作家の大江健三郎さんが天に帰られました。
私にとって大江さんは、一時期それこそ救世主のような存在でした。
ある日、突然私の魂がキリキリと苦しみ出したのです。家族と共に幸せの絶頂期にです!! 原因もキッカケもなく、魂が苦しみ出した。
・・・もうダメだと思った時、団地の小さな本屋さんでキラッと眩い光を放っていた本があった。それが大江さんの「新しい人よ眼ざめよ」でした。
そして読み終わった時、私は回復していたのです💖
昔このブログにも書いていました→ =たましいを楽しませる=
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元々大江さんの作品は読んでいましたが、自分の魂の救済になる本があるなんて今だに不思議なのです。
その後、都内に引っ越して来たこともあり、大江さんの講演会などにはほとんど参加しました。光さんのコンサートにも行きましたね♫
最後に行った講演会は埼玉県。小雪が舞うような寒い日でした。もう内容も忘れてしまったのですが感動した記憶がある。
公演終了後に持参した本にサインをして頂きました。
私の宝物です💞
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楽屋口で関係者に、先生にサインお願いできませんか?と持参の本を渡したのです📗
「今日はあなただけなんですよ、サインは。喜んで書いてくださいました。羨ましいです!!」と、大切そうに持って来られたのです🙏
お名前だけではなく、万葉集の和歌まで書いて下さったのです!!!
〜読人しらず、題しらず〜
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春ごとに花のさかりはありなめどあい見むことは命なりけり
サインは1994/2/13の日付です。ということはこの年の秋、ノーベル文学賞発表があったのですね〜
それは重陽の節句の日でしたよ。旧暦だったかもしれませんが、大江ファンの友人と喜びあったのでよく覚えています。
お亡くなりになったのは3月3日とのことですから、桃の節句ですね。
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