北のパラダイス

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好きな言葉その6

2013年04月08日 | 日記
4月8日(旧暦)はお釈迦様がお生まれになった日とされています。
今日は国内外の各地で「花祭り」が催されるでしょう。
私は50数年前に仏教系の幼稚園に通っていたものですから、人生最初の大きな行事が幼稚園での「花祭り」でした。

お釈迦様の生誕日に因み、今日は私の好きな「和顔愛語(わげんあいご)」について述べてみたいと思います。

「和顔愛語」は布施行の1つで、「和やかな笑顔で愛情のこもった言葉をかける」という事です。
人は笑顔を向けられると心が和みますし、愛情のこもった優しい言葉をかけられると嬉しくなったり、癒されたりするものです。
そうなると幸せな気持ちになり、その気持ちを他の人にも伝えたくなるもので、幸せの輪がどんどん広がって行くものです。

反対に、「冷たい顔で愛の無い言葉をかけられる」と、人は悲しい思いや嫌悪感を感じたりして、けっして幸せな気持ちにはなれません。
またそういう気持ちが次々に伝播して、周りも不愉快な空気に包まれてしまいます。

家庭、学校、職場、サークル、町内会などで1人1人が「和顔愛語」を心がけることによってどんどん幸せの輪が広がり、ひいては地域全体、社会全体、国全体、そして地球全体が幸せになることを、お釈迦様はきっと思い描いていたのではないかと思います。

よく仏顔と言います。
仏像に表現されているお釈迦様のお顔は、とても穏やかで和やかな表情をしています。
あのようなお顔で愛情のこもった優しい言葉をかけられたら、どんな人でも幸せな気持ちになると思います。

私も「和顔愛語」を心がけるようにしていますが、意識しないとなかなかできませんし、和やかな笑顔になる自信もありません。
意識しないでも常に「和顔愛語」ができるように、そして、人を和ませるような笑顔になれるように、これからも修行を続けて行きたいと思います。