シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

大原の里

2012年10月08日 | グルメ・他
昨日は久方ぶりでのフォトクラブの活動日。
訪問地はこれまた久方ぶりに京都の大原であった。
参道はお店が立ち並んでいて、途中のしば久さんできゅうりアイスを食べる。
いってみればキュウリの漬物なのだが、少し甘味を持たせてつけ込んである。
一本まるまるが箸に刺さっていて150円。
ここの親父さんは結構うるさくて同行のT君は気分を害して早々に立ち去った。
私も後を追おうとしたが親父さんに「これも試食していって」と次々出されて引きとめられてしまった。
もっとも、漬物好きの私としては得した気分になったりもしたのだが・・・。

前回は三千院を訪れたので、今回は近くにある宝泉院を訪ねてみた。
こちらは大原寺(通称・勝林院)住職の坊だった所である。
宿坊とあって広くはないが、客間からの眺めは心落ち着かせる。
柱と柱の空間を額に見た立てて鑑賞する。
もちろん大原の里の峯が借景として取り入れられている。
庭園にある五葉松は京都市の天然記念物に指定されていて一見の価値あり。
抹茶サービスと解説付きで800円。
拝観券購入時に「老人一枚」と言ってみたが、「残念ながらシルバーの優先はありません」と若いお嬢さんにあしらわれ、大人料金にて拝観。
抹茶より囲炉裏の間で一献傾けたい雰囲気があった。
血天井と言って、関ヶ原の戦い時に伏見城で自刃した武将の血の跡がついた床板を、供養のために天井にして祀ってある。
伏見城は徳川の鳥居元忠が守将となっていた城だが、徳川嫌いの僕にはあまり感慨の様なものは湧かなかった。

宝楽園と名付けられた庭園を散歩すると時間は11時前で、そろそろ昼食時間だ。
我々は12時前に食事処に入るのが恒例となっている。
今回も三千院前にある芹生(せりょう)さんでの昼食となる。
11:15ぐらいの開店ということで休憩所でしばし時間つぶし。
開店と同時に入店して、前回と同じ席に着く。
そこはベランダ席で、風がそよぎ、色づく前の緑が目にまぶしいいい席なのだ。
「気の置けない男三人だと何を話されるのですか?女性の方はだいたいご主人の悪口言うてはりますけど・・・」と接客係のおばさんはお愛想の会話をされる。
三千草弁当(2,625円)を注文。
生ビール630円、日本酒1,050円を注文。
これに奉仕料5%がつくので結構贅沢な昼食となった。
三段重ねの重箱に盛られた食材でグビグビ。
このような席では会話が一番の酒の肴となる至福のひと時が過ごせた。

腹ごなしに寂光院まで散策。
前回に拝観しているので今回は門前まで。
彼岸花には遅く、コスモス、紅葉には早い時期での訪問だったが、じつにゆったりとした時間が流れた一日であった。
肝心の写真は大したものもなく、今回も昼食のみが印象に残った撮影会だった。
コメント (2)
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