sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

桜からの伝言 (「永遠の桜」続き)

2020-04-04 13:52:09 | 自作詩
桜の精は こう言った

「わたしたちは 永遠じゃないけど、
一瞬でも 人々の心の中で 生きられればいい」

紅茶色の深いまなざしで わたしを見つめる

桜は 人の心に咲く花
生きることの意味を 伝えたくて

厳かに 静かに いつまでも

風に舞う花びらは
自由のすばらしさを 知っている

地面にたどりついたなら 
おひさまと 楽しくお話できるから

「だから わたしたちは とっても陽気なの」
桜の精の明るい声

また来る春
人々の笑顔に 会えますように

霞のような桜色の景色の中で


(2020年4月4日作詩)



(2020年3月31日撮影)







*季節
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする