私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

次元上昇とその誤解

2014年02月13日 09時42分14秒 | エッセイ
◇次元上昇とその誤解◇

一昨日から昨日にかけて、私という存在の本質とその性について書いてしまいましたので、さらに補足として、次元上昇とそれに関する誤解についても書かせていただきます。

どうも、次元上昇のことを解脱だと誤解しておられる方が多いようです。
マスターと呼ばれる方の中にもそのような誤解をしている方がおられるようです。

私は次元上昇に対する実体験も記憶もないので、次元上昇がどういうものかハッキリとしたことは申せませんが、解脱とは全く異なるものであることは確かです。

解脱とは、一切の考えが消滅することです。
私という個の意識も全体意識(真我)も、それ自体が考えですから、それらも消滅します。

次元上昇は、意識の次元を上げて存在界の上層次元へと上昇していくことのようですが、上昇していく先は依然として、私という個の意識がつくりだす考えの世界なのです。
よって、そこには私という個の意識が存在しつづけます。
考えによってつくり出される世界は、無限に広がりますので、どこまで上昇しても切りがありません。

冷淡な言い方ですが、それは次元上昇への執着がそうさせているのです。
その姿は、実はここで暮らす私たちと本質的な違いはなにもないのです。
執着している考えの相違に過ぎないのです。


まだ断言できる段階ではないですが、おそらく、いくら上昇してもいずれまたここに降りてこなければならないのです。

なぜなら、解脱という悟りが生じるのは、おそらくここだけなのです。


コメント大歓迎です。気軽にお書きください。
読んで頂いてありがとうございました。

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