まで面識もなく話したこともない偉い人(スポーツで言えば総監督くらいの人)が、朝礼が終わってから、私の肩を一つポンと叩いて無言で去って行った。
そうそう頻繁に会える人ではないが、今の私の窮状が伝わっていて、それに対する激励だったのかもしれない。
幸い、毎日会う上司も含めて上の方の人はまだまだ力が足りない私にも大変優しい。
木っ端の実力のない人間ほど、新しい人間がうまくなることを必ずしも望まず、くだらない揚げ足取りをして罵声を浴びせてくるのはどこの職場でも同じだろう。
上にいる人に上にいるだけの器があると感じられるだけまだ幸せだと思って、ただキャンキャン吠えて新人にマウントを取りたいだけの人間のことは気にしないでいきたい。

明日以降も容赦なく仕事は続く。
明日すぐにチャンスがあるかは分からないが、恥をかいても場数を踏んで、毎日砂つぶ程度でもいいから自信を積み重ねていけたらと思う。
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