sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

そっと眠りにつく前に

2018-10-19 19:58:26 | 自作詩

森に行ってみましょう。
鳥のさえずり。木漏れ日。
とてもいい気持ち。
そよ風が、森の香りをはこびながら吹いている。
深呼吸しながら、ゆっくり歩く。
体の隅々に、森の空気がゆきわたるよう。
踏みしめる地面はやわらかい。
しばらく歩くと、水の流れる音。
小川があるのかな。

小さなせせらぎ。
水音が耳に心地いい。
手を浸すと、少し冷たくていい気持ち。
少しの間、小川にそってゆっくり歩く。

ふと遠くを見ると、きらりと光るもの。
あっちに何があるのだろう。
ひそやかに咲いている花たちを見ながら、ゆっくり歩く。

そこにあるのは泉だった。
小さくてとても澄んでいる。
手のひらで水をすくって、そっと口に流し込む。
冷たくておいしい。

傍らにある切り株に座って、泉をながめていると、少しうとうと。
ぽかぽか日差しがあたたかい。
草の地面に横になって、ここで少し眠りましょう。


(2018年10月19日作詩)

眠る前に読んでいただくことで、しぜんに穏やかな眠りにつけるよう意識して書いた詩です。
リラックスできる同じ言葉を繰り返して使ったり、文の初めと終わりの言葉が特に意識に残るようになっています。



「そっと眠りにつく前に」をYouTubeで朗読しています。よかったら聴いてください。
そっと眠りにつく前に by sunnylake - YouTube





*小さな物語

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