sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

押し花屋さん

2022-11-28 12:34:10 | 自作詩
プラタナスの木の通りに
押し花屋さんが ありました

小さくて 通り過ぎてしまうような
可愛らしいお店です

ベルの鳴るドアを 開けると
ほんのり いい香り

狭い店内に
たくさんの 押し花が 並んでいます

大きなカトレアから 小さなかすみ草まで
どれも とても 綺麗です

ふと お店の隅の 編みかごに
目がとまりました

中には 忘れな草の押し花が
そっと 置かれていました

その押し花を 枕の下に入れて眠ると
大切な人に 会えます とカードに

それは ソウルメイトに 夢で会える
特別な 押し花だったのです


(2022年11月28日作詩)







*小さな物語

コメント (20)
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