星色のマドンナ

 スピリチュアル・神社。小旅行。
 HP 『未来惑星○地球の風』も、どうぞよろしく💞

秋の入り口で・・・

2012-08-31 23:26:11 | 日記

満月が優しい表情で輝いています。

虫が鳴き、月が冴える秋の景色をながめていると、なんでもないこういう日常が、心から幸せだと感じる。

老境なのかな~


このところ昔読んだ詩集を読み返しています。

今夜はブルームーンなので、あまりおしゃべりしたくないし、イヴ・ボンヌフォアの詩を捧げます!

長い詩なのでごく一部のみですが・・・


 

夜の夏

 

わたしには思える、こよい、

星空が拡がりながら

わたしたちに近づいてくると。そして夜が、

こんなにも多くの火の背後で、いままでほど暗くないと。

 

そして葉しげみもまた、葉しげみの下で輝いている。

緑、そして熟れた果実のオレンジ色がひときわ増した、

間近かな天使のランプだ。かくされた光の

はばたきが普遍的な樹木となる。

 

わたしには思える、こよい

わたしたちは庭に入ったのだと。天使は

帰り道のないそのドアをふたたび閉じてしまった。

長い間それは夏だった。ひとつの不動の星が

廻る太陽たちを支配していた。夜の夏

は白日の夏をその手の中に支えていた

そしてわたしたちは低く語っていた、夜の葉しげみで。

無関心な星。そして船首材、そして静かな

水と空との間で両者を結ぶ明るい道。

存在するものすべては動いていた、廻り、

滑る船のように、そして夜の中でもはや自分の魂を知らない。

眠る者の中で光は乱れる。

ひとつの言語がつくられる、それは泡の中で

星々の明るい茂みを分かち合う。

そしてそれはほとんど目ざめ、すでに想い出だ。