小さなお散歩♪

留学生の子たち（中国、台湾、韓国の生徒さん）が、「紅葉」が珍しい、といいます。
お国では、公園には銀杏などあるけれど、いわゆる「紅葉狩り」、「紅葉」を見るために観光する、という習慣はないらしい。

大通りの両側にずらーっと並んで、この時期美しく金色に輝くイチョウ。とてもきれい、と言っていました。

学校のすぐ近くの道路わきに大きな「楓（カエデ）」が植えられていて、真っ赤に紅葉しています。
少しの風でも、はらはらと舞い落ちる。
あまりに真っ赤で大きくてきれいなので、一枚拾って、今読んでいる本のしおりにしてみました。
なんて偶然！
読んでいた本は幸田文（こうだ・あや　明治の文豪：幸田露伴の長女、平成２年８６歳で没）の随筆「季節の手帳」。
もみじをはさんだ箇所は、その中の「なごりのもみじ」という章でした。この上もなく、ぴったり！


そして、授業の時にそのもみじを見せたの。「大きくて赤くて、きれいでしょう」と。そしたら「すごい！どこで売ってるんですか」(#^.^#)
「いえ、拾えます」「えっどこで拾えるんですか。タダで拾えるんですか」はい、拾えます…　（何でもお金に換算して考えてしまう、留学生の王（ワン）さん"^_^"これもお国柄でしょうか）
お天気もよく、テキストの単元もきりのよいところだったので、

「…それじゃみなさん！もみじ、拾いに行きましょうか！紅葉を見に行きましょう」と、お散歩にでかけました♪
あと１５分で休憩時間、というときだったので、まあいいかな、と思って。
先生がいいといったらいいのです(#^.^#)

「うわぁ～！うれしい～～！！」と、早速コートを着込んで外出。でも、学校の横の道をちょっといったところ。すぐそば、なんですけどね(^_-)-☆
折りしも初冬の風が吹いてきて、かさかさと色づいた葉が落ちてくる。真っ赤なもみじが風に舞う。
わぁきれい～～！こっちにも！これのほうがきれいよ！大きいわねー。と、歓声をあげつつ、拾いまくるみなさん。
そんなに、拾わなくても…私、１枚か２枚ぐらい、と思っていたんだけど、みんなすごい拾ってる。

それから、そのまままっすぐ大通りへ出て、そこは両側がイチョウ並木なの。みんなでケータイで写真をとったり、とられたり。イチョウの葉もたくさん拾っていました。
「先生、ビニール袋もってないですか。」もってません…だからそんなにたくさんどうするの。　
仕方ないので、みんなハンカチにつつんだりしてました。
イチョウは排気ガスなどの公害に強いので、東京の大きな通りに植えられていると聞いたことがありますが、
この時期は本当にきれい。金色に光ってる。冬の青空とイチョウの黄色と、みんなの笑顔で、とてもいいお散歩でした♪

冬の初めの日、学校のそばでもみじやイチョウの葉っぱを拾ったこと。
小さくても、特別な思い出になってくれるといいな。特に、留学生のみなさん。

カエデともみじの違い。カエデの木の葉が赤くなると「もみじ」というそうです。赤く色づいた葉の総称として「もみじ」というのね。
　　
　カエデ　　　　　　　　　　　　　　紅葉すると　　　　　　　モミジ
　　　　


季節には、季節に合った色の服を着るときれいね。
紅葉を思わせる、鮮やかな紅（くれない）やイチョウの葉のような黄色。常緑樹の深緑。
でも私が最近買ったセーターは↓　紅葉とはあんまり関係ないしまもよう。ボーダーっていうの？



関係なくてゴメンね！<m(__)m>



(^^)/~~~