好きな事 嫌いな事

普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

世界は不思議に満ちている

2008-01-27 23:22:54 | 学校&就活
このところ:


地味に通っている サーキットトレーニング、負荷を「4」→「5」へ上げました。
結構、筋肉ついてきてるかな?・・・まだまだ!

15年前の小学生が出したお手紙を体にくっつけて水揚げされた、カレイの話を新聞で読みました。
お手紙は、無事に出したご本人のもとへ。ワセダの2年生になっていた、女の子。
そしてそのカレイは・・・「何事もなかったかのように競り落とされ、出荷された」と、新聞の記事にありました
・・・「何事もなかったかのように」っていうのがいいね。ちょっと、笑っちゃう。


今、試験期間なのだけど、テストの時、時間が余ったら質問や感想など欄外に書いてよい、と言ったところ、何名か書いていました。
点数外なのだけど、こういうことを熱心に書く子って、結構いません?

その中のひとり、綿林あっこちゃんの欄外から。私、読んでてちょっとうるうるきたのです。
感動したんです。
ぐぐ~~~~っと、何かが、持ち上がった感じ。何だろう?
明日、答案返しちゃうから、ココに書いておきます。



「この1年で、やっとやりたい事、将来のことなど現実的に見られるようになりました。
今までずっと甘えていたんだなあと言うのがとても実感しました。まだ学生だし。って言うのが私の口癖でした。
勉強もしないで毎日毎日遊び歩いて、これがいい!これがいいって自分から逃げてきました。
最初、シャープペンも持つのも嫌で、落ち着きなくて、ただ普通に過ごしてきた毎日がどれほど大切だったか、遅かったですが、いまさら気づきました。
いまさら、あせっても遅いですが、今から後1年、資格に励みたいと思ってます。

集中力がなくて、自分に甘いので、まったく勉強する習慣がなくて、本当に困ってます。
やればいい!これが一番私にとってむずかしく、一番の課題です。
周りの先生などに、資格とってくれよと言われるたんび、今はストレスで泣きそうになります。何で自分できないんだって。

でもそれも逃げてるからなんですよね。
将来はアロマ関係の仕事をして、成功したいと思っています。勉強も好きになり、いろいろなことを身に着けたいです。
ヤマザキ先生(私)ありがとうございました。



・・・・・・・・本文、そのまんまです。誤字は直しました。
この子、高校のとき、ずっと不登校で、通信制の高校だったんです。
だから、試験、とか、勉強、とかに対する姿勢とか心構えとかがわかってなくて、
色々なシーンで、私も一緒に考えたり、話したり、ヒントを出したりしてきたのですが、
ここへきてぐっと伸びてきました。学力もついてきたと思う。
人相っていうのか、目の輝きが違ってきた感じ。自分で、「何か」に気がついたみたい、精神的な成長も感じられます。


そして、私のコメント。です。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 20代の今、気がついて、こんな風に書けるなんて素晴らしいです。
30代、40代、50代・・・ずっと大人になっても気づかない人の方が多いですよ、
人生をスタートする「今」で良かった!この先、素晴らしい人生になると思います 〝拍手”

 泣いて悪いってことはないですよ、泣きながら勉強してください。
そういう経験て今までないでしょう。でもそれは無駄にはなりません、嬉し涙に代わるものです。
私はある国家資格を勉強していたときに、
「私はバカだ」と毎日自分で言い聞かせていました。
模擬試験で上位に入っても、それでもいい気になったらおしまいだ、と思い、
「私はバカだ→だからもっと勉強しなければ」と拍車をかけていました。
実は、今でもそう思っています。だって、この世の中は「知らないことのほうが多い」ですよね。
ということで、今はパレスチナ問題、アメリカのサブプライム問題について、自分で勉強しています。
そうして、知識が増えていくのってやっぱりうれしいです。いくつになっても。
「知識は力なり!」

「おそれ」や「恐怖」「いやなこと」は、逃げている限り追いかけてきます。
こちらから、意志を持って立ち向かったとたん、消えていってしまうものです。
「逃げずに立ち向かう」勇気を持とうね!

オマケ
「日本」という社会は、「男性社会」「学歴社会」です。
でも、本当に大切なのは、男とか、女とか、大卒だとか専門卒だとか、
そんなことではなくて、「人間として情熱を持っているか」だと思います。
私は、それを信じてここまで来ました。
綿林さん!貴女にはそれができると思います、あとに続いて!!
がんばってください。ずっと応援しています。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



この子は1年生なので、もう来年は教えません。(私は毎年1年生担当)
2年生の最後に、一回だけ研修があるんだけど、それまで授業はないのです。
だからこの試験で、直接同じクラスで対面する、のはおしまい。


私という人間が、
どうして、職場を専門学校に選んだのか・・・何が、一番のポイントなのか、というと、
相対する学生が、
たったの2年で、「劇的に変わるから。」
その、成長の過程をこの眼で見ることができるから。面白い。いい意味で、本当に面白いです。

ひとりの人間が、本当に「別人」のようにガラリと変わる。
よく、さなきから蝶に変わるというけれど、脱皮する前の、ほんの一瞬の成長を、少しだけでも手助けすることができる。
何をなくしても、これが醍醐味といえる。


先生って、一度教えた生徒って、ずっと忘れない。
あんな子がいたな、こんな子もいたな、あの子どうしてるかな、ってずっと忘れない。

私は、テストの点はいまひとつだったけれどこんな風に一生懸命「自分」を語って書いてくれた、綿林あっこちゃんを、ずっとずっと忘れない。

あっこちゃん、

私はあなたがずっとがんばってることを知っている。
これからも、がんばってくれることを信じてる。

自分が頑張っていることを知っている、
そういう人間が、周りに一人でもいる、って、うれしくない?
私、その一人だから。

っていうか明日の試験、勉強してるかな、今頃。もう寝ちゃったかな。85点でAつけるからね。
あなたという生徒に出会えたのも、ひとつの不思議な縁、だと思う。


・・・世の中は、不思議に満ちている。

  15年前の手紙が届く不思議、寝て起きれば明日になっている不思議、
 人と人とのめぐり合い、鍛えれば身体に筋肉がつくこと。私は、不思議でたまらない。

でも、その不思議に対して、ありがとうといい、楽しんでしまおう、と思う。

 明日の不思議は何だろう?


(^^)/~~~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする