ベストセラーだけど☆彡なんとなく読む機会を逸していた本
この前は、小川洋子「博士の愛した数式」について☆これは、とてもいい作品でした(^^♪
読んでよかった、面白かった。
→私の「いい本」の「基準」はこれ☆「読んでよかった、面白かった!」が、いつまでも残るもの。人にすすめたい、本棚に残しておきたい、もう一度いつか読みたい。
殆どの場合はそうだし、読む本を決めるのはなんとなくの「カン」だけど、たいていは「当たり」、読後感さわやか.。:・・.。:*・★
ホラー、グロテスクなものは読みません。気持ち悪くなるだけ。
何が悲しくって、料金払ってイヤな思いしなきゃならないのか(そういうのが好きな人はどうぞ。好みの問題です)
で、今回は「ノルウェイの森」です。ファンの人達には大変申し訳ないのですが
「読まなきゃよかった」。これしか残っていない。
思ってたのと違ったのと(ネタバレ、書評サイトなどは一切見なかった)
やっぱり1987年の作品ということで、今からもう40年近く前。。。
書いてあるのはさらにその前、70年代の大学生の話でした。
あまりにも古すぎる(^-^; いろんな価値観とか、男女間のこととか、途中でやめようかと思った。
でも最後まで読みました。・・・ひとことでいうと「おぞましい。」
この人たちは何をやってるのか(登場人物全般にいえること)ちっともわからない。
当時の大学生の人間関係とか恋愛事情とか。・・・理解できない、気持ち悪い。
「人の価値観」というのは、基本的に変わらないと思う。だとしたら☆
このころの大学生というと今の70代以上だから、今の日本がこんなことになっているのも仕方ないのかもしれない。特に男尊女卑の価値観、もうこれはずっと変わらない。
今だって変わってない(多少はよくなっては来ていますが。上の世代がごっそりいなくならないともっと良くなることはおそらくムリだと思う。)
作品中に、学生運動のことが書いてあるけど
何かのサークルに入った女子が、「勉強会」におにぎりの差し入れを一人20個といわれ、
「中身は梅干しで海苔を巻く」と指定される。理不尽を感じながらも、そのとおりに作ってもっていくと、「気が利かない、他の女子はたらこや鮭もいれてるのに」と言われる。
こっちは言われた通りにしただけなのに。もちろん、言ってくるのは「男子」たち。
ばかみたい。それで本人(男子)たちは、女子に作らせたお握りを片手に、自分でも何言ってるかわからないようなムズカシイことばかりまくしたててるだけ。それに対して、うんうんとわかったふりをしてうなずいているだけの女子たち。
これ、今の会社でもありそうじゃない? 女は黙ってろみたいな。女性というだけでバカにするみたいな。私の職場でもありますから。2024年だというのに!
また作品に戻りますが☆
授業中にヘルメットを被った学生数人が勝手にクラスに入ってきて、授業してる先生を追い出して、ビラを撒いて、またわけのわからないことを大声でまくしたてている、というシーン。
こんなことやってたんだ。これもまたばかみたい。授業妨害じゃない。なんで先生は素直に出て行くの?「ペンは剣よりも強し」じゃないの?暴力に屈してしまった時代だった・・・
勉強したい、授業受けたいっていう人の権利はどうなる?先生や他の学生に失礼とかないわけ?
いやもう、こういうことが身の周りで普通にあった中で学生時代をすごしてたら
それが「当たり前」になって、「暴力的」で「声が大きければ大きいほど」、周りがいうことをきく、そんな価値観になっていかない?そういうお年寄り(特に議員なんかに、)とっても多くない?恫喝して、いうこと聞かせる、みたいな。
それから、個人的に大嫌いな言葉づかいとして(好きな人いないと思う)
「~~があったとすれば」っていう、あれ。すごいイヤじゃない?
