シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

明日は開幕

2021年03月25日 | 阪神タイガース
明日はいよいよ開幕。
31マルテ、47川原も先輩に負けず活躍せよ!

31 掛布雅之
三塁ベース付近の土ってそない美味しいんかと思わせるぐらい、いつも自分の守備位置近くの土を手ではいて、その指をペロリとなめて守備体制をとっていた。
「かっかっかっか、かのかっちゃん」などと、殺虫剤のコマーシャルに三枚目的なキャラクターで出て愛されていた。
しかし、一方では「阪神の四番バッターがそんな軽いコマーシャルに出ててええんか」と批判の声もあった。
オールスターの3打席連続ホームランは未だにオールスター記録。
最初にとったタイトルがホームラン王だったばかりに苦労をしたと思う。
首位打者のタイトルが最初なら、一体何本のヒットを打ったことかと思われる。
ドラフト6位が球史に残る選手になったきっかけは、オープン戦で1軍の中軸を打つショートの藤田平が知り合いの結婚式で休み、変わりに使う予定だった野田征稔という選手も母を亡くして帰郷してしまい、仕方なく2軍にいた掛布が1軍に呼び出されて8番で出場したことだった。
その試合で何と4打数4安打の大活躍を見せ、そのまま一軍に定着してレギュラーを勝ち取った話は有名。
たたき上げの名選手達は、ワンチャンスを見事なまでに物にしている。
やわらかい手首とリストの強さ、クルクルっとバットを回してピタッと止まって構える独特のフォームが脳裏に焼きつく。

47 小山正明
精密機械と呼ばれたコントロール抜群のピッチャー。
しかし一説によると、その小山よりもさらに良かったのが渡辺省三で、一に渡辺、二に小山と言われた。
ピッチング練習をしてるだけやったら面白ないから、先にボールを投げた方が晩飯をおごるという賭けを二人がやった。
そしてピッチングを再開したら一時間やっても決着が付かず、ピッチングコーチの「それ以上やったら肩壊すからやめとけ」で終わったと言う伝説を残している。
それぐらい、二人にとってはストライクを投げることなど朝飯前のことだった。
山内との世紀の大トレードでロッテに行ったが、村山との確執にフロントが小山を切ったとの噂がある。
後年、小山の話を直接聞いたことがあるが、そんな風には言っていなかった。
1962年の東映との日本シリーズで、阪神は2勝3敗1分という王手をかけられた第7戦の先発に小山を立てた。
小山は9回まで東映打線を無失点に抑えるが、試合は0-0のまま延長戦へはいり、10回表についに小山は満塁から犠牲フライを打たれて1点を失っってしまう。
貧打の阪神ではこれまでと小山は勝手に思い込み風呂に入った。
ところが珍しく阪神は粘りを見せて、10回裏に同点に追いついて「さあ、まだまだこれからや!」となったが小山がおらん。
そこで、仕方なく村山を投入したが延長12回にサヨナラ本塁打を浴びて敗れた。
小山は戦線離脱したと騒がれたそんな事件があって、それが原因やったと自分では思っていると言ってた。
一方、渡辺省三はトンボや蝶々がとまる超スローボールを駆使して歴代5位の134勝をあげ、引退後はコーチ、スカウトを歴任しタイガース一筋だった。
しかし1998年8月31日の13時15分頃、神戸市中央区にある11階建ての「入江ビル屋上から飛び降り自殺」と報道される。
数奇な人生を送った選手ということで終る筈だったところ、お嬢さんや奥さんの必死の調査で殺人事件の可能性が出て再捜査が命じられ意外な展開に。
意外な人物の関与もうわさに登っていた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第一回ドラフトと空白の一日問題 | トップ | 霧に浮かぶ桜並木 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

阪神タイガース」カテゴリの最新記事