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普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

喉の痛みとチンドン屋さん

2008-05-02 17:13:14 | ひとりごと。
朝起きたら、モーレツに喉が痛い。
喉の、左側奥のほう。もう、唾飲むのも痛くて、これはちょっとまずいかな、と。
いつもなら気合で治すのだけど(ほっておく、ってことね)
明日から弟家族と旅行なので、そうもいってられない。

少し熱っぽいし、腰や肩、首筋あたりが曲げ伸ばしすると痛む。

かかりつけの耳鼻科へ行き、症状を話して喉をみてもらうと

「ああっ!こりゃ~痛いでしょ!腫れてるねー扁桃腺!」と、先生。

いつも、この先生は診察した瞬間に「ああっ!」っと、言うのです
そのあと、「うわー真っ赤だ!」「ずーいぶんひどくなってますね」
などと、コメントを言ってくれる。やや大げさかもしれないけど^^;

でも、その大げさ加減が何故か嬉しかったりもする。
「でしょう、ホント、痛いんですっ!わかってくれるんですね。さすがプロ」
などと、思ったりして。

これが、「ああ、風邪ですね。」「ちょっと腫れてますね。」
程度で終わっちゃうと、「来た甲斐がない」などと思っちゃう
自宅療養でもよかったのか、と。

それで、「じゃ、バイキン消毒してとっちゃいましょう!」と、塗り薬をぐりぐりと。

なんだか、ノドの奥のほうに、たちの悪い顔をしたカメ虫みたいなのがひっついてる情景が浮かぶ。

そのあと薬局でクスリをもらうときに、ジェネリック薬品だとかなんとかの
説明が入ったのですが、もう何でもいいから下さい。
ジェネリックでもコンドルのジョーでも何でもいいです。治れば。

で、帰ってきて、お薬を飲み、少し横になっていたら

窓の外から「ぴ~~ひゃらららら~ら~ららぴぃ~~♪」チンチンドンドン。

えっ めずらしい!チンドン屋さんみたいな音。

あまりにリアルなのでベランダへ出てみたところ、ほんもの、のチンドン屋さんが!

マンションの横のバス通りを、ゆっくりと流している。
交差点の向こうから、珍しいのか、きゃあきゃあ言って手を振る女子学生のグループ。
みんな、振り返って見てる。ケータイで写真撮ってたり。


広めの歩道を、おいらん道中のごとく、右に左に、蛇行しながら、笛や太鼓をかきならし、歩いていく3人の、チンドン屋さん。
新しくできたお店の宣伝らしい。
ホンモノ、を見たのって、もう何年ぶりだろう。



小さい頃、駅前の商店街で、何度かチンドン屋さんをみかけた。
明るく、にぎやかで、人だかりができていて、楽しそうで、ついていきたくなる感じ。3人グループで、ちんちん、どんどん、とやっている。
実際、練り歩くチンドン屋さんの後を、ぞろぞろと子供たちがついて歩いているのも見た。
ハーメルンの笛吹き状態、でも、そこらへんをうろうろしてるだけ。

行ってみてもいいか、と聞いたところ
「だめ。サーカスにつれていかれるから」と、即効で却下する母である。

今思えば、商店街を往復してるだけだから、どこかへそのまま行ってしまう、
などということはないのだけど、母からそういわれると、そうなのかもしれない、
と、ちょっとだけ信じたりもした。


ある日の夕方、駅前の八百屋さんへおつかいに行った。
何がしかの野菜を買って、おつりを握り締めて、商店街をぬけたところで、
昼間見たチンドン屋さんにすれ違った。
仕事が終わったのか、チンドン屋さんたちは、真面目な顔をして、すたすたと歩いていた。

それが、妙に怖かった。

母から言われた「サーカスに連れて行かれる」という言葉が暗によみがえり、
怖くなって走った。


家につくと、「ただいま」とお勝手口から走りこみ、
「さっき、チンドン屋さんがいたよ」と母に告げると、
母はおつりをがま口に入れながら「・・・面白かった?」と聞いた。
私は、
「・・・うん。」とだけ答えて、洗面所に行く。
なぜだか、「怖かった」とは言えなかった。なぜだろう?
そして、「ついていったらサーカスだ」と、真剣に思いつつ、ごしごしと手を洗った。


そんな、思い出。



・・・・・・
喉の薬は効いてます 痛みもひいてきました。

コンドルのジョーがやっつけてくれたんだわ カメムシ。
大鷲のケンもいいけど ジョーがなぜだか好きでした (ガッチャマン、です。知ってる?)



ではこのへんで。みなさまも、お風邪には気をつけて!



(^^)/~~~
コメント
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