陸前高田のティランさんの旦那様からメールが届きました!!
とてもとても感動しましたので、皆様にシェアーさせていただくことにしました。個人宛のものではありますが、これまでの経緯を知っていて下さる皆様ですから~☆
S旦那です。
お心こもったお見舞いを早々をお届け下さり
本当に感謝の言葉もありません。
東京の方面も原発関係の問題で大変なのに
お蔭様でこころ丈夫で暮らしております。
当方はガソリンの供給も昨日あたりから並ばずとも
良くなりました、尤も市内のスタンドは全滅なので
隣町まで行く必要があります。
余震は有りますが、家は杉や雑木の林に囲まれ世の中に
何が起きたかと思うほど以前と変わりません、車で6.7分走ると
映画の世界のような惨状です、ですが毎日行き来していた場所だけに
リアルで目を覆いたくなる光景が広がっています。
震災前の事になりますが、
他の所では絶対に思わなかった事ですが、
2箇所だけに特別に不思議に感じたことがあったものです。
町のメイン道路とスーパーです。
その以前の破壊尽くされる前のメイン道路を走っていると
しばしば線香花火の一瞬の煌きのように、美しくて穏やか見えたものでした。
また買い物する人々のスーパへの出入りをしている
ごく日常のさまを目にして、連れ合いに
ふと洩らしたらした事があったりもしたものです。
「この幸せで穏やかな光景を良く見ておきなさい。」
例えれば新宿の雑踏や青梅街道を見て綺麗と思うようなものですから
意味あることとは思えなくただ過ごしてしまいました。
後になって若しかしたらと思うことがよくありますが、
今月いきなり体調が絶不調になり七転八倒の苦しみで
ご飯もタバコもコーヒーも
一切取れず死ぬような苦しさの一週間からやっと立ち直って数日後の
大震災でした。今となってはこれも予見のような気がしています。
余震が続く中で揺れた時に祈る言葉があります。
天は勿論ですが地に対してです。
いつも歩かせて貰ってありがとう。
車で走らせて貰ってありがとう。
家をビルを樹木をありがとう。
あの原発さえ置いて下さり苦しい思いでしょう。
深い傷が癒されますように
みたいな思いで地に手を当ててしまいます。
もっともただ怖い思いから逃れたいだけの話なのかも
知れませんが不思議と心がパニくりません。
長々と自分のことばかり書いて申し訳ありません。
ネットの出来る環境ではありませんので書き放しに
なりますが、どうぞ桜を見て春の風を存分に味わって美味しいものを
堪能しつつお元気でありますように。
S旦那