シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

忘年会シーズン到来

2010年12月11日 | グルメ・他
昨日、自称ホームシアターでヒッチコックの「知りすぎた男」を見ていたらAmazonで注文していた書物が宅急便で届いた。
それをバッグに忍ばせて友人との会食に梅田まで出かけたのだが街はクリスマスムード一色だった。
待ち合わせの時刻頃になると飲食街は忘年会のムードとなり、12月の金曜日とあって流石にどの店も満席状態。
よく利用する店では、「飲み放題90分、滞在許容時間は2時間厳守」と言われ「そんな短いのはあかんわ」と別の店を探す。
交差点を渡ると若い客引きの兄ちゃんが「小さな店で融通がききます。空いていれば長くなってもかまいません」と誘うので、誘われるままに東通脇の「こいさん」という店で会食。
説明通りの小じんまりした店で、案内してもらわないと分からないような所だったが、かの兄ちゃんの客引き技術なのか、彼の人当たりの良さなのか次々とお客を案内してきて、しばらくすると満席状態となる。
二人掛けのテーブルだったので酒の肴をたくさん並べることもできず思ったよりも安上がりであった。
場所を取らないジョッキとグラスは飲み放題とあって次々とお変わりをして、近況などを語り合う内にすっかりほろ酔い気分となり解散。
乗り換えが面倒なので酔いざましも兼ねて大阪駅を通り過ごして北新地駅に向かっていたら小腹がすいてきたので駅の前にあるスタンド式のすし屋で少しばかりの握りを食べる。
あらかじめ作り置きしてあるシャリにネタを乗せて注文の品を次々握っていく様は芸術的とさえ言えた。
駅のホームに着くと「何だ、この混雑は!」と叫びたくなるような人混みである。
自分もその要因の一人なのだと思うとやはり早めの忘年会帰りの人達なのだろうか?
一駅行くと前の座席が空いたので持参した書物を紐解く。
読み込んでいるうちにその面白さに引き込まれ最寄駅を乗り過ごしてしまった。
酔った揚句に眠りこけて乗り過ごしたのではなく、その文章に酔って乗り過ごしてしまったのだ。
書物は瀬戸内寂聴の「奇縁まんだら 続」、城夏子さんの部だった。
コメント (2)
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