ひっそりと 小さな入り江
その端に 小屋が 立っていた
海は穏やかで 静かな波音
太陽の光が きらめいて
遠い街から 車で訪れた青年
小屋の戸を そっと 開けた
中には とても 小さな温泉
手を浸してくださいと 立て札が
青年は 手を浸すと
思わず 目を閉じた
すると 幼い頃の自分が 見える
若き父と母と ともに
幸せそうな笑顔
暖かに灯る 光の中で
さっきまでの 寂しさは 消えて
小屋から 出ると
日差しが まぶしく
それは たった今の
青年の 心のように
(2024年3月2日作詩)
*小さな物語
その端に 小屋が 立っていた
海は穏やかで 静かな波音
太陽の光が きらめいて
遠い街から 車で訪れた青年
小屋の戸を そっと 開けた
中には とても 小さな温泉
手を浸してくださいと 立て札が
青年は 手を浸すと
思わず 目を閉じた
すると 幼い頃の自分が 見える
若き父と母と ともに
幸せそうな笑顔
暖かに灯る 光の中で
さっきまでの 寂しさは 消えて
小屋から 出ると
日差しが まぶしく
それは たった今の
青年の 心のように
(2024年3月2日作詩)
*小さな物語