「不快な思いをさせたとするならば、謝ります」とか。
そっちがそう思ったんだったら、一応はあやまっとく、ぐらいの。
全然、おわびにもなってないし、悪いとも思っていない、あの言い方、政治家がよく言うでしょ。
作品中、主人公の友人で官僚を目指してるという東大生が言うの。「誤解があったとするなら謝る」。
これは村上先生さすがだと思った。こういうこと言う人って、学生のうちから言ってるんだ。
昔から言ってたんだ。40年前から言ってたんだ。今に始まったことじゃない・・・
この東大生がまた男尊女卑の最たるもので、おそらく一つの「記号」として書いたのでは、と。
あと、全体通して人が死に過ぎ。上下2巻の中で3人も若い人が死んでしまう。しかもみんな自死。
さわやかな青春小説を期待して読んでしまったので
それがいけなかったとも言えますが だって仕方ないじゃない、こんな話だって知らなかったんだから。
なんでこれが名作?なんで当時は、あらそって読むレベルだったの?大ヒットってなぜ?
もういいや。さっさとブックオフで売ろう。
「たまたま」この作品だけがこうだった、というだけだと思う☆
この前読んだ「東京奇譚」は面白かったし、村上先生のエッセイは基本明るくて面白いので好きです。
「感情がかき乱される」ことすなわち名作だとすれば
その意味では名作なのかもしれないけど かき乱され具合がなんとも不愉快で
でもそれも読まなければわからないわけだし。
読むことによってもたらされた「不愉快なおぞましさ」を一掃する作品をと思って
こんな時に手にする一冊 本には、本で対抗する。
「幸田文ベストエッセイ」幸田先生の作品のきらめき、格調の高さ、優雅優美なる文章、
うちから湧き出でる知性の表現、読むたびに心が美しくなる。
幸田先生の本はコンプリート済み(^^)v すべての作品が「お祓い本」のレベルで、
本棚に置いてあるだけで☆そこはもう神棚。
特に今回のように魂のレベルが低俗寄りになってしまったと思った時には☆
必ず読んでは元に戻る☆本棚から幸田先生の本を一冊読取り出し、数行数ページだけでも読む。
ふぅ☆洗われる。
魂をリセットして、また新しい本を読む。
こんなふうに 本にだって「合う、合わない」がある以上
お祓い本、お守り本を持っているので☆
これからも、何を読んでも大丈夫。
あ~書いたらすっきりした。
書いてすっきりブログセラピー.。:・・.。:*・★
お元気で.。:・・.°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
(@^^)/~~~
この前は、小川洋子「博士の愛した数式」について☆これは、とてもいい作品でした(^^♪
読んでよかった、面白かった。
→私の「いい本」の「基準」はこれ☆「読んでよかった、面白かった!」が、いつまでも残るもの。人にすすめたい、本棚に残しておきたい、もう一度いつか読みたい。
殆どの場合はそうだし、読む本を決めるのはなんとなくの「カン」だけど、たいていは「当たり」、読後感さわやか.。:・・.。:*・★
ホラー、グロテスクなものは読みません。気持ち悪くなるだけ。
何が悲しくって、料金払ってイヤな思いしなきゃならないのか(そういうのが好きな人はどうぞ。好みの問題です)
で、今回は「ノルウェイの森」です。ファンの人達には大変申し訳ないのですが
「読まなきゃよかった」。これしか残っていない。
思ってたのと違ったのと(ネタバレ、書評サイトなどは一切見なかった)
やっぱり1987年の作品ということで、今からもう40年近く前。。。
書いてあるのはさらにその前、70年代の大学生の話でした。
あまりにも古すぎる(^-^; いろんな価値観とか、男女間のこととか、途中でやめようかと思った。
でも最後まで読みました。・・・ひとことでいうと「おぞましい。」
この人たちは何をやってるのか(登場人物全般にいえること)ちっともわからない。
当時の大学生の人間関係とか恋愛事情とか。・・・理解できない、気持ち悪い。
「人の価値観」というのは、基本的に変わらないと思う。だとしたら☆
このころの大学生というと今の70代以上だから、今の日本がこんなことになっているのも仕方ないのかもしれない。特に男尊女卑の価値観、もうこれはずっと変わらない。
今だって変わってない(多少はよくなっては来ていますが。上の世代がごっそりいなくならないともっと良くなることはおそらくムリだと思う。)
作品中に、学生運動のことが書いてあるけど
何かのサークルに入った女子が、「勉強会」におにぎりの差し入れを一人20個といわれ、
「中身は梅干しで海苔を巻く」と指定される。理不尽を感じながらも、そのとおりに作ってもっていくと、「気が利かない、他の女子はたらこや鮭もいれてるのに」と言われる。
こっちは言われた通りにしただけなのに。もちろん、言ってくるのは「男子」たち。
ばかみたい。それで本人(男子)たちは、女子に作らせたお握りを片手に、自分でも何言ってるかわからないようなムズカシイことばかりまくしたててるだけ。それに対して、うんうんとわかったふりをしてうなずいているだけの女子たち。
これ、今の会社でもありそうじゃない? 女は黙ってろみたいな。女性というだけでバカにするみたいな。私の職場でもありますから。2024年だというのに!
