三年半ほど前のHPトピックスで「北海道農業の実力」という話題を掲載しました。
http://urcf.co.jp/topics/090903.html
その中で、下記に示した農産物の生産量が全国一であることを述べました。
品目・生産量・全国シェア
テン菜・430万t・100%
インゲン・2.2万t・95%
小豆・5.8万t・89%
ジャガイモ・224万t・78%
小麦・58.2万t・64%
大豆・5.4万t・24%
タマネギ・71.2万t・56%
カボチャ・11.0万t・47%
スィートコーン・11.6万t・45%
ニンジン・19.6万t・29%
(平成19年北海道農林水産統計年報・北海道野菜地図、平成20年北海道指定生乳生産者団体情報等より)
この中で注目されるのは、一般的に「野菜」と言われる農産物で全国一なのはタマネギ、カボチャ、スィートコーン、ニンジンですが、収穫・販売の期間が限られており、タマネギ以外は市場に出回る期間はせいぜい11月末までか、遅くても年内までです。
ホウレンソウ、キャベツ、ナス、ピーマン、ダイコン、ブロツコリーなど、食卓によく上がる他の野菜も北海道ではたくさん生産されていますが、同様に、収穫・販売期間は遅くても雪が降り始める頃の11月いっぱいまでというのが実情です。
北海道では、だいたい11月後半から4月前半までの約5ヶ月間は戸外で農産物を生産することはできないので、ジャガイモやタマネギ、ゴボウ、ナガイモ、豆類などある程度長期間貯蔵できる作物以外は、本州や海外から輸入しているのが現状です。
4月19日のブログにも書きましたが、北海道農業の泣き所はまさにここにあります。
TPP交渉で農産物の聖域なき関税撤廃という大きな問題が取り沙汰されていますが、冬期間の野菜供給問題はTPPとは別な次元で、北海道農業の古くて新しい大きな問題です。
いろいろな所で様々な方法によって、冬期間における北海道野菜の生産・販売の取り組みが行われていますが、決め手となる有効な手立ては未だ確立されていません。
TPPがあろうとなかろうと、北海道農業にとってこの問題は避けて通れません。
しかし、TPPを逆手に取れば意外なところに解決策が潜んでいるような気がします...。
http://urcf.co.jp/topics/090903.html
その中で、下記に示した農産物の生産量が全国一であることを述べました。
品目・生産量・全国シェア
テン菜・430万t・100%
インゲン・2.2万t・95%
小豆・5.8万t・89%
ジャガイモ・224万t・78%
小麦・58.2万t・64%
大豆・5.4万t・24%
タマネギ・71.2万t・56%
カボチャ・11.0万t・47%
スィートコーン・11.6万t・45%
ニンジン・19.6万t・29%
(平成19年北海道農林水産統計年報・北海道野菜地図、平成20年北海道指定生乳生産者団体情報等より)
この中で注目されるのは、一般的に「野菜」と言われる農産物で全国一なのはタマネギ、カボチャ、スィートコーン、ニンジンですが、収穫・販売の期間が限られており、タマネギ以外は市場に出回る期間はせいぜい11月末までか、遅くても年内までです。
ホウレンソウ、キャベツ、ナス、ピーマン、ダイコン、ブロツコリーなど、食卓によく上がる他の野菜も北海道ではたくさん生産されていますが、同様に、収穫・販売期間は遅くても雪が降り始める頃の11月いっぱいまでというのが実情です。
北海道では、だいたい11月後半から4月前半までの約5ヶ月間は戸外で農産物を生産することはできないので、ジャガイモやタマネギ、ゴボウ、ナガイモ、豆類などある程度長期間貯蔵できる作物以外は、本州や海外から輸入しているのが現状です。
4月19日のブログにも書きましたが、北海道農業の泣き所はまさにここにあります。
TPP交渉で農産物の聖域なき関税撤廃という大きな問題が取り沙汰されていますが、冬期間の野菜供給問題はTPPとは別な次元で、北海道農業の古くて新しい大きな問題です。
いろいろな所で様々な方法によって、冬期間における北海道野菜の生産・販売の取り組みが行われていますが、決め手となる有効な手立ては未だ確立されていません。
TPPがあろうとなかろうと、北海道農業にとってこの問題は避けて通れません。
しかし、TPPを逆手に取れば意外なところに解決策が潜んでいるような気がします...。