先月末に新しく購入したCórdobaのギターで弾いている。
Córdobaギターのラインナップの中では中程度のギターに当たるだろう。
45 Limited -ESPANA Series- 最高品質の単板をスパニッシュ式の伝統技法で仕上げたスペインにて製作されるシリーズ。
クラシックギターの材質としては珍しいだろうと思う、ブラックアンドホワイトエボニーと言う、所謂黒檀の類に属する木材単板を側面と背面に使用しているモデル。
それまでは、45年以上も前に購入したメーカー不詳のクラシックギターを使用していたけど、この年齢になってから、改めてクラシックギターを最初からやり直す心算で、新しくギターを購入することになった。
本当なら、もっと上級のギターが欲しかったけど、予算の関係もあり、このCórdobaのギターを選んだ。 価格やスペイン産出ある事、handcraftであること。 この点に関してはちょっと信頼性に欠けるのかも?
ギターのホール内に張り付けてあるレッテルを見ると、確かにmade in Spainとなっているし、確かにhandcraft in Spain と明記されている。
で、その価格は本体税抜き180000円。 ハードケース付属。
税込みだと198000円である。 楽天やヤフーなどでは189000円で販売されてることが多い。
このギターを税込み151600円で購入した。 勿論、新品である。
これはギタープラネットと言うショップで、新品のSAVAREZの弦セットもサービスで付けてもらった。 弦は最初から新品のSAVAREZの弦が付いていたけど、早々に弦を張り替えて弾いている。
それまでのギターとの音と比較するまでもなく、当然だけど、各段にその違いを実感する。 音量、音質、弾きやすさなどを比較しても、各段に上級であることは、素人の私でも分かるレベルである。
教則本の曲を収録したお手本の曲を聴いていても、なかなかその音との差を感じていたけど、このギターの音はほぼそれに近い音色を出している。
さらに、音程も安定しているし、バランスの良さを実感する。
これまでのギターが本来の音とは離れているかもわかった。
勿論、ギターの材質も弦も違うので、当然だけど、音や弾きやすさ、バランスなども違っているのは当たり前だけど、それにしても、やはり、お手本の曲との音色の差がギターで解消できることは、相当に上達するためには必要なことだと身をもって感じた事である。
なので、やはり、上達するためにも最低限の音が良いギターを手にすることは必要不可欠な要素だと思う。
このギターには付属でハードケースが付いているけど、このケースを単品で購入すると、ネットでも検索してみると、最低価格は38000円程度だ。
そうすると、実質的なギター単体での価格は113600円(税込み)とな。
今の私にはこの程度のギターでも十分だけど、将来的にはやはりもう少し上級なギターを手に入れたいと思って居る。
Córdobaのこの上のギターは凡そマスタールシアーの手掛けるhandcraftだ。
USA工場で制作される。
TORRES、RODRIGUEZ、HAUSERなどのCórdobaギターの最高峰のギターだ。 それでも定価で550000円(税抜き)なので、他のギターの最高峰ギターとの差は歴然だろう。
YamahaなどのGCシリーズは100万円を超えるギターも珍しくない。
音の違いや、耐久性などの比較は難しいけど、決して費用対効果は悪くないような気もする。
なので、次に欲しいギターの中でもCórdobaは候補にしたいと思う。
ただし、桜井正樹氏のギターが50万円程度で購入できることもあるので、まっ、その時には実際に音を聞き、弾いて決める事は勿論だろう。
ギターに関しては、ともかく、最低限の音を出せるギターを弾かないと上達するためには必須だろうと実感した。
勿論、指の動きや単なる爪弾く練習ならどんなギターも良いだろうけど、曲として練習するなら、やはりそれ相応の音が出るギターは必要だろう。
微妙なタッチの差を肌で感じることが出来ないようなギターでは、曲を弾くことは難しい。 さらに、正確な音を身に着けるためにも、最初から良い音の出るギターは大切な要素だろう。
やはり、良い音のギターを弾いているだけでも楽しいし、上達しようと言う意欲が沸いてくる。
さて、今日は午後から仕事なので、午前中に1時間半程度ギターを弾いて過ごすことにしたい。 夜は少し遅い帰宅になるので、夜は弾けない。
ようやく、曲らしい練習曲を弾くレベルに成ってきたので、練習が楽しさを増している。 でも、レッスンを受けている訳ではないので、運指なども自分なりに最適な指の運びを探しながら練習している。
ある程度は次の音を最適な指で押える事、右指でも、スムーズに弾ける指で爪弾くこと。 勿論、教則本にもある程度は運指や弾く指が明記されているけど、全ての音にそれが明記されている訳でもないので、自分である程度は何度も弾くことで探すことになる。
常に最適な運指を考える事は、スムーズな動きで弾けることになり、ミスタッチも無くなる。 さらに、音符通りに遅れることが無くなるので、音の繋がりが綺麗になる。
勿論、こんなことはレッスンを受けているなら、先生から教えてもらえることだろけど、独学では自分で模索しながら最適な運指を学ぶ必要がある。
でも、こうした事は、今後、新しい曲をマスターするためには大切な要素だろうし、先生が居なくても、自ら曲をマスターするためには絶対に必要な能力になる。
そうそう、これまで、私はギターの補助具を使用していたけど、今回、足台を購入して使用することにした。 勿論、使用してみて、あまり馴染まないなら、これまで通りに補助具でもいいけど。
プロの演奏家達は補助具を使用している人が少なく、もちろん、少数だけど、補助具を使用している人も居る。
それでも、私が好きなギタリストの多くが足台を使用している事。
さらに言えば、やはり補助具はギターが安定しないことも事実で、どうしてもズレる事がしばしばあり、やはり片足を台に乗せて、角度を付けている姿勢の方が安定感があるのだろうと思う。
実際に足台代わりに台に足を乗せて弾くこともあるけど、安定感としては悪くない。 ただ、いい加減な台なので、高さ的に適正ではないので、今回はしっかりとした足台を購入することにしたのである。
高さも5段階に調整可能であるので、ある程度は自分に合った高さに出来るだろうと思う。