クラシックギターの音色はナイロン弦の特徴でもあるが、柔らかい音色である。 アコギやエレキのようなビビットな音色とは違う。 逆に言えば、クラシックギターの音色はある意味では不明瞭な音色・・。 決して煌びやかな音色とは違う。 しかし、その音色は安らかさを感じるのである。 ただ、これが難しい。 音色がある意味では籠った感じであることで、奥行きを感じる・・・。 いや、籠っているからではないが、低音の響きや高音の響きもクラギ独特のメローな音色なのである。
この音色がクラシック曲にとても相性が良く、クラシック曲と言えば、当然だが、音楽としては古い曲である。 昔の作曲家の時代背景や、その当時の楽器の特徴とも合っているだろう。 なので、アコギのようなスチール弦の金属的な音色とはやはりあまり相性は良くないと言う印象を受ける。 もちろん、これも個人的な感性の問題で、逆にアコギの音色が好きな人もいるだろう。
実は先日も私はアコギでクラシック曲の練習をしてみたが、特に合わない・・・とも思わなかったが、やはりクラギに比べると何だか少し曲の印象が変わる。変わる・・・と言うのは、所謂、クラシック的ではないと言う印象なのだ。
このクラシック的と言うのは、どうしてもその楽曲の旋律が現代的なリズムとは違っていて、他のクラシック曲などと同様に古典的・・な感覚を覚えるからだろうか?
逆に、現代的な音楽(ポピュラー曲やジャズ、ロックなど)はアコギの音色の方が相性が合っている印象を受けるのも、その旋律はクラシックには無い、リズム感や、歌謡曲的な物語性もあるのだろう。
さて、今日も朝のバイトから帰宅してご飯を食べてから少しのんびりとしている。 夕方には当直のバイトに出かけるために早めに風呂に入って、軽い食事を済ませるので、昼からはあまり呑気な気分ではない。
当直のバイトがある日はやはり何だか世話しないのである。 今日もギター練習はしっかりとやるし、今日は筋トレも予定していて、昼からはあまりのんびりとギターを弾く時間も無いのである。
ギターのサドル交換後の2日目からは少し慣れて来た感じもあるが、やはり少しテンションが上がっている事を感じる。 押弦が少しキツくなった印象で、少し力が以前よりも必要になったし、ちょっとやりにくさも感じる。
サドル交換はもう一度やるつもりで、サドルはすでに購入しているので、再び加工して入れ替えることにしている。 次は以前の物と大きな違いをしないで、1,2弦の高さだけを少しだけ高くすることにして、逆に低音を依然と同じ高さに戻ることにしようと思う。 それと、今回0.75mm程度高さを上げたが、1弦以外の音はそれほどの違いが無く、交換してもそんなに変化する事もなく、やはり弦を変えることにした方が良いのだろうか?と思うようになった。
次回はクリエイションのノーマルにするか、ハイテンションにするかである。 ハイテンションにしたら押弦はちょっと辛くなるが、音色は間違いなく明瞭になるし、音量も上がるような気もする。 さらに、サドルの高さを今と同じ程度にしたらより音色の変化が望めるだろうと。
当初はCórdobaEstesoの方がそれよりも前に使用していたCórdoba45limitedよりも音色が良いと思っていて、購入してとても良かったと思っていたのであるが、最近は45limitedの方がトータルでは良いと思えるようになった。
特にハイフレットの音色や音量は勝っていて、弾きやすさもやはり長く弾いて居る事もあるが、馴染んでいるので、今はこの方が私は好きになった。
それでも、無理をして購入したEstesoを手放すつもりはないし、何とかして思っているような音色になるように、思っているような音量が出るようにしたい。
サドル交換もそのためにしているが、まだ納得できるような音になっていない。 ただし、音色だけで言えば、やはりEstesoは音色には艶があるし、奥行きもあるし、ある意味では深みと重みのある響きだと思うので、もう少し弾き込んでいる間には今以上に音色も音量も増してくるだろうと期待している。 実際に、45limitedも以前は物足りないと思っていたし、音量も足りないと思っていたが、最近はそうした事も感じることなく、以前よりも満足出来るレベルになって来たのである。
これはギターやバイオリンなどの木製楽器の特徴だろう。 材質が年月を重ねる事で機密になり、痩せて来ることで、ある意味では圧縮されるような効果を得るのだろう。
さらに硬質な物となって、音量も上がるし、音色にもより奥行き感が増すのである。
なので、Estesoもまだ1年と半年程度なので、まだまだこれから3年後、5年後には今よりも音量も増すだろうし、音色にも深みが増すだろうと期待して弾き続けるつもりでいる。