また作品に戻りますが☆
授業中にヘルメットを被った学生数人が勝手にクラスに入ってきて、授業してる先生を追い出して、ビラを撒いて、またわけのわからないことを大声でまくしたてている、というシーン。
こんなことやってたんだ。これもまたばかみたい。授業妨害じゃない。なんで先生は素直に出て行くの?「ペンは剣よりも強し」じゃないの?暴力に屈してしまった時代だった・・・
勉強したい、授業受けたいっていう人の権利はどうなる?先生や他の学生に失礼とかないわけ?
いやもう、こういうことが身の周りで普通にあった中で学生時代をすごしてたら
それが「当たり前」になって、「暴力的」で「声が大きければ大きいほど」、周りがいうことをきく、そんな価値観になっていかない?そういうお年寄り(特に議員なんかに、)とっても多くない?恫喝して、いうこと聞かせる、みたいな。
それから、個人的に大嫌いな言葉づかいとして(好きな人いないと思う)
「~~があったとすれば」っていう、あれ。すごいイヤじゃない?
「不快な思いをさせたとするならば、謝ります」とか。
そっちがそう思ったんだったら、一応はあやまっとく、ぐらいの。
全然、おわびにもなってないし、悪いとも思っていない、あの言い方、政治家がよく言うでしょ。
作品中、主人公の友人で官僚を目指してるという東大生が言うの。「誤解があったとするなら謝る」。
これは村上先生さすがだと思った。こういうこと言う人って、学生のうちから言ってるんだ。
昔から言ってたんだ。40年前から言ってたんだ。今に始まったことじゃない・・・
この東大生がまた男尊女卑の最たるもので、おそらく一つの「記号」として書いたのでは、と。
あと、全体通して人が死に過ぎ。上下2巻の中で3人も若い人が死んでしまう。しかもみんな自死。
さわやかな青春小説を期待して読んでしまったので
それがいけなかったとも言えますが だって仕方ないじゃない、こんな話だって知らなかったんだから。
なんでこれが名作?なんで当時は、あらそって読むレベルだったの?大ヒットってなぜ?
もういいや。さっさとブックオフで売ろう。
「たまたま」この作品だけがこうだった、というだけだと思う☆
この前読んだ「東京奇譚」は面白かったし、村上先生のエッセイは基本明るくて面白いので好きです。
「感情がかき乱される」ことすなわち名作だとすれば
その意味では名作なのかもしれないけど かき乱され具合がなんとも不愉快で
でもそれも読まなければわからないわけだし。
読むことによってもたらされた「不愉快なおぞましさ」を一掃する作品をと思って
こんな時に手にする一冊 本には、本で対抗する。
「幸田文ベストエッセイ」幸田先生の作品のきらめき、格調の高さ、優雅優美なる文章、
うちから湧き出でる知性の表現、読むたびに心が美しくなる。
幸田先生の本はコンプリート済み(^^)v すべての作品が「お祓い本」のレベルで、
本棚に置いてあるだけで☆そこはもう神棚。
特に今回のように魂のレベルが低俗寄りになってしまったと思った時には☆
必ず読んでは元に戻る☆本棚から幸田先生の本を一冊読取り出し、数行数ページだけでも読む。
ふぅ☆洗われる。
魂をリセットして、また新しい本を読む。
こんなふうに 本にだって「合う、合わない」がある以上
お祓い本、お守り本を持っているので☆
これからも、何を読んでも大丈夫。
あ~書いたらすっきりした。
書いてすっきりブログセラピー.。:・・.。:*・★
お元気で.。:・・.°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